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壮絶いじめ、これが「消防学校」の実態とは…卑劣なファイヤーマンたち
産経新聞 8月11日(月)12時0分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
同じ釜の飯を食い、仲間を信頼し、厳しい訓練を乗り越え人の命を助ける-。
そんなプロとしての心身を育てるはずの消防学校で、
あってはならない事件が起きた。
和歌山県消防学校で、初任科生の男性消防士(19)に
アイロンを押し当てやけどを負わせたとして、
和歌山東署は7月18日、傷害容疑で
同県橋本市消防本部の元消防士、森田大翔容疑者(21)を逮捕した。
学校のその後の調査で、いじめは複数人が関わり、
常態的に行われていたことが判明。悪質な行為の数々に、
学校の管理態勢が問われている。 (秋山紀浩)
■殴る蹴るの悪質行為
■複数人の被害者、加害者
■異例の早期処分
逮捕者まで出た今回の事件に関係者はショックを隠せない。
「これから第一線に飛び出し、住民の安全を守る者の行為とは思えない。
取り巻きも見て見ぬふりをせず、事実を伝える勇気を持ってほしかった」
同県内の40代のベテラン消防士は、新人たちの許しがたい行為にこう憤る。
学校は、アイロン事件が起きた翌日の7月11日に全校生から聞き取り調査を実施。
悪質性を考慮し、14日にいじめ行為があったと報道発表、
16日に和歌山東署に刑事告発し、
22日に森田容疑者を退校処分にするなど異例の早さで対処した。
また再発防止策として、学生との面談や生活指導を通して学生の状況把握に努めることや、
巡視の強化、相談窓口の設置などを決めた。
しかし、県民の命を守るプロを養成する学校で起きた事件だけに影響は大きく、
学校に加え橋本市消防本部の管理態勢についても、
徹底した検証が求められている。