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ＴＰＰ閣僚会合 “大筋合意へ精力的に協議”
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ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加１２か国による閣僚会合が
オーストラリアで開かれるのを前に、関係閣僚による会議が開かれ、甘利経済
再生担当大臣は交渉は最終局面にあるとして、大筋合意に道筋をつけるため
精力的に協議を行いたいという考えを示しました。
ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加１２か国による閣僚会合は
２５日からオーストラリアのシドニーで開かれる予定で、日本から甘利経済再生
担当大臣が出席することになっています。
これを前に総理大臣官邸で関係閣僚による会議が開かれ、甘利大臣は「交渉は
最終局面にあると同時に、残された議題に各国がいかに妥協点を見いだすことが
できるか難しい時期にある。交渉全体の年内の大筋合意という目標があるとするならば、
シドニーでの閣僚会合で道筋を明確につけることができるかどうかが鍵を握っている」と述べました。
そして会議では、今週１９日からオーストラリアのキャンベラで行われている首席交渉官
会合の状況の報告を受け、引き続き政府が一体となって交渉に当たることを確認しました。
会合のあと甘利大臣は記者団に対し、「シドニーですべてを処理できることはないと思うが、
議長国のオーストラリアは基本的な要素についての合意を目指すと表明している。その方向に
従って成果が出るよう主要国の閣僚として全力を尽くしたい」と述べました。
菅官房長官は午前の記者会見で、「関税など市場アクセスや知的財産、国有企業について
論点が絞られてきているが、交渉が各国にとって極めて慎重な対応が必要な品目に関わって
きているので難しくなるのは当然だ。交渉の最終段階が最も困難だと思っており、すべての交渉
参加国と連携しながら成果をあげるという努力が必要だ」と述べました。
いつの間にか〝交渉が最終局面〟ですか？