12/01/15 12:41:50.05 fMYAkln8
火の話
昔々、ニンゲンは火の神に「殺し合いには使わない」と約束して火を与えられた。ところが道具や機械を発明すると、
もっと豊かになりたいと戦争を始め火を武器として使うようになる
▼ついには究極の火である原子力を発見し原爆を落とす。それでも快適な暮らしには原子エネルギーが必要だと信じ、
今度は原発を造り続ける。ある春の午後、大地が揺れ大きな波が押し寄せてくる…
▼イラストレーターの黒田征太郎さんは絵本「火の話」(石風社)で、福島第1原発の事故を招いた人間の愚かさを問う。
震災後は被災地をたびたび訪れ、子供たちと仮設住宅の壁に絵を描いたり、表札を作ったりしている
▼黒田さんらは2004年から「ピカドン・プロジェクト」を展開してきた。広島と長崎への原爆投下を題材にした
絵と音楽によるライブを国内はもとよりニューヨークやベルリンなどで行い、反戦・反核を訴え続けている
▼今月からベトナム、韓国など4カ国との原子力協定が順次発効し、原発輸出が動きだす。国内では脱原発依存を掲げながら、
海外へは輸出攻勢を強める。こんな政府の姿勢に国際社会は奇異な感じを抱いていることだろう
▼唯一の被爆国であり大事故を引き起こした国としてなすべきは、原発の輸出ではないはずだ。
黒田さんのように「原子の火」の怖さを世界に発信することこそが使命ではないか。
2012・1・15
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
これめっちゃ被爆者を馬鹿にしていないか?