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「安倍総理は国民の実感を全く分かっていない」代表質問を終え、岡田代表
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岡田克也代表は16日夕、衆院本会議後に国会内で記者団の質問に応じ、
代表質問を終えての安倍総理の答弁に対する感想などを述べた。
岡田代表は、「いろいろとこれから議論しなければいけない点が出てきたと思う」とコメント。
格差の拡大に関する「認められない、少なくとも許容範囲を超えている実感はない」という趣旨の答弁や、
安全保障に関し、日本国が攻撃されるのと同じような大変な事態の具体的事例として中東からの原油輸送路に当たる
ホルムズ海峡の機雷掃海を挙げたこと、集団安全保障について「立法措置をする」との旨発言したことを一例に挙げ、
「かなりもりだくさん出てきたので予算委員会でしっかりと議論したい」と述べた。
格差について「拡大を認められない」とする安倍総理の認識については、「総理と民主党ではなく総理と国民の認識との間に
重要な違いがあるということ。国民の実感を全く分かっていないのではないか」と指摘。
「(質問のなかで)具体的な数字を挙げたが、非正規の働き方が増えていることや200万円以下の所得の人が増えていること、
子どもの貧困などをもってしても格差は重要な問題ではないとは全く言えない」などと断じた。
戦後70年に関連して、日本国憲法について安倍総理が「連合国軍総司令部(GHQ)の憲法も国際法も全く素人の人たちが、
たった8日間でつくり上げた代物だ」と発言していることへの質問については、「総理は言い訳をされたが、
総理のものの言い方が非常に問題だと申し上げている。国の最高法規を日本国の総理大臣が、非常に見下したような、
悪く言うような言い方をされたことを問題にしているわけで、だいぶ言い直しておられたが総理の発言としては残る。
きちんと説明していただき、撤回するなら撤回していただきたい。そうでないと一国のトップが自国の憲法に対して
ああいう言い方をするのは、民主主義国家として本当に恥ずかしいことだと思う」と述べた。
安倍総理が岡田代表の質問中に答弁の練習と思われる、口を動かす様子が見受けられたことを記者から指摘されると、
「質問していたので後でテレビを観ないとよく分からないが、総理を刺激したのだとすれば質問がよかったということではないか」と述べた。
格差問題に関連して、「結婚・出産を諦めなければならない多くの若者がいるという現実を無視し、
『多様な働き方』という美辞麗句にすり替えることは許されません」と繰り返したことの意図を問われると、
「日本がいま直面している大きな問題で、結婚しているカップルの子どもの数はそんなに減っていないが、
結婚していない若者が増えているということ。いろいろな理由があるが、結婚をしたくてもできない人がたくさんいること、
非正規の働き方であることで結婚できず子どももつくれないという問題を、格差や人口減少も含めて
しっかり真ん中に据えなければいけないと思ったから。現実にこうした境遇に置かれる若者たちに対して
『民主党は何とかしますよ』というメッセージも込めて繰り返した」と思いを説明した。