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メキシコマフィア「インターネットにおかしなことを書き込むやつはみな同じ目に遭うだろう」
麻薬組織による暴力犯罪が絶えないメキシコ国境の町で、若い男女がインターネットの交流サイト で組織犯罪を糾弾していたことを理由に惨殺され、歩道橋に遺体をさらされる事件が起きた。
遺体は米国と国境を接するメキシコ北東部ヌエボラレドの歩道橋で13日に見つかった。女性は 腹部を切り裂かれて臓器がはみ出た状態で、手足を縛られ歩道橋からつるされていた。
隣には両手を縛られてつり下げられた血まみれの男性の遺体があり、右肩に骨がのぞくほどの 深い傷を負っていた。
2人は20代とみられ、耳や指を切断されるなど拷問されたような痕跡があった。インターネットの 交流サイトで麻薬組織を批判したという理由で殺害されたとみられる。
遺体の近くにあった張り紙には 「インターネットにおかしなことを書き込むやつはみな同じ目に遭うだろう」などと書かれ、 麻薬絡みの犯罪を告発していたブログやフォーラムが名指しされていた。
検察関係者は、目撃者は存在せず、犯人を突き止めるのはほぼ不可能だと話している。遺体は発見から 36時間たっても引き取り手が現れず、身元も分かっていないという。
メキシコではメディアや当局が犯罪組織の脅しを受けて沈黙し、インターネットが犯罪告発のための 有力な手段となっていた。
今回の事件を受けてツイッターには「もうたくさんだ!これで私たちが 黙ればこれまでの努力が無駄になってしまう。今こそ我々の存在を示すべき時だ」と鼓舞する書き込み も投稿された。
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