14/05/15 12:54:14.38 cjKrbRHa
条約破棄はさておき、戦後レジームからの脱却が目指すところが、
一般の国々と同等の自衛権の行使が可能な憲法であるとすれば、
過去は過去として、現在の世界情勢に呼応した政治体制の再構築は
特定アジアを除いて受け入れられる主張だと思うんだよね。
東アジアの安定のために、日本は抑止力としての軍事力を保有する
ことは、特に台湾と東南アジア諸国から歓迎される。
しかしついでに、大東亜戦争は自営自尊の戦争云々とか、日本は
アジアの植民地支配を解放した云々とか言い出すと、戦勝国側が
黙っていないのは自明の理。歴史は勝者が作るもの。敗戦国のくせに
四の五の言うな、ということになる。
戦後レジームなるものは戦勝国レジームであるのだから、それを
「否定する」かのようなメッセージはボコられる。
欧米のプレスがこぞって安倍を総理を、危険なナショナリストだの
右翼だのと書き立てる理由はこれだと思う。
また首相の靖国神社参拝を、当人がいくら不戦の誓いだと言っても
戦争賛美だと勘ぐられるのも、歴史修正主義者にちがいないと警戒
されているから。
私は、一刻も早く憲法改正を実現して欲しいので、名を捨てて実を
取るというか、この際は敗戦国の汚名を雪いてスッキリしたい気持ち
は伏せて、ひたすら現在と未来の東アジアの安全保障への貢献を
目標として、旧戦勝国(中共除く)の理解と後押しを得るのが得策だと
考えている。