12/01/19 01:32:09.88 VGNEv+LX
1997年、誤認逮捕された由美さんの姉の夫は「何でこんなことされるんだろう。
うそ発見器にかけられたり、血液を採られたり」と語っていた。
姉夫婦は無実を主張したが、祖母は警察の強引な取り調べで、
一時、殺害を認めてしまったという。
しかし、実は事件後、現場近くにある銀行のATM(現金自動預払機)に
設置された防犯カメラには、由美さんのキャッシュカードを使い、
現金を引き出す不審な男の姿が映っていた。
さらに、由美さんの遺体発見直前、祖母が玄関で不審な男性用の白い靴を見たと言っていた。
元東京地検特捜部副部長の若狭 勝弁護士は「男物の靴の存在や
防犯カメラに別の人間が映っていたなど、客観的な状況を軽視して、そこを十分に捜査せず、
祖母の一時的で漠然とした概括的な自白・自供に基づいて、
捜査を進めて逮捕したというのが最大の問題です」と話した。
1997年、誤認逮捕された由美さんの祖母は「(事件が起きた)音も何も、
わたしの部屋で聞こえないです。犯人扱いされて、これで黙っとけないよ、
わたしは。悔しいね」と話していた。
真犯人がわからぬまま、由美さんの祖母は死去した。
しかし、2011年、千葉県警に未解決事件の専従捜査班が設置されたことで、事件は再び動いた。
手口が似ている事件をあらためて調べ、由美さんの部屋に残された遺
留物のDNA鑑定を行った結果、事件から15年、18日、新たな容疑者が強盗殺人容疑で逮捕された。
逮捕されたのは1999年、千葉・柏市で事件を起こし、強盗致傷などの罪で
懲役15年の実刑判決を受け、服役中の現在、32歳の男だった。
事件当時、17歳だった男は、事情聴取に対し、
「由美さんからキャッシュカードを奪い、暗証番号を聞いたあと、包丁で刺した」としている。
現場近くのATMで、現金およそ20万円を引き出したことも認めているといい、
警察はくわしい犯行の状況などについても追及する方針。