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幻覚物質4倍、強力大麻「バッズ」横行
読売新聞 2月6日(月)10時17分配信
大麻草の花が集中する部分ばかりを集めた「バッズ」と呼ばれる乾燥大麻の摘発が相次いでいる。
大麻草を自家栽培するケースが増え、入手が容易になったことが背景にあるとみられる。
バッズは、葉や茎が混ざったものと比べ、幻覚作用をもたらす化学物質の含有率が約4倍に上るとの調査もあり、国連は世界薬物報告書で、
「青少年が使用すれば、将来、精神疾患を引き起こす恐れがある」と警告している。
「バッズだけが高値で売れる。葉は売り物にならず、自分で吸うか捨てるかだ」
埼玉県警が2009年10月、栽培したバッズを所持したとして、大麻取締法違反容疑で逮捕した密売グループの20歳代の男は、県警の調べにこう供述した。
グループは借家3軒で大麻草を水耕栽培しており、県警は336株を押収した。
大阪府泉大津市でも11年10月、
リュックサックに乾燥大麻約25グラムを隠し持っていたとして、同法違反容疑で府警に逮捕されたレゲエ歌手の男(31)の自宅から袋詰めにされたバッズ約1・1キロが見つかった。
警察庁や大阪府警によると、これまで国内で流通してきた乾燥大麻の大半は密輸入品で、茎や葉などが混ざったものだったが、摘発は03年の207件をピークに、10年は24件に減った。
一方、自家栽培の摘発は00年には47件だったが、その後、専門知識がなくても屋内で簡単に栽培できるよう品種改良された種子がインターネットなどで売買されたために増加。
09年には312件、10年も172件が摘発された。
最終更新:2月6日(月)10時17分