12/02/17 09:58:07.96 pQji0Az7
習副主席はただの副主席ではない。今年の秋に共産党総書記になり、来年の春には次の国家主席になる。
オバマ大統領にとっては(秋の大統領選で再選されれば)、今後の米中関係のパートナーになる。
今回の厚遇は、その時をにらんだバレンタイン外交だ。(
外交儀礼は義理チョコのようなものだ。だが義理チョコをスマートにやり取りするのが外交の手管だ。
日本人が習副主席で思い出すのは2009年12月の訪日だろう。天皇陛下との会見日程で大もめした、あの事件だ。
当時は鳩山政権。副主席はすでに次の国家主席予定者だった。日中間でも将来の日中関係をにらんで天皇表敬の日程が浮上した。
だが、宮内庁長官が「1カ月前の文書による申し込み」という内規を盾に会見を拒み、首相官邸ともめた。
この舞台裏が露見して、「中国に迎合するな」とメディアも騒いだ。結局、会見は実現したが、後味の悪さが残った。
そんな日中関係と比べると、米中関係はずっとスマートだ。(専門編集委員)
毎日新聞 2012年2月16日 東京朝刊
URLリンク(mainichi.jp)