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( >>112 の続き )
産経抄ファンクラブ第173集 スレリンク(mass板)
359 :文責・名無しさん:2012/03/03(土) 06:26:03.15 ID:rlZ5NEdEP
産経抄 3月3日
三波春夫さんの「お客さまは神様です」という決めぜりふが、若いころに
は、胡散(うさん)臭くて仕方がなかった。きらびやかな和服に包まれた
胸の内はきっと違うはず、と勝手に邪推していたが、そうではなかった。
▼兵士として満州で終戦を迎え、シベリアに4年抑留された三波さんは、
生きて舞台に立てるありがたさを誰よりも感じていたのだろう。客を神と
見立て、常に神前で歌い上げる態度を生涯貫いたからこそ彼をしのぶ
ファンは今も数多い。
▼そんな三波さんの境地には遠く及ばないが、読者からの手紙や電話
には教えられることが多い。最近では「河村たかし名古屋市長をなぜ大
々的にバックアップしないのか」とお叱りを多数いただいた。
▼河村市長は、中国・南京市からやってきた共産党幹部に、終戦時に
南京にいた自分の父親が温かいもてなしを受けたと感謝し、「いわゆる
南京事件はなかったのではないか」と述べた。これに中国側が怒り、南
京市で開かれる予定だったアイドルグループの公演が中止になる騒ぎ
となっている。
▼中国大陸で戦った日本兵に非行がまったくなかったか、といえばそう
ではあるまい。しかし、三波さんらほとんどの兵士は、軍紀を守って戦っ
た。当時の海外紙も報じたように、中国兵が日本兵の蛮行にみせかけ
た例もある。ましてや30万人もの市民を虐殺した証拠はどこにもない。
▼戦争への反省を忘れてはならないが、巨大な軍事大国に誇大なぬれ
ぎぬを着せられ続けては、末代まで害が及ぶ。河村市長が提案するよ
うに、本音でどんどん話し合うべきだ。小欄も「ぶれずにがんばれ」と
エールを送りたい。史実と中国のプロパガンダ(宣伝)の間に一線を引
くときがきた。