14/05/23 18:12:18.90
最近ザードのベストアルバムを買って聴いているんだが、なかなかいい曲があるのは事実だがすぐ飽きる
とっかかりはいいんだけど、本当に何回か聴いたらすぐに飽きてしまう
何故だろうと思ったところ、ザードの曲って恋愛ソングしか無いんだよね
しかも一つも例外が無い、見事に全部恋愛ソング
負けないで、だって人生の応援歌みたいな扱いだけど、表現方法は男女の恋愛だしな
オリンピックのタイアップ曲すら恋愛歌詞で、ここまでくると病的だと思うね
ザードの全盛期が数年しかもたなかったのは、恋愛テーマに依存しすぎたからだ
確かに恋愛ソングはヒットするだろう
基本的にJPOPのユーザーなんてモテかわスリムで恋愛体質の愛されガールみたいな脳みそお花畑な馬鹿だらけだからな
しかし、恋愛ソングだけじゃすぐに飽きられる、ていうかすぐに代わりのアーティストが台頭してきてシェアを食われてしまう
総売り上げトップ3+1の面子を見てみろ
ビーズ、ミスチル、浜崎あゆみ、サザン…
これらは日本の商業音楽史上極めて長寿を誇るアーティスト群だが、ひとつ共通項がある
それは曲のテーマ性が多種多様なんだよ
玲奈い曲ももちろんあるけど、それ以上に世界の理不尽だったり社会の矛盾だったり人生そのものを歌う曲が多い
そして自身の代表曲の中にそういった“恋愛以外”がテーマの曲がある
つまり捨て曲ではなく、勝負曲で恋愛以外のテーマを切ってくる
これによりユーザーは曲と自分の人生を重ね合わせ、結果的にそのアーティストと強い一体感を得る事ができる
つまりザードのように代わりがいない、代用品が無い
だからこの四大アーティストは90年代、00年代、2010年代と長きにわたり第一線にとどまり各時代でヒット曲を飛ばし続ける事ができた
もちろん他にも理由はあるだろう
でも、安直な“恋愛ソング依存”をしなかったからこその長寿なんだよ