11/01/01 00:37:19 .net
かなり前にこの板で「北海道に転勤したがセミもいない、カブトムシもいない、内地でいつも見慣れていた虫がいなくて本当につまらない
本当に寂しい」と書いている人がいた
日本で北海道、あるいは北日本or高山帯でしか見られない昆虫なんていくらでもいるので、それをさっさと覚えて
その採集に専念すれば、という考えもあるだろうが、その切り替えのための知識集めだって容易ではない
とにかくそうやって覚えた後は、ちょっとした林でも雪融け水で湿潤で、特に小川の傍などでは6~8月半ばには数多くの昆虫が見られる
もちろん本州より小型種だったり地味だったりするものが多いが、イタヤハマキチョッキリがキラキラとしていたり
ごく稀にはエゾアオタマムシなんて途方も無い美麗種もいる
ジャコウカミキリなんて熱帯に多いアオカミキリ類なのに日本では北海道だけに分布するし、地上にはオオルリオサムシがいる
北海道東部産のミヤマカラスアゲハの春型の♀は、世界で最も美しいカラスアゲハ類の1つだと海外のマニアにも有名だ
また、殆どどこの立ち枯れの広葉樹朽木(根際直径10cm以上)でも地中部には大量のミヤマクワガタ幼虫がいる
地面の湿度が保たれ易いから、理想的な生育場所になってしまう
北国では種数が少ない分、発生数は嵌ると桁違いに多くなる
それでも、本州に比べて色んな種類で大きさが小さめ、何か北国仕様で地味だったり毛深い感じだったりで
何か消化不良になってくる、そんな感想を持つ人もいる