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【ジャーナリズム】「放射能つけちゃうぞ」など、失言報道に価値はあったのか…「感情面で我慢できなかった」朝日系雑誌編集者が対談
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日本の政治報道は、なぜ政界の動きばかりを追う「政局」報道になるのか。東日本大震災や
福島第1原発事故以降、復興・復旧政策の報道よりも政治家の失言ばかりが取り上げられたのは
どうしてか。朝日新聞社発行の『Journalism(ジャーナリズム)』の執筆者、編集者3氏が
2012年1月12日夜、ニコニコ放送に出演し、現代の政治報道の問題点について討論した。
番組は、同誌2012年1月号の特集をもとに行われたもので、「過熱する失言報道」「政治家の
オフレコ発言を報じる是非」「なぜ政局報道に偏りがちなのか」などについて討論された。
朝日新聞編集委員で元政治エディター(政治部長)の根本清樹氏、『Journalism』編集部の
服部桂氏と鬼頭恒成氏が参加し、元朝日新聞記者でもある亀松太郎ニコニコニュース編集長が
司会を務め、政治報道の内実について鋭く迫った。
過熱する失言報道に関する議論では、昨年鉢呂吉雄元経産相が福島を「死の街」と表現したことや
オフレコで語ったとされる「放射能うつす」発言が取りあげられた。鉢呂氏の"失言"は新聞一面
トップで報じられるなどしたが、ネットユーザーからは「行き過ぎでは」という批判も強い。
番組中のアンケートでも、73%の視聴者が「鉢呂氏の失言報道は過熱しすぎ」と答えた。
これについて、根本氏は「いろんな人と話していても、鉢呂さんは本当に辞める必要はあったのかと
仰る方は多いという実感はある」と話したが、服部氏は、
「特に政治は"人"が決めていく。論理性を考えれば(大臣を)辞める必要はなかったというのも
あるかも知れないが、東日本大震災震災で人の心が揺れているときに、感情面で我慢できなかった
というのもあると思う。感情的な反応、人が何を思ったのかを正確に伝えていくのも新聞の仕事」
と、「新聞の報道は必ずしも客観的でない部分がある」との見解を示した。
ソース:URLリンク(news.nicovideo.jp)