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北海道の風力発電所、10年で廃止…コスト重荷
オホーツク地方で唯一の風力発電施設の北海道興部(おこっぺ)町風力発電所が修繕費調達難のため、
完成から約10年で廃止となった。
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故後、風力発電が注目されているが、
小規模風力発電施設が直面するコスト高の課題を露呈した格好だ。
同町の風力発電所は2001年3月に完成。風車1基で、建設費約1億9000万円のうち
独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」がほぼ半額を、
町が約5000万円をそれぞれ負担した。
町の農業研究施設に電力を供給、余剰分は北海道電力に売電し、売電収入は約9年半で計6170万円。
6430万円の維持管理費とほぼ均衡していた。
しかし10年10月に欧州製の部品が破損。交換には高所作業も必要で、修理に約4000万円かかる
ことが判明した。修理費は全額町負担で、町は「コスト面で運転再開は困難」として、
昨年11月に発電所廃止を決めた。風車を固定し、モニュメントにする予定だ。
(2012年1月24日10時05分 読売新聞)
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