12/06/10 19:43:37.05
あゆの歌詞はとても残酷で美しい
これは他のトップアーティストとの大きな違い
例えばミスチル、ミスチルの世界観に出てくるような健康的な登場人物を見て
はたして音楽を必要としている今の若い子たちが勇気付けられることがあるんだろうか
無いだろう、ミスチルを聴いて勇気付けらる人間は元々音楽など必要としていない
音楽でも映画でも小説でもなんでもいいけれど、フィクションを人並み以上求めている若い世代には、ああいう形で理想や情熱を語られても
むしろプレッシャーにしか感じないはずだろ
あゆはそういう安直な歌詞は作らない
あゆが作る歌詞は
「生きることがどう考えたって辛いんだ、多分リスナーを取り巻く人生だって辛いものに違いないんだ
人生とは色々な物を失っていく過程なんだ、生きていると何かを獲得すると若い子は漠然と思っているんだろうけど実際は失っていく過程なんだよ」
て言うことをあゆは伝えたいんだよ
ミスチルやサザンの歌詞はあまりにも理想化された世界で現実ではないし、そんなものが現実だって、そんなもので勇気付けられるなんて
ちょっと間違ってる
本当は現実はリアルで考えたらもっと辛いはずなのにミスチルやサザンの世界ではそんなもの一つもないし、そんな世界は若者にとって逆に毒にしかならない
ということをあゆは暗に歌詞の中で語ってるんだよ