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放射能パニックからの生還=ある主婦の体験から ― 自らの差別意識に気づいたことが覚醒の契機に
URLリンク(www.gepr.org)
情報の入手先は、ネットが中心でした。ツィッターをメインにしてブログやUSTREAM。
情報ソースは、暗く悲惨な情報を流していることで有名になっている人ばかり。
匿名の人たちから大学の先生、研究者まで色々でした。
今になるとおかしな人々を信じてしまったと思いますが、当時は正しいと思っていました。
そして「御用学者」とされた正確な情報を発信する人の話が間違っていたと思い込み、話を聞きませんでした。
私は役割を得たとも思いました。思うような人生を歩むことができない事を、社会のシステムの責任にしていました。
「原発」問題は社会に反撃を行うチャンス。原発というこれほど分かりやすい「悪」はありません。
「反原発」を唱えることで、特別な使命を持った選民意識を持てましたし、自己愛が満たされました。
自分のパニックの背景に、「自尊心の維持」があったと、今になって思います。
パニックに陥った人々の世界には、不満や不安を抱いている自分を心地よく受け入れてくれる仲間がいます。
同類同士が傷の舐め合うことができます。しかも現実の煩わしさの少ない、ネットでの情報のやり取りが多かったのです。
さらに自分の頭で考えることを放棄できます。道を示してくれる崇拝者、つまり「恐怖情報ソース」がいるのでとても楽でした。
居心地のいい場所で、現実の世界にはない絶対的安心感を抱けました。
しかし、それが何も問題を解決しないこと、さらに虚構の上に成り立っていることを、この中にいる人は知りませんし、認めたがりません。