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【毎日新聞】 福本容子「野田さん、そろそろ信じることを正直に出して、突っ走ってみては?不人気そうな政策でも国民の支持は得られる」
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なかなか経済はよくならないし、政治は物を決められない……。どの国も政権の支持率はガタ落ちなんだろうな、と思ったら、まあびっくり。
国民に相当きつい政策をガンガン進めているのに、トップが高い人気をキープ、という国があった。
世論調査の国内支持率は約60%で、主要8カ国中首位。イタリアのモンティ首相だ。
選挙で選ばれた政治家じゃない。次のギリシャか!とイタリアの危機度が急上昇した昨年11月、ベルルスコーニ首相が辞めて、
急きょ登板となった経済の専門家である。
就任後3カ月でしたことは、反発を買いそうな決定ばかり。住宅税の再導入に年金受給開始年齢の引き上げ、地方議員の削減に消費増税。
それで、この支持率だ。
財政再建だけでなく、長年特定の業種を保護してきた決まり事なんかにもメスを入れて、競争や活力を高めようとしている。
自分の給料は返上し、外国の首脳ともプロの議論をする。問題先送り、ごまかしざんまいだった「今までの人たち」と違う真剣さ、まじめさ。
国債市場も随分落ち着いた。
さて、野田内閣の支持率は今30%ぐらいで、どうやら主要8カ国で最下位だ。でも誕生時は今のモンティさん程の支持率があった。
問題を起こす大臣のせいだけじゃないはずだけど……。
イタリアにしても米国でも、国民の不満の矛先は、旧態依然とした政治(家)に向いている。どちらも議会の支持率は10%程度と地に落ちた。
ポイントは、そんな「今までの人たち」と同じにならないこと。
野田さんは、融和を大事にして時間をかけているうち、“らしさ”が薄れてしまったみたい。そろそろ信じることを正直に出して、突っ走ってみては?
不人気そうな政策でも、国民の支持は得られる。進行形だけど、モンティの証明。
毎日新聞 2012年2月17日 0時06分
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