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色盲のイカが「変装の名人」と言われる理由と“ある疑問”
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生物学者がイカの目を解剖して、視色素が一つしかないということを発見、イカには白黒しか見えていないという可能性が濃厚になった。
イカやタコなどの頭足類が、自分は見えないにもかかわらず、周りのカラフルな模様をコピーできるのはなぜかという疑問は、何十年にも渡り科学者たちを当惑させ、大胆な仮定を提唱させてきました。
イカは光を感じ取ることのできる、「オプシン」というタンパク質を皮膚全体に持っています。
オプシンは通常眼球にあり、光を感じることのできる分子なので、研究者たちは皮膚に存在するオプシンが動物に、カモフラージュするために必要な色を知るための「視覚」を与えているのかもしれないと考えました。
2016年、科学者たちはまた新たな仮定を提唱しました。彼らは、イカは思われてきたような色盲ではなく、「色収差」を用いて色を見分けることができると述べたのです。
「色収差」とは、異なる光の波長がレンズを曲がって通るので、さまざまな色の光が異なる距離で焦点に集まるという現象です。
この現象が起こると、写真に虹色の縁取りのようなものが写ってしまいます。
イカのように瞳孔が中心からずれているとこのような「色収差」が、カメラのレンズのように生じてしまい、しかもそれはかなり強く現れます。
もしイカが焦点をずらすことができ、それにより赤、黄色そして青を分けることができれば、カモフラージュするために周囲の色を直接見る必要がなくなります。