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専門家が論じる「韓流4.0」
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アジアン・リーダーシップ・カンファレンス来月開催
韓流ブームが日増しに勢いを増している。女性グループの少女時代は、先月末に米国の人気トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィ
ッド・レターマン』(CBS)、『ライブ! ウィズ・ケリー』(ABC)に出演したのに続き、フランスのトーク番組にも出演し、アルバムを正式にリリ
ースする予定だ。また、男性グループのSUPER JUNIOR(スーパージュニア)とBIGBANG(ビッグバン)、BEAST(ビースト)もワールドツア
ーを目前に控えている。「韓流」という言葉が東南アジア諸国や日本、中国で登場してから約10年にして、韓国大衆音楽を意味する「K-
POP」が欧米にも進出したことになる。
来月6-7日にソウルで開催される「第3回アジアン・リーダーシップ・カンファレンス」では、こうした韓流の背景と今後の可能性を探るセッ
ションが行われる。7日午後4時から1時間半にわたり予定されている9番目のセッション「韓流4.0」だ。ドラマ(1.0)に始まりK-POP(2.0)に
移行した韓流が、韓国料理・韓国語(3.0)を経て伝統芸術を含めた韓国の生活様式「コリアン・ライフスタイル」(4.0)にまで発展したプロセ
スを振り返り、その副作用を検証するとともに今後のビジョンを探る。コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニー韓国支社の李成容
(イ・ソンヨン)社長が司会進行を務める。
「韓流4.0」セッションの最初の発表者はバイアコム・インターナショナル・メディア・ネットワークスのロバート・ベーキッシュ最高経営責任者
(CEO)で、グローバルメディアの観点から韓流の可能性を論じる。バイアコム・インターナショナルは米国を除く全世界160カ国・地域にMTV、
ニコロデオンなど165のテレビチャンネルを保有している。1997年にMTVに入社したベーキッシュ氏は、一昨年までMTVネットワークス・イ
ンターナショナルの社長を務め、韓流ブームを目の当たりにしてきた。BIGBANGが2010年にMTVジャパンのミュージック・ビデオ授賞式で
最優秀ポップビデオ賞などを受賞、昨年のMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードではワールド・ワイド・アクト賞を手にするなど、世界的ス
ターに上り詰めた背景にも、ベーキッシュ氏の影響力があったとされる。
2人目の発表者は、韓流ブームの火付け役の一人と言っても過言ではない、SMエンターテインメントの李秀満(イ・スマン)会長だ。幼い子
どもを練習生として選抜し、厳しいレッスンを重ねて韓流スターに育て上げる李会長のマネジメント・スタイルには、常に賛否両論がある。
だが明らかなことは、少女時代が米国の人気トーク番組に出演し、一気に視聴者の注目を集めた背景には、長年にわたり韓流を準備し育
ててきた同氏の努力があったということだ。
(続く)