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前代未聞!長澤主演ドラマ、撮影直前に白紙
女優、長澤まさみ(25)の主演予定だったテレビドラマをめぐり、原作の許諾契約を一方的に解除され、
制作中止を余儀なくされたとして、NHKが21日、出版元の講談社を相手取り、すでに支出した制作費
など約5980万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。原作者が脚本の内容に同意しな
かったことが発端。制作、放送ともに白紙に戻り、長澤はじめ出演者、スタッフのショックは大きいという。
ドラマ化を予定していたのはミステリー作家、辻村深月(みづき)さん(32)の小説「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」
(2009年出版)。辻村さんの出身地・山梨県を舞台に、母と娘の確執などを描いた作品で、直木賞候補
にも選ばれている。長澤は娘役で主演するはずだった。訴状や関係者の話を総合すると、NHKは今年5月
から、BSプレミアムの日曜午後10時枠で計4回の連続ドラマとして放送することを企画。昨年11月に
講談社から口頭で許諾を受け、長澤ら出演者も決定。脚本は大河ドラマ「風林火山」(07年)でも知られる
大森寿美男さん(44)が担当し、キャスティングやテーマ曲の作曲依頼など制作準備を進めた。
脚本は当初、原作と違い、確執のある母と娘を早い段階で実際に会わせるほか、母親が虐待を自覚していた
手紙を娘が見つける場面をカット。このため、NHKと講談社の担当者間で修正に向けた話し合いが何度も
続けられた。しかし、講談社は今年2月、「辻村氏が脚本に納得していない」として、クランクイン予定の当日
にドラマ化許諾の撤回をNHKに伝えたという。両者間で契約書は作成されていなかったが、NHKは「担当者
間の口頭の了承があり、契約は成立している」と主張。すでに支出した制作費や出演者のキャンセル料
などのほか「撮影開始直前の制作中止は過去になく、NHKのドラマ制作の信用は確実に低下した」として
賠償を求めている。5月の同枠穴埋めとして、4月8日放送の「これでいいのだ! 赤塚不二夫と二人の妻」
などが再放送された。日本初のテレビドラマは59年前の1953年に同局が放送したが、撮入直前の制作中止
は前代未聞の出来事だ。これに対し、講談社広報室は「原作の改変が著者の意向に大きく反し、話し合いを
続けたが合意に至らなかった。このような事態になり、大変残念」とコメント。一方、長澤ら出演者の周辺は
当惑しきりで、関係者は「素晴らしい原作で、ドラマ化を楽しみにしていたが…。本人も含め制作が白紙に
なったことが大変ショックです」と話している。
URLリンク(www.sanspo.com)
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