12/07/31 17:34:20.39 GnuIL8/H
いわゆる「第一大隊戦闘詳報」のふしぎ
①内容
他の戦闘詳報や陣中日誌にない特殊な「捕虜殺害命令」が記されている。
内容や表記が怪しまれている。偕行社の評価によれば、
「隣接部隊等の戦況の進捗状況とチグハグ」「軍事的慣例と異なる記述」「全文を通じてその表現は極めて異様」
とされている。
②公文書?
通常、公文書であれば正規ルートで上官の認可を受け、正規の場所に厳重に保管されている前提で信憑性が担保されるがこの戦闘詳報は個人所有だった。
通常、①又は②に異常性が無ければもう一方に疑義が合っても信憑性を認めるべきだと思うが、①②いずれも備えていない。
また、状況証拠たる傍証についても、極めてお粗末な状況である。
児島氏や吉田氏が研究した時点では部隊名不明だったが、なぜか戦史室に寄贈されたコピーには第66連隊と記されている。
また、原本を持っていた藤沢藤一郎氏自身が第一大隊第3中隊第1小隊に所属していたのにも関わらず、第一大隊の物と判明するには
なぜか上記戦史室のコピーまで待たなければならなかった。
師団本部に提出されれば軍機の印が押されるような資料と同じものををなぜか一軍曹が「記念にもらった」との事だが、裏付けがない。
66連隊以下の大隊や、第一大隊以下の中隊記録にもそのような記録が無いし、証言も「その命令を受けた」というものはない。
戦闘詳報に実行の当事者であると記載されている第四中隊の指揮官がなぜか「捕虜処刑などなかった」と証言。
戦闘詳報は大隊長、連隊長、師団長、師団本部の順に送られている筈だが、なぜか誰もそのような戦闘詳報を見たと言及していない。