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岡田氏に副総理打診
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野田佳彦首相が十三日にも行う内閣改造で、民主党の岡田克也前幹事長に副総理として入閣するよう打診していたことが分かった。
複数の政府関係者が十一日明らかにした。消費増税を含む社会保障と税の一体改革などをめぐる党内調整や野党との協議に向け、
首相官邸機能の強化が不可欠と判断。経験豊富な岡田氏に司令塔役を担ってもらいたい考えだが、岡田氏は現時点で回答を留保しているもようだ。
政府・民主党は十二日に首相らが出席して三役会議を開き、改造に向けた人事方針を協議する。
岡田氏に対する首相の信頼は厚く、昨年九月の組閣に当たっては官房長官就任を要請したが、固辞された経緯がある。
岡田氏は昨年十二月に発足した民主党の行政改革調査会の会長に就任。消費増税の前提となる歳出削減に向けた取り組みに着手している。
自民党の石原伸晃幹事長とのパイプもある。首相としては昨年、環太平洋連携協定（ＴＰＰ）の交渉参加や、消費増税の党内調整で苦慮した点も踏まえ、
岡田氏の手腕に期待しているが、小沢一郎元代表と距離のある岡田氏の起用に小沢グループが反発する可能性もある。
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岡田前幹事長、入閣は「小説と想像の世界だ」
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１３日に行われる内閣改造・民主党役員人事で副総理での入閣案が浮上している民主党の岡田克也前幹事長は１１日、
自らの入閣について周辺に「小説と想像の世界だ」と述べ、消極的な考えを示した。
岡田氏は昨年９月の野田内閣発足時に官房長官就任を打診されたが、鳩山、菅内閣で外相と幹事長を務めたことを理由に固辞した経緯がある。
民主党内にも「岡田氏は今回も入閣を固辞するのではないか」との見方が出ている。
一方で、岡田氏は政治経験豊富で、首相の信頼が厚く、消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革の司令塔としての副総理に適任だとの指摘がある。
首相は１１日午前、首相官邸で民主党の輿石幹事長と約５０分間会談し、内閣改造・党役員人事について協議した。藤村官房長官はこの後の記者会見で、
１２日に政府・民主三役会議を開いた上で、１３日に内閣改造・党役員人事を行うとの見通しを明らかにした。