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米国でエボラ熱発症の患者、重体に
2014.10.05 Sun posted at 09:43 JST
ダラス(CNN) 米国に入国した後にエボラ出血熱を発症し
たリベリア人男性の容体が悪化し、重体に陥っていることが分かった。
入院先の病院の報道担当者が4日、明らかにした。
同担当者はこれ以上の詳細に言及しなかった。患者はリベリア国籍の
トーマス・エリック・ダンカンさん。
先月末にテキサス州ダラスの病院に入院し、重症と報じられていた。
米疾病対策センター(CDC)によれば、ダンカンさんは集中治療室に入っている。
テキサス州保健当局の責任者によると、ダンカンさんと接触して
エボラ出血熱に感染した恐れがあるとして、50人が毎日観察を受けている。
このうち滞在先の家族や医療関係者ら10人前後は特に危険性が高いとされるが、
CDCのフリーデン所長によれば、4日の時点で発熱などの症状は出ていない。
感染の恐れがある人は当初、100人を超えるとみられていた。
ダンカンさんは、婚約者とされる女性のアパートに滞在していた。
この女性は3日、同居の息子(13)、20代のおいとともに別の場所へ移動し、
潜伏期間が終わる19日までそこにとどまるよう指示された。
一方、米ワシントン市内では3日、ナイジェリア訪問後にエボラ出血熱に似た症状を
示した患者が病院に収容された。しかし医療関係者らが4日に語ったところによると、
エボラ出血熱の可能性は排除された。
2日にはリベリアで、米NBCテレビのカメラマンがエボラ出血熱と診断された。
5日にはチャーター機で米国へ向かう見通しだ。
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