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ほ乳類の精子の頭部は通常丸っこい形をしていますが、
ハダカデバネズミの精子の頭部は円錐型だったりハート形だったり奇妙な形のものが多い。
精子の構造は大きく分けて頭部、中片部、尾部に分かれている。
中片部にあるミトコンドリアの数も5~7個と、げっ歯類がもつ<300個に比べて非常に少ない。
精子の運動量は非常に低く、ほとんどの精子がノロノロとシャクトリムシのように
地を這うような動きをし、まともに泳ぐ精子は全体の10%ほどしかいない。
動物では、1匹のメスが複数のオスと交尾することが頻繁に起こる。
この時、より活発な精子を持つ個体の方が、受精確率を高めて自分の子孫を残すのに有利となります。
なので、いつも精子間競争とよばれるものが起こっています。
種類によっては、同じ個体から放出された精子達がスクラムを組んで他個体の精子達と競争したりするなど、様々な戦略を進化させてきました。
それほどまでに、精子のスペックを高めることが繁殖戦略上大事だということが分かります。
ハダカデバネズミの場合は真社会性なため、1匹のメスと複数のオスが交尾することがありません。
つまり、精子のスペックを高めるような選択圧がなかったために、まともな運動能力がなく、
特殊な精子がたくさん生まれることになったと考えられます。
まともに泳ぐ精子は少しあれば充分というわけです。