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敵に回してもどうということはないが、味方にすると恐ろしい
大学不認可方針、知りつつ止めなかった首相官邸(2012年11月7日11時15分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
田中真紀子文部科学相が3大学の開校を不認可とした問題は、野田首相ら首相官邸の
対応にも批判が出ている。
首相や藤村官房長官は、事前に田中氏の方針を知りながら、なんら手立てを講じていなかった
ためだ。野田政権は新たな火種を抱え込んだ格好だ。
「『そうしたことは大変結構で、私もかねがねそう思っていました』というのは官房長官の答え。
首相からは『そのまま推し進めてください』という答えをじかにいただいている」
田中氏は6日の閣議後の記者会見で、不認可の方針を事前に首相ら首相官邸側に伝えていた
際のやりとりを明らかにした。
これに対し、藤村氏は同日の記者会見で、不認可はあくまでも文科相の判断だと強調し、
田中氏とのやりとりについて「閣僚と官房長官は様々電話で話すが、その内容は申し上げない」
と述べた。記者団が、首相の田中氏の任命責任を問うと、「どこにどう責任があるのか」と反論した。
政府関係者によると、文部科学省幹部は藤村氏らに対し、「不認可は訴訟を起こされるリスクが
ある」と説明したという。しかし、首相らが、事態の重大さを認識して対応を話し合った形跡はない。
首相周辺からも「首相官邸が、危機管理能力を発揮していない」との声が出ている。
田中氏の今回の対応について、「大学設置認可のあり方を見直す狙いがあり、一理ある」との
指摘がある。しかし、開校を間近に控えたタイミングでの不認可は、関係者への配慮を欠いた側面が
あり、田中氏の“独走”を放置した官邸の責任を問う意見が強まる可能性がある。