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北朝鮮覚醒剤密輸 主犯格に無期懲役判決
ソース:゙MSN産経ニュース 2008.5.14 11:26
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
北朝鮮から大量の覚醒(かくせい)剤を密輸したとして、覚せい剤取締法違反と関税法違反
の罪に問われた指定暴力団極東会系組長、宮田克彦被告(60)、北朝鮮との連絡役とされる
韓国籍の禹時允(ウー・シユン)被告(61)の判決公判が14日、東京地裁で開かれた。
角田正紀裁判長は、両被告に求刑通りいずれも無期懲役、罰金1000万円、追徴金約
9億6175万円を言い渡した。両被告は無罪を主張していた。
角田裁判長は「計画的かつ大規模な国際的犯行で、日本国内に多量の違法薬物が拡散され
悪影響を及ぼした。このような行為には厳しい態度で臨む必要がある」と両被告を指弾した。
角田裁判長は、禹被告が覚醒剤を密輸した北朝鮮貨物船に乗船していたことや、禹被告と
宮田被告が個人的に親しかったことなどを認定。その上で、事件の主犯格の1人として、
1審で無期懲役判決を受けた後に病死した元暴力団幹部の男の「禹被告が北朝鮮側との
連絡役、宮田被告が資金提供役だった」という供述の信用性を認めた。
判決によると、両被告は共謀して、平成14年6~10月、北朝鮮の貨物船から日本海に投下された
覚醒剤約230キロを漁船で回収して密輸。同年11月には同じ手口で覚醒剤約240キロを密輸しようとした。