18/07/01 07:43:18.57 cqDkxAyc0.net
まあ、別々の「槽歯類」(今で言えば主竜類あるいは鳥頸類)から同じような脚や腰の骨格的な共通点をもてたゆえに
直立歩行を可能とする系統が、ほぼ同時期に二つも出現するとか確率論としちゃ限りなく低いよね。
両者は極めて近縁で「同じ骨格的特徴をもったゆえに直立歩行を可能とした祖先」を共有してると
普通はみなされるべきだろう。
クルロタルシ類にも直立歩行形式のはいるが、
そのための骨格の構造・形式が恐竜と違うんだよね。具体的には寛骨臼の構造とかが全然違う。
昔はこのへんが顧みられなくって、なんとなく「直立歩行するから恐竜祖先に近縁」なボンヤリした状態だった。
かついていう三畳紀の「槽歯類」こと主竜類がクルロタルシと鳥頸(オルニソディラ)の二大系統に整理されるってのが
広く認識されるようになったのって2000年代以降だろ。
羊膜類も同様だな。羊膜やその他の骨格的特徴を共有する動物が
同時期に別々の両生類(正確には爬形類というべきだろう)から出現したというのは
あまりにも確率論的にも低いとしか言いようがない。
まず羊膜類として出現し、そこから短期間で各系統へ分岐したとみるべきだろう。