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通貨安定証券、史上初の185兆に。'利子負担vs輸出効果' 【アジア経済】
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前年同期比8.5%増加で '史上最大'。発行量が満期量を上回る
韓国銀行の通貨安定証券発行残額が史上最大記録を更新して、185兆ウォン近くに達していることが分かった。これに
対して、'潜在的国家借金'と'実質的輸出費用'という意見が交錯している。
13日韓国銀行によれば、3月末現在の通貨安定証券発行残高(相手売り上げ除外)は184兆9400億ウォンで、前年同期
比14兆1400億ウォン(8.3%)増えた。残高としては史上最大だ。2000年3月(61兆5900億ウォン)と比べると3倍近く増え、
2005年と2010年と比較しても、それぞれ23兆3610億ウォン(14%)と22兆8200億ウォン(14%)増加した。
通貨安定証券発行残高が増えているのは、発行量が満期量より多いという意味だ。通貨安定証券は韓国銀行が市中の
通貨量を調節するために金融機関を相手に発行する債権だが、通貨量を減らす時は発行量を満期量より増やし、通貨
量を増やす時には発行量を満期量より減らす方式で通貨量を調節する。最も安全な債券であるため、他の国庫債より
金利も低い。4月9日現在、国債3年物金利は年1.698%、通貨安定証券1年物は1.674%、2年物は1.680%だ。
一部では、韓銀が独断的に決める通貨安定証券が継続して増えていることを憂慮する見解もある。通貨安定証券への
利子支払い増加して、税金負担が大きくなるという指摘だ。チョ・ヨンムLG経済研究所研究委員は"通貨安定証券発行は
無料ではなく、今後の利子費用を発生させるだけに、韓銀が増加速度を調節する必要がある"と話した。実際に昨年の
通貨安定証券の利子支払いは4兆7400億ウォンに達した。
反面、通貨の安定によって輸出を増やすための費用だという意見もある。韓銀関係者は"経常収支が36ヶ月連続で
黒字を記録して、金融仲介など貸し出しが拡大しているため、増えた流動性を(通貨安定証券)吸収することで、金利と
為替レートが安定する"として、"輸出主導型国家では通貨安定証券発行が大きくならざるをえず、そうした点でこれを
国の借金とだけ評価することは正しくない"と説明した。