12/04/25 17:51:06.45 ZIKAI0UC BE:2205014786-PLT(15783)
>>70>>71の続き
◆毎年修正されても、毎度エラー発見
教科書は1年単位で修正され、毎年年初に新しく発行される。 それでも毎年新しいエラーが出てくる。 今年も同じだ。
2012学年度の1学期が始まって二ヶ月がまだ過ぎていないが、教育科学技術部の教育過程・教科書情報サービス
ホームページ(cutis.mest.go.kr)には、教科書のエラー指摘が10件を超えて上がってきた。 世界史と関連しては
歴史付図・地理付図で発見されたエラーが大部分だった。 4月1日には教学社で出版した高等学校教科書に記述された
写真の説明が誤っているという文が載ってきた。 新航路発見記念碑の所在地が、ポルトガルのリスボンでなくスペインの
マドリード広場と間違って記述されているとし確認を要請する文だった。 次の日には教学社の教科書の開発部は'指摘は正しい。
今後の教科書改正作業時に修正する'と返事を掲載した。
この他にも小学校の社会科地図にリビアの国旗が逆さまに掲載され、ウズベキスタンの国旗に星の個数が足りないという指摘、
ローマがイタリアではなくギリシャの首都となっているという指摘などが上がってきている。 志学社が今年に出した中学校の
歴史付図で'大乗仏教は釈迦を神として崇拝している'と紹介した部分も物議になっている。 仏教は基本的に絶対神を認めて
いないためだ。
◆イスラムとアフリカの説明、依然として不足
文化人類学専門家の二人も高等学校の世界史教科書を覗いて見た。 イスラムの専門家であるイ・ヒス教授
(漢陽(ハンヤン)大・文化人類学)とアフリカの専門家であるハン・コンス教授(江原(カンウォン)大・文化人類学)は、
約1時間30分にかけて今年の金星出版社・教学社・天才教育など3社の出版社から出版された教科書全てを調べた。
二人の教授は"以前よりましだが、依然として特定文化圏と大陸が疎外されている"と総評した。
URLリンク(i2.media.daumcdn.net)
(c)時事INユン・ムヨン
ガルフ湾が'ペルシア湾'と表記された国内の高等学校の教科書。アラブ圏は'アラビアとだけ'で表記されている。
理由は二種類だ。 最初に、韓国が西洋・ヨーロッパ中心の歴史観をそのまま踏襲しており、二つ目は韓国の歴史学界が
東洋と西洋の専攻に二分化されているため、イスラムやアフリカなど第3世界の専門家がいないということだ。 学問的通路が
制限されたために、多様な現地資料と研究・主張に接近できないまま教科書が著述されたという説明だ。
★(3/5)続きます。