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■「虫の目、鳥の目、心の目」
連日、国民の皆さんには、眼帯付きの姿で御心配をおかけし、申し訳ありません。
若干見栄えが悪い点を除けば、仕事にまったく支障はありませんので、その点はご安心ください。
徐々に回復に向かっており、週明けには眼帯を外すことができそうです。火曜日には、国会で
施政方針演説を行う予定なので、きちんとした姿で、堂々と演壇に立ちたいと思います。
去る13日、内閣改造を行いました。5人の閣僚に新たに加わっていただき、目の前の課題、
長年続いてきた課題それぞれの解決に道筋をつけるべく、まずは、これから始まる通常国会での
論戦に挑んでいきます。
特に、副総理として官邸に入っていただいた岡田克也さんは、政治・行政改革、そして社会
保障と税の一体改革という大きな改革を推進していただく内閣の「エンジン」として、その突進力と
推進力には大きな期待を寄せています。
昨日の行政刷新会議で、行政改革についてこれまでの議論をとりまとめ、いくつかの分野で
具体的な方針をまとめました。
財務大臣の時代から私自身が特に深い思い入れを持ってきた改革は、特別会計改革です。
行政の無駄の撲滅は、不断に進めていかなければならない取組ですが、とりわけ特別会計に
ついては、かつて「一般会計という≪母屋≫でおかゆ、特別会計という≪離れ≫ですき焼き」などと
揶揄されたように、どうしても無駄遣いに目が届きにくくなりがちです。
今回、小泉内閣以来となる本格的な特別会計改革を断行します。例えば、道路や河川など社会
資本整備に関する特別会計が残存していましたが、今回、それを廃止する決断をしました。
こうした点を含めて、現在17ある特別会計を11にするとともに、単に看板の架け替えとなることの
ないよう、特別会計の中の「勘定」の数を大幅に見直し、最終的には約半分となる改革を行います。
また、かつての「特殊法人」の問題点を踏まえて公共サービスの「実施」を担う機関として誕生した
「独立行政法人」制度については、制度創設から10年以上たち、様々な課題が明らかになって
きました。一口に「独立行政法人」といっても性格は様々です。一つ一つを精査し、廃止や民営化
すべきものはそうした上で、それぞれの類型に沿った形でガバナンスを強化して再編します。
今回の改革では、102ある独立行政法人の法人数を約4割減らし、政策実施機能を強化します。
単なる数合わせではなく、中身の詰まった改革であり、かなり大胆なものとなったのでは
ないか、と自負しています。
つづく