14/05/09 02:16:02.32 59AdGha1
被爆した女性が結婚差別を受けるという井伏鱒二の「黒い雨」って小説があるんだが、
差別の実態は実際にあったことをベースに書かれているのだろうけど、
原爆が炸裂した被害の描写も生々しくて事細かに書かれているが、そこについては本当かなーという部分もあった。
例えば水道用の大きな給水タンクの水が沸騰していたとかちょっと疑わしい。
リアリティを感じさせるために作者が想像力を働かせて脚色したのだとしたら、読者はそれを事実として受け止めるだろう。
悪意は無く創作された迷信が、現代になって核エネルギーについての誤解を増幅させているのかもしれない。