15/01/20 11:59:40.78 EIU2oOBf
>>20
欧州全域の有権者たちは政治の主流派から見捨てられたと感じている。
そこかしこで右派ポピュリスト(大衆派)政党が台頭している理由はそこにある。
こうした政党の最大かつ最初の怒りが何であれ、いずれの政党も有権者の意向に沿って
最終的には移民と多文化問題を政策課題の中核に据えている。
テロ行為は必ずしも国を根幹から揺るがすものではない。今回の一連の攻撃は、
確かにひどいものではあったが、フランス国民の大多数が国の安全を確信していれば、
冷静に受け止めることができた。しかし、そうではなかった。
イラクやシリア、イエメンでの戦争のおかげで、襲撃犯人とされるクワシ兄弟などと
同じ怒りを抱えた百選錬磨の重装備の若者が数千人もいるのだ。
フランスは他の欧州諸国と同様に、数十年間ずっと注意を怠ってきた。
自由の国というのは、自分たちを守るだけの十分な力を備えている人々のものである
ことに気付いていなかった。手に手を取って一緒に行進したいという気持ちは年初に
起きた恐ろしい事件に対する初動としてはいい。しかし、それだけでは十分ではない。
(寄稿者のクリストファー・カルドウェル氏は米誌ウィークリー・スタンダードの
シニアエディターで、「Reflections on the Revolution in Europe: Immigration,
Islam and the West」の著者)
URLリンク(jp.wsj.com)