12/06/15 00:50:00.27 UPPcqMRw0
「メイサさんの連絡先がわからないって、みんな心配してましたよ」
「携帯が壊れちまって、どっこも出られなくってよ。
いや、別にとめられてたわけじゃねえよ?」
「メイサさん、それで今はどんな仕事を?」
「うん… NHK関係かな」
「NHK… ぶらタモリとか?」
「うん、まあそんなとこだ。どうだ、また一緒にやるか?」
「いやあ… 今は朝ドラの方に専念します」
「おまえ堅実だな。ま、多少お色気みたいな所がないと
女優は成功しないぞ?で、どうだ。仕事しないまでも
出資だけしないか?うちのダンナが全米アルバムの
第二弾をリリースすることになって、出資してくれる所を
つのってるんだ。金を出したい、という所が沢山あって
困ってるんだが、真希夫なら少し枠を開けてやる」
「そうですか… いくらぐらいですか?」
「まあ……一…万円、てとこかな?いや、五千円でもいいんだけど」
「いま、五百円しか、もってないんですよね…」
「あ!いいよ、五百円で」
「そうですか…それじゃ、はい」
「おお!!たすかるよ!!センキュー・ベリマッチョな!!」
「……」(メイサのボロいサンダルと、カサカサの足の甲を見て、
愛想笑いを浮かべる真希夫)