16/03/28 08:01:12.61 .net
>>141続き
事件発生
殺人事件と同じく、今回の発見のきっかけとなったのは、静かな土地に放置された死体だった。現場は、コロラド州西部のアラパホ国立野生生物保護区内の低木で覆われた一帯だ。
フーグランド氏と学生たちは、2003~2012年に、この場所でプレーリードッグの観察に打ち込んでいた。
「毎年4カ月間、私たちはプレーリードッグ漬けの日々を送ります」と、ナショナル ジオグラフィック協会から支援を受けているフーグラント氏は言う。
「毎朝早く、プレーリードッグが目を覚ます前にコロニーの近くの観察台に入り、夕方に最後のプレーリードッグが巣穴に入るまで、一日中彼らの行動を観察するのです」
2007年の調査シーズンに、フーグランド氏はオジロプレーリードッグが若いげっ歯類を攻撃しているのを見つけた。最初は、別のプレーリードッグの子を殺しているのだろうと思った。
これはさして意外な行動ではなかった。オジロプレーリードッグでは子殺しはまだ1度も目撃されていないが、他の種類のプレーリードッグではよく見られるからだ。(参考記事:「【動画】衝撃、子グマを食べるホッキョクグマ」)
けれども死体をよく見てみると、オジロプレーリードッグではなくワイオミングジリスだった。ジリスは、プレーリードッグと同じ種類の草やウチワサボテンを食べる。
「私はすぐに無線機を取り出して、学生たちに伝えました。『他にも殺していないか、見張るんだ!』」