16/06/16 00:27:33.26 .net
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
URLリンク(amd.c.yimg.jp)
【AFP=時事】インド西部に生息するカエルの一種、ボンベイナイトフロッグ(学名:Nyctibatrachus humayuni)は、両生類7000種の中で
他に類を見ない交尾姿勢(体位)を好むとの研究結果が14日、発表された。これまで確認されているカエルの交尾姿勢としては7例目となるという。
「背面またぎ」と命名されたこの新たな交尾姿勢は、それがどんなによじれて曲芸的なものであろうとも、精子と卵子を受精させるための方法にたどり着く性選択の進化の事例研究の一つだ。
インド・デリー大学(University of Delhi)のサティアバマ・ダス・ビジュ(Sathyabhama Das Biju)教授率いる研究チームは、研究対象のこの小型カエルの
交尾現場を確認するために、インド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州ハンバーリ(Humbarli)村近くの密林で40日間、夜間の張り込みを行なった。
前後の文脈からボンベイナイトフロッグの風変わりな行動についての説明文だけを抜き出すと、
それはまるで、1970年代の性愛指南書「カーマスートラ(Kamasutra)」からの抜粋のようだ。
論文では「雄は、雌には抱きつかずに、葉や枝、木をつかんだり、その上に前脚をついたりして、雌の背中の上にまたがる」と交尾が始まる際の状況が描写されている。
雌は、2匹がいる葉の上に卵を放出して受精に備えるが、ここからの行動は、一般的な交尾とはかなり様相が異なる。
研究チームは、科学誌「PeerJ」に発表した研究論文の中で「雄は、雌の背中の上に射精する。
精子はその後、雌の背中から後ろ脚を伝って流れ落ち、卵に到達。受精となる」と説明している。
この間、ボンベイナイトフロッグの雄と雌の間には数ミリの隙間が保たれ、ほとんどの場合、お互いに決して触れ合うことはない─
強いて言うならカエル版「タントラセックス」のようなものだろう。
340:名無虫さん
16/06/16 00:30:44.09 .net
この儀式的な交尾の最終段階で、雄は慎重に脇へ退き、頬を膨らませて卵に覆いかぶさる。
これは、未来のカエルたちをヘビから守るための行動かもしれない。研究チームによると、カエルの卵をヘビが食べることも今回初めて確認されたという。
ヘビに食べられることを免れた卵は、最終的に葉から落ちて、下を流れる小川でオタマジャクシになる。
ビジュ氏は声明を発表し、「他に類を見ない繁殖行動」であることを指摘しながら、「これは、無尾目両生類の進化生態学と
習性を理解する上で基礎となる発見だ」とカエルの学術的な分類名を用いて述べた。
しかし、ボンベイナイトフロッグの独自性は、これだけではなかった。
通常、交尾相手を引き寄せるために鳴くのは雄だが、この種では雌も、こうした鳴き声を発する。これが進化の上でどのような目的を
果たす可能性があるかについては、まだ科学的に解明されていない。【翻訳編集】 AFPBB News
341:名無虫さん
16/06/26 22:45:34.29 .net
新種のラン発見、比ミンダナオ島のゲリラ地帯 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
URLリンク(www.afpbb.com)
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【6月25日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島の山岳地帯で、5種類の新種のランが発見された。自然保護活動家らが24日、明らかにした。この地帯は反政府勢力が活動しており、違法採取から守られているという。
専門家のミゲル・デービッド・デレオン(Miguel David de Leon)氏によると、この5種は、この山岳地帯にのみ生息し、200年間発見されなかった種だという。
フィリピンでは、地元住民らによる野生のランの違法採取が横行している他、許可なく輸出や路上販売するために、一部の地域では不法栽培・収穫が行われている。
ミンダナオはアジアでも最も長く反政府活動が続いている地域で、そこを拠点としている毛沢東主義(Maoist)のゲリラは、農村や山岳の村々の貧しい人々から支持を得ている。(c)AFP
342:名無虫さん
16/06/26 22:47:03.60 .net
天然ゴムのドラフトゲノムを解読 | 理化学研究所
URLリンク(www.riken.jp)
天然ゴムのドラフトゲノムを解読 | 60秒でわかるプレスリリース | 理化学研究所
URLリンク(www.riken.jp)
自動車や航空機などのタイヤの原料として、交通社会を支える天然ゴム。天然ゴムを産み出すパラゴムノキは、現在、
90%以上が東南アジアで栽培されていますが、原産地はブラジルのアマゾン川流域のジャングルです。
ナイフでパラゴムノキの幹の皮を削ると、牛乳のような白い液体が出てきます。少し匂いがありベトベトしていて
“ラテックス”と呼ばれています(図参照)。このラテックスを固めると天然ゴムができます。
加工しやすく、摩耗やショックを吸収するというゴム本来の優れた特性がある天然ゴムの需要は、産業の発展に伴い年々高まっています。
ゲノム情報を解読することができれば、より科学的、効率的にパラゴムノキを育てることができます。
また、ラテックスが作られるメカニズムが分かれば、よりよい特性を持つ天然ゴムを作ることが可能になります。
343:名無虫さん
16/06/26 22:48:30.90 .net
今回、理研の科学者を中心とした国際共同研究チームは、東南アジアで広く用いられているPRIM600という系統の
パラゴムノキでゲノム解読を行いました。解読には二つの手法を組み合わせることにより、予想されるゲノムの大きさの
155倍の情報量で解読を行いました。その結果、1.55Gb(ギガ塩基対、Gは10億)のドラフトゲノム配列を得ることに成功しました。
次に、アノテーションと呼ばれる、ゲノム配列から遺伝子としての転写が推測される領域を導き出す操作を行ったところ、
約84,000個の遺伝子が予測されました。これは、全体の93.7%以上の遺伝子情報を網羅しています。
続いて、遺伝子の転写開始部位を正確に決めることで、葉や茎に比べてラテックスは、天然ゴム関連の遺伝子が100倍以上
発現していること、各組織で転写開始部位が変化する可能性を見出しました。さらに、ラテックス中のラバーパーティクル
(球状の小分子)に含まれるタンパク質の遺伝子が、ゲノム上で同じ転写方向に並んだ遺伝子クラスタを形成していることを発見しました。
病害抵抗性の遺伝子も、ゲノム上に遺伝子クラスタを形成していました。
これらのゲノム情報は、天然ゴムの生産性や特性の改良に重要であるとともに、天然ゴム育種の科学的基盤になります。
344:名無虫さん
16/06/26 22:53:31.75 .net
・ゴム生産の量を増やす
・シス結合のゴムとトランス結合のガッタパーチャとの比率を変える
・耐乾性を増やす
・耐寒性を増やす
・成長速度を早める
・材の強度を増して、老木になった後に硬い木として高く売れるようにする
・根に根瘤菌や菌根菌を共生させ易くする
・同じトウダイグサ科でもラテックスが大量に取れるようにする
特にアカメガシワなど温帯の樹種や、砂漠でも育つアブラギリなどでも
ラテックスが取れるようにするなど
・種子が大量に取れるようにする。トウダイグサ科の多くは種子から燃料となる油も取れている
本気でパラゴムノキを改良したらこんくらい幾らでもやるべき事があるよw
345:名無虫さん
16/06/26 23:01:09.20 .net
耐塩性も入れるか
内陸なのに塩分析出の土地でも生えるようにしたいしw
オオバギにラテックスを多くさせる遺伝子を導入して、
貧栄養の土地でもアリと共生して各種無機塩類を運んできてくれますというのも考えられる
パラゴムプランテーションでもう1つ改革するとしたら、労働をAIにより自動化、機械化できないか?という事だな
近年東南アジアでは低賃金なのに夜明け前の辛い労働になるゴム採取の作業に就く人が
経済発展のため減ってしまった
それで、あの溝を掘る機構を自動的にこなせる、つまり既に彫った溝の下に溝を掘れる、
あるいは溝が下に行き過ぎたら新しい溝を上に彫る、というアルゴリズムを作れればいいんだが、
難しいかなあ?
一方で、機械が全てやってくれると人間の身長より遥かに高い所から取ったりも出来るなあ
これでタイヤが安くなるか
だが、中国の経済成長がやや鈍った、というだけでゴム価格が4割に落ちたわけで
今ですらインドシナ半島はゴム園だらけになってるのに、将来はゴム余りするかも知れんなあ
346:名無虫さん
16/06/30 02:09:44.29 .net
世界初、水中を泳ぐオオムカデを発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
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水の中に入れば恐ろしいムカデに襲われずに済むと思ったら、大間違いだ。そこには泳ぎが得意な巨大ムカデがいるかもしれない。
世界で初めて水陸両生のムカデが新種として記載され、2016年5月、その詳細が学術誌『ZooKeys』に掲載された。新種のムカデはオオムカデ属の一種で、最大で体長20センチほどになる。
一般的なムカデと同じく、彼らも肉食で毒をもっている。生息域は東南アジアに限られているとみられる。(参考記事:「最多750本足のヤスデ、米国で再発見」)
新婚旅行で発見
英国ロンドン自然史博物館の昆虫学者、ジョージ・ベッカローニ氏は2001年、新婚旅行でタイを訪れた。そして熱心な昆虫学者の例に漏れず、彼も現地で昆虫を探し回った。
「世界中どこへ行っても、決まって小川沿いにある石をひっくり返してみるのですが、このムカデを見つけたのも、やはりそうした石の下でした。
体が非常に大きくて脚が長く、緑がかった黒という不気味な体色をしていました」とベッカローニ氏は話す。
ベッカローニ氏が石を持ち上げたとき、隠れていたムカデは森の中ではなく、川の中へと逃げ去った。流れに沿って川底を走ると、石の下に身を隠した。
ベッカローニ氏はなんとかそのムカデを捕まえ、水を張った大型の容器に移した。するとムカデはすぐに底まで潜り、ウナギのように体をくねらせながら力強く泳いだという。
容器から取り出すと、その体からは水が抜けて、ムカデは完全に乾いた状態になった。
ベッカローニ氏はこれを標本としてロンドン自然史博物館へ持ち帰り、専門家に意見を求めた。しかしこのときは、懐疑的な反応しか得られなかった。
オオムカデはそれまで乾いた場所でしか見つかっておらず、水陸両生のムカデの存在も知られていなかったからだ。そうした事情から、この標本は博物館のコレクションの中に長い間埋もれて過ごすことになった。
347:名無虫さん
16/06/30 02:11:04.86 .net
晴れて「新種」に
一方、ベッカローニ氏と同じ博物館に勤務するグレゴリー・エッジコム氏は、タイにいる教え子のワルット・シリウット氏と共に、あるムカデを新種として記載しようとしていた。
二人はラオスにある滝の周辺で標本を2点採集し、DNA分析によってこれが新種であることを確認した。ムカデの学名はScolopendra cataracta(スコロペンドラ・カタラクタ)と定められた。カタラクタはラテン語で「滝」を意味する。
ベッカローニ氏が以前タイで採集した水陸両生のムカデのことをエッジコム氏に話したところ、この標本もスコロペンドラ・カタラクタであることが二人によって確認された。
スコロペンドラ・カタラクタの標本は、これまでに4点しか見つかっていない。ラオスで採集された2点、ベッカローニ氏がタイの川で見つけた個体、
そして4点目は、1928年にベトナムで採集されてロンドン自然史博物館に収蔵されていた個体で、それまで誤って一般的な種として分類されていた。
ベッカローニ氏は、今回の新種が他のムカデとは異なる生態的地位をうまく利用しているのだろうと考えている。
「他のオオムカデは陸上で獲物を捕まえます。この新種はきっと夜間に水に入り、水生あるいは水陸両生の無脊椎動物を狩っているのでしょう」
他のムカデ類と同様、スコロペンドラ・カタラクタも毒をもつ。かまれてみたいという人はいないだろうが、たとえかまれたとしても、おそらく死ぬことはないだろう。ただし、猛烈な痛みは覚悟した方がいい。
「大型のオオムカデにかまれれば、かなり痛いはずです。毒液を注入する“牙”は、人間の肌に突き刺さるほど強いですから」とエッジコム氏は言う。
348:名無虫さん
16/06/30 02:12:12.35 .net
今回の新種ぐらい大きい近縁のムカデにかまれて、指や足先に毒を注入された場合、腕や脚全体に焼けつくような痛みが広がることもある。痛みは数日間続くが、長く引きずるような影響はないそうだ。
水陸両生のムカデなど、悪夢のような存在だと思う人もいるだろう。夜にひと泳ぎしたいと思っても、川には巨大なムカデが潜んでいるかもしれないのだから。
しかしベッカローニ氏やエッジコム氏のような学者にとって、こうした新発見は、私たちがまだまだ知らない自然の驚異がたくさんあることの証しだ。(参考記事:「初の水陸両生の昆虫、ハワイで発見」)
ベッカローニ氏は言う。「熱帯の川での調査は通常、昼間に行われますが、夜には昼とはまったく種類の異なる、水陸両生の興味深い生物群が見られるのではないでしょうか。
こうした川の動物相を詳しく調べ、闇の中で実際に何が起きているのかを見てみたいものです」
349:名無虫さん
16/08/30 20:22:33.78 .net
新種“眠れる美女”カエルを発見、ペルー | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
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ペルー中央部のアンデス山脈の麓に、変わった色の小さなカエルがひっそりと暮らしていた。2014年11月のある夜、ペルーにある鳥類学・生物多様性センターの
生物学者ヘルマン・チャベス氏は、ティンゴ・マリア国立公園の森の中で、それまで聞いたことのないような生き物の鳴き声を耳にした。声の主を探すと、
木の上に体長2.5cmほどの小さな茶色いカエルがいた。一見、どこにでもいそうなこのカエルは、おとぎ話のカエルのように秘密を隠し持っていた。
「腹側を見るために裏返したら、脚の付け根が鮮やかな赤だったので、とてもびっくりしました」とチャベス氏。
カエルの体色は実に多様で、属によって股の部分の色もさまざまだ。近縁種のカエルには、脚の付け根、もも、すねに黄色や茶色やオレンジ色の斑点があるものがいる。
けれどもこれほど鮮やかな、しかも赤い色をしたカエルは見たことがなかった。(参考記事:「半透明のかわいい新種カエル、コスタリカで発見」)
「この色がどんな役割を果たしているのかはまだ分かりませんが、まずは、このカエルに名前をつけることにしました」と、共同発見者である米国、南イリノイ大学の
アレッサンドロ・カテナッツィ氏は言う。(参考記事:「【動画】カエルの交尾に「7番目の体位」発見」)
チャベス氏とカテナッツィ氏は2年に渡ってこのカエルを分析し、未知の新種であることを確認。科学誌「ZooKeys」に論文を発表した。学名は、
「眠れる美女アマガエル」という意味のPristimantis pulchridormientesに決まった。このカエルが見つかった山脈が、女性が体を横たえて
眠っている姿に似ているとして、地元の人々に「眠れる美女」という名前で呼ばれているからだ。
350:名無虫さん
16/08/30 20:23:14.25 .net
紛争地から安息の地へ
熱帯産のPristimantis属のカエルは、ペルーだけで実に131種が生息しており、驚くほど多様性に富んでいるが、研究は進んでいなかった。
米オハイオノーザン大学の生物学者キャサリン・クリナック氏は今回の研究には関与していないが、「野外調査で初めてPristimantis属の
カエルを見せられたとき、なぜこのカエルを研究している人がいないのか尋ねました。するとある大学院生に『小さな茶色いカエルに魅了される人は
そういないからでしょう』と言われたのです」と回想する。「信じられない答えでした。彼らはただの小さな茶色いカエルではないのです。注意深く見ないと、
そのすばらしさに気がつかないかもしれませんが」(参考記事:「体長1センチの新種カエル、7種を発見」)
著名な両生類学者のウィリアム・デュエルマン氏やジョン・リンチ氏らの先駆的な研究に触発され、科学者たちは今では、Pristimantis属のカエルが
非常に興味深い生物であることをよく知っている。最近では万華鏡のように色とりどりの種類が見つかり、なかには絞り染めのTシャツを着ているような
模様のものもいる。さらに、以前クリナック氏が他の研究者と共同で発見したものは、なめらかな肌からトゲトゲした肌へ、一瞬にして形を変えられる。
既知の脊椎動物の中で、そんな芸当ができるものはこのカエルだけだ。(参考記事:「トゲ肌からツル肌に早変わりする新種カエルを発見」)
2014年に行った野外調査の成果は、新種のPristimantisを発見できたことだけではなかった。ティンゴ・マリアは1965年に設立されたペルー最古の
国立公園だが、生物調査が実施されたのは、これが初めてだったのだ。
これほど長い間調査が行われなかった理由のひとつは、この公園は鳥やコウモリが棲む洞窟として名高い「ラ・クエバ・デ・ラス・レチュサス(フクロウの洞窟)」と
「眠れる美女」の山脈を保全するために設立されたもので、生物多様性を保護するためのものではなかったからだ。
351:名無虫さん
16/08/30 20:24:18.66 .net
それに加え、広さ48平方キロメートルのこの保全区域は、最近まで野外調査を実施できるほど安全な場所ではなかった。1980年代には、ティンゴ・マリアの周辺では
コカインの密売が広く行われていたほか、周囲の谷ではペルー政府軍と極左武装組織センデロ・ルミノソが死闘を繰り広げていた。今ではかなり安全になり、
2015年に公園でコカが栽培された形跡はない。「今は安心して調査を行えます」とチャベス氏は言う。
カエルを救い、地球を救う
カタナッチ氏とチャベス氏は、今回の発見を通じて、これまで知られていなかったティンゴ・マリアの生物多様性に注目が集まり、科学研究にとっての
重要性が知れわたることで、この地域を保護する動きが高まることを期待している。「概して、保護地域で科学研究が数多く行われるほど、保護体制も万全に
なっていきます」とカタナッチ氏。「科学研究に敬意が払われ、それによって公園の価値が高まるのです」
科学者たちは、世界的な両生類ペットブームによる乱獲や、猛威をふるうツボカビ症、石油産業や鉱業の発展による森林伐採などにより、ティンゴ・マリア国立公園内
だけでなく、この地域全体のカエルたちが危機にさらされていると警告する。(参考記事:「「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見」)
「カエルを救い、ひいては私たち人類を救うために変えなければならないことはたくさんあります」とクリナック氏。「両生類は、人類が環境を害していると訴えています。
私たちは彼らの声に耳を傾ける必要があるのです」(参考記事:「絶滅寸前のカエルを火山から救え! エクアドル」)
352:名無虫さん
16/09/11 22:55:07.64 .net
新種の寄生生物、学名はオバマ米大統領にちなんで命名 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
【AFP=時事】マレーシアでカメに寄生する新種の扁形動物が発見され、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領にちなんで学名は
「バラクトレマ・オバマイ(Baracktrema obamai)」と命名された。論文が8日、発表された。
この扁形動物は新種というだけでなく新属でもあるという。「寄生虫学ジャーナル(Journal of Parasitology)」に掲載された論文は、
「カメに寄生する生物にこうした命名がされたのは21年ぶりだ」と述べている。
新種を発見したのは、インディアナ( Indiana.)州のセント・メリーズ大学(Saint Mary's College)を最近退職した、
カメの寄生生物の専門家トーマス・プラット(Thomas Platt)氏。
プラット氏は、この新種が「移動するのに驚くほどの障害に直面し、成長と繁殖のため宿主の免疫系と闘わなければならない」点を踏まえ、
オバマ氏にちなんで学名をつけることを思いついたという。また、家系調査をした際、自身の家族とオバマ大統領の家族が
共通の先祖に由来することを知ったことからも影響を受けたという。
プラット氏は「義父や博士課程の指導教官、友人の学者など、尊敬する人々の名前を取ってたくさんの種を命名してきた」と話し、
さらに「こうした驚くべき生物を研究する分類学者がいる限り、バラクトレマ・オバマイの名は残るだろう」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News
353:名無虫さん
16/09/11 22:59:23.13 .net
高分子吸収剤はモノマーだと危険なものでもポリマーなら緑化でもおむつでも大丈夫なんだよなあ
逆に使い古しのおむつでバリ島の緑化を行っている団体も出来た
354:名無虫さん
16/09/13 02:37:12.48 .net
URLリンク(www.meitokasei.co.jp)
農園芸専用の保水剤で水やりの手間を省く吸水性樹脂!
ウオーターワークス
WaterWorks
水不足などの環境ストレスが高い場所での樹木の移植に最適です
水を75%節約し、散水、吸水作業を大幅に省力化します
生分解性があるだけでなく樹脂と根の親和性が高く、根が直接、樹脂から 水を吸い上げます
ウオーターワークスとは?
ウオーターワークスは世界40カ国以上で最も多く使用されている緑化・農業・園芸専用の吸水性樹脂の保水剤で
植え替えの際に土の中に入れて使用をします。日本でも公共工事の防風林の移植だけで既に沖縄をはじめ西日本で
既に累計で200万本以上に使用されています。国土交通省、各地の自治体、森林組合の工事に実績があります。
ヒートアイランド化対策の決め手になります。植物の水不足の心配はもうありません。ガーデニングと緑化の強い味方です。
根との強い親和性があります。さらに生分解性もあります。 移植後のショックを緩和して生存率を向上させ、20-40%の成長促進をします。
355:名無虫さん
16/09/13 02:39:25.60 .net
ウオーターワークスをご使用になるメリットは?
1.水を75%節約し、散水、給水作業を大幅に省力化する保水剤です。屋上緑化など水不足になりやすい場所の緑化に最適です。
2.肥料効率を向上させて(25-50%コストを削減)塩類濃度障害を防止します。
3.成長を20-40%促進します。
4.樹脂と根との親和性は極めて強く根が樹脂から直接、水分を吸い上げます。
5.水枯れ、根腐れを防止します。塩基置換容量などの土壌改良をします。
6.発芽率、移植後の生存率を向上させます。
7.耐久性が強く5年間は土中で有効で、生分解性もあります。
8.熱、ケミカルに強く米国ではシイタケ栽培の菌床に使用。
例えば以下のような用途があります。
1.芝地:ゴルフ場、競技場、公園
2.園芸:植木鉢、プランター、花壇、壁面緑化、屋上緑化
3.緑化工事:緑化工事:植生工事、植栽工事、防災林、ビオトープ
4.農業:ハウス栽培、育苗床、種子コーティング
356:名無虫さん
16/09/13 02:40:50.45 .net
ウオーターワークスの物性
外観白色顆粒状
pH7.0
比重0.8
粒径0.8mm±0.2mm
吸水倍率自重の500倍
成分アニオン系アクリルポリマー
自分が懸念してたアクリルポリマーでも大丈夫だったのか
50cmのちょっと大きな苗木でも6gのウォーターワークス添加でOK
357:名無虫さん
16/09/13 02:42:05.30 .net
URLリンク(www.chemicalmuseum.jp)
紙おむつの歴史を変えた高吸水性ポリマー(SAP)
主流はポリアクリル酸ナトリウム系
架橋構造を持つポリマーの研究は1950年ごろから始まっていましたが、1974年に米国でトウモロコシ由来のデンプン系グラフト重合による
SAPが発表されてから、世界各社で開発が盛んになりました。グラフト重合あるいはカルボキシメチル化によるデンプン系およびセルロース系、
ポリアクリル酸塩系・ポリビニルアルコール系・ポリアクリルアミド系・ポリオキシエチレン系などの合成ポリマー系と、
様々な組成や合成法が研究されましたが、今、性能とコストの両面で最適とされるのがポリアクリル酸ナトリウム系です。
ポリアクリル酸ナトリウム系SAPは、アクリル酸を部分中和させ、架橋性モノマーと共重合させることで得られます。中和にあたっては、
使用時に皮膚にやさしいpHを保てる範囲で行います。 工業的には、モノマー水溶液を重合して得られたゲルを細分化する水溶液重合法が主流です。
上にもアニオン系、つまり陰イオンを帯びている奴と書いてあったから
ナトリウムとイオン結合する奴でいいんだよなあ
つまり紙おむつの奴で問題なし!!!
358:名無虫さん
16/09/13 02:45:35.41 .net
URLリンク(tenbou.nies.go.jp)
URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)
URLリンク(www.google.com)
紙おむつのリサイクル
セルロースも吸収剤も取り出す!殺菌もする!!!
色々調べたが、どうも紙おむつ1つで10g以上はアニオン系アクリルポリマーが含まれているようだなあ
そしてこれが逆戻り現象を起こす、つまり一回吸った水が何故かちょっと蒸れた感じで出てくると
というわけで、使い捨て紙おむつで植林!という一部団体の方法もまんざらでもないって事なのかなあ??と
問題は、現地では紙おむつなどの吸収剤を買う金も無くて、あるいはおむつなどは纏め買いもできなくて
10枚入りのうち3枚だけ買っていく(遠くへの外出用などでだろう)家庭も少なくない事だ
359:名無虫さん
16/09/20 00:17:02.37 .net
URLリンク(www.nanyodoshoten.com)
20年近く前に出版された「コレクションシリーズ・アキリデス」という本
この中にオビクジャクアゲハの分布図があったが
ミャンマー側の分布が物凄く北まで到達していた
ヤンゴンのすぐ東?というくらい
で、ヤンゴンの東にシッタン川という川があるがそこの山に
有名観光地のゴールデンロックがあるチャイティーヨがあるが
そのもっと北まで分布しているくらいなんだよなあ
オビクジャクアゲハは本来は熱帯雨林の年中高温多雨の地域に分布するチョウなんだが
いくら雨が多い(3500mmオーバーらしい)とはいえ乾季が5~6ヶ月も続くチャイティーヨまで
生息していたとは!
マレー半島の定義というのが時々話題になる
ある人は半島が最も細くなるクラ地峡より南だという
別の人はタイランド湾の北端と同じ緯度が分断線だという
だが昆虫にとっては、ミャンマー南東部の沿岸山地の更に延長した
年間雨量の多い所まで全てが、熱帯雨林系の生物が住み得る所だった、という事になる
ただしタイ側ではペチャブリーのパラ・ウー滝周辺がオビクジャクの最北端になる
(カンチャナブリーかタークのどこかでオビクジャクがいたら面白いが、タークは逆にとんでもなく黒っぽくなった
クジャクアゲハというのがいる始末)
あとミャンマーにはアカエリトリバネはいると記された文献もあるが、?とか書かれているのが大半
間のプーケットにもクラビーにもナコンシータマラートにもカオソットにもいないんだから
まずいないのだろう
ナコンシータマラートだとむしろ北方系であるゲストロテナガの最南端個体群がいたりする
360:名無虫さん
16/09/20 00:17:51.66 .net
チョコレート危機、この植物が救う? カカオ豆の代替に (CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
(CNN) カカオ豆の減少による世界のチョコレート危機は、アムラタマゴノキという植物で救えるかもしれない―。そんな研究結果が
このほど科学誌に発表された。「アムラタマゴノキは真の潜在的可能性が理解されていない『シンデレラ』種の1つ」と研究者は指摘している。
専門家によると、世界のカカオ豆の生産量は気候変動や不作など複数の要因により、ここ数年で減少傾向にある。その一方で需要は増大し続けている。
カカオ生産者はさらに、子どもを働かせたり十分な賃金を払わないといった労働搾取の批判にもさらされてきた。
しかし研究チームによれば、アムラタマゴノキのバターはカカオ豆からつくるココアバターに成分や特徴が近く、チョコレートの原料の代替として
利用できる可能性があることが分かったという。
さらに、こうした植物を活用すれば自然保護の取り組みにも役立つ可能性も指摘している。
「アムラタマゴノキのような果物は、地方に住む人にとっての大切な食料や医療や収入源でありながら、森林破壊によって減少しつつある」と英バンガー大学の
研究者は指摘。「市場価値の高い商品の加工を通じて十分に活用されていない商品の価値が高まれば、こうした種の保全に向けた機運が生まれ、代替収入源の確保や貧困対策の助けになる」と解説している。
361:名無虫さん
16/09/20 00:27:52.54 .net
コガネモンビンだのタヒチモンビンだのといった種類が知られるウルシ科のタマゴノキの仲間だが
何故かオトギリソウ科にもタマゴノキと呼ばれる植物があって混乱しやすい
で、この仲間は甘さはあまり無くて酸味が強い
マンゴーっぽいと言われることもあるが、そこまで熟れさせずに未熟なものを漬物などで食べる事も多い
タイではマコークと呼ばれるアムラタマゴノキは、漬物的な調理法で食べられる
そしてバンコクの事を現地名ではクルンテープ・マハナコンryという長い正式名称を略してクルンテープと呼ぶが
バンコックとは本来はバーンマコーク、つまりアムラタマゴノキ村、という意味なのだという
バンコクのチャオップラヤー川より西側のトンブリーの一部がバーンマコークと呼ばれていて、アムラタマゴノキが
運河沿いに生えていたとされている
それを西洋人が誤解してこの大きな町全てがバンコックだと思ってしまった、との事
タマゴノキの仲間は乾季のある雨緑樹林に適応していて植林も容易
二次林にも数多く生えている
それの種から取れる油脂がカカオバター代用になるのであれば願ったり叶ったりである
もちろん未熟果を従来通り漬物にしても良い
カカオノキなどは年間雨量2000mmで乾季が無いのが理想とか贅沢な環境を要求し
しかも若木の時はもっと大きな木の日陰にしないと枯れるなど厄介だ
それなら、かんかん照りでも成長するアムラタマゴノキの方が確かに便利だ
しかしカフェインもテオブロミンもないので味は期待できず、もっぱらカカオバターと同等程度の融点を持つ
油脂だけが期待できる、というところか
362:名無虫さん
16/09/20 00:33:32.43 .net
タマゴノキ属Spondiasの近縁とされるのが日本でも九州南部に自生する
チャンチンモドキ(Choerospondias属)
果肉は同様に酸味があるが何故か果肉が種子に粘りついて食べにくいなどとされている
ウルシ科はピスタチオやカシューナッツなども含めて種子に油脂を含むものが多い
ハゼノキは油脂を採るために植えられていた
マンゴーの種子からも油脂が採られている
チャンチンモドキは生育も早いのでバイオマス林業で期待されているが
種子からカカオバター類似の油が取れるなら更に重要度を増すか?
テオブロミンを含まないとしても、ホワイトチョコとしてなら使えるし
それこそマンゴー果汁などを加えたホワイトチョコ風菓子にできる
チャンチンモドキは中国南部やインドシナ半島北部くらいまで分布するとの事
だがここまで南下したらタマゴノキを植えた方がいいかもなw
363:名無虫さん
16/11/13 03:24:54.16 .net
junoleon.exblog.jp/15821763
チャーン島って最高標高800m
年間雨量は低地で2700mmとされるが高標高地だと6500mmだったなあ
こんなもんがいるわけだ!但し国立公園ですw
あと現地で保護の第2分類区分らしいですな。法を守ろう
雑誌ではここにいると嬉しいと書かれた個体群である
364:名無虫さん
16/11/15 01:21:34.68 .net
URLリンク(books.google.co.jp)
0b-2RsJAG_&sig=CvVUVOSrOx1NEDbBm_alUo1bmcQ&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwjKzNH48ZPQAhWDTbw
KHSN3B9oQ6AEIPzAF#v=onepage&q=kanchanaburi%20godfrey&f=false
33ページにゴッドフレイのタークやカンチャナブリーでの分布が載っている
ミャンマーだとダウェイの北の河口から4つに枝分かれした入り江があるくらいの緯度
しかもクロン川の東岸
で、画像を調べたら只のトンパープンの町であったw
別のサイトで「ゴッドフレイやホコモンやムラサキやハイイロといったワモンチョウ属4種ともいる土地」
というのが書いてあったが、これもトンパープンだったかなあ?
そしてゴッドフレイはこの土地で餌にしているのは川沿いだけに生えるタケだったか
365:名無虫さん
16/11/15 01:22:26.11 .net
URLリンク(www.phasmatodea.com)
ナナフシの長さランキングだと
Phobaeticus属が上位を占めるがの種類でマレーシア&シンガポールの
serratipesが7番目なのか
タイやマレーシアにいるmagnusという種類が3番目。タイでもチェンマイなど北までいる
ベトナムのPhryganistria属だが、中国産のPhryganistria chinensisという種類が脚込みで62cmとニュースになったが
その後の続報は無い
だが
URLリンク(www.japantimes.co.jp)
こいつ、尾毛が5cmくらいあるんじゃんorz
Phobaeticusは尾毛が殆ど無いので実質的に体長だけで35cm以上になるからなあ
とはいっても、ハサミムシの鋏だって尾毛が特殊化したものだ
これを加えた場合と加えない場合を分けて、各種の大きさだけでなく特徴や性質から魅力を語り合えれば十分かなあとw
366:名無虫さん
16/11/17 03:34:40.19 .net
>>359
オビクジャクはカンチャナブリーでも一応はいる
これもトンパープンかサンクラブリーみたいだが
367:名無虫さん
16/12/03 12:42:56.59 .net
バイオ工学による天然ゴムの試験管内合成に成功 ?天然ゴムの安定供給や新たな分子構造の天然ゴムの開発に貢献?
東北大学大学院工学研究科の高橋征司准教授、山下哲助教(注1)、中山亨教授(バイオ工学専攻応用生命化学講座)らは、住友ゴム工業株式会社、埼玉大学との共同研究により、天然ゴムの生合成に必要なタンパク質を発見し、それらを再構成する手法を開発しました。
これにより、天然ゴムに匹敵する分子量のポリイソプレンを試験管内で合成することに成功しました。
この研究成果により、長年にわたり未解明であった天然ゴム生合成メカニズムの全解明や、天然ゴム高生産植物の育種、代替生物でのゴム生産など、多様な分野での貢献が期待されます。
この共同研究の成果は、10月28日付で生命科学・生物医学分野のオープンアクセス誌であるeLifeに掲載されました。
(注1)現所属:金沢大学理工研究域物質化学系(准教授)
パラゴムノキの天然ゴム生合成マシナリ
URLリンク(www.tohoku.ac.jp)
368:名無虫さん
16/12/03 12:51:04.10 .net
▽引用元:東北大学 2016年11月16日
詳細(プレスリリース本文)
URLリンク(www.tohoku.ac.jp)
369:名無虫さん
16/12/16 06:53:12.11 rPqhNcDA.net
370
370:名無虫さん
16/12/17 17:30:17.82 eJ1xrUaC.net
アリ強いよアリ
URLリンク(www.youtube.com)
371:名無虫さん
16/12/17 18:19:32.36 hI80b0I3.net
URLリンク(youtu.be)
URLリンク(youtu.be)
372:名無虫さん
17/01/18 13:41:39.92 .net
URLリンク(www.myanmar-news.asia)
映画『スターウォーズ』ファンの科学者が命名
中国南西部とミャンマー北部との国境にまたがるGaoligong山脈の森林で、新種のフーロックテナガザル(hoolock gibbon)が発見され、1月10日付の学術誌『米国霊長類学ジャーナル(American Journal of Primatology)』で発表された。
新種のフーロックテナガザルを発見したのは、中国の中山大学(ちゅうざんだいがく:Sun Yat-sen University)のファン・ペンファイ(Fan Pengfei)氏が率いる研究チームで、ロンドン動物学会(Zoological Society of London)の科学者も含まれている。
新種のフーロックテナガザルは、発見した科学者が映画『スターウォーズ』のファンであったため、「スカイウォーカー」と命名されたという。
同映画でルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミル(Mark Hamill)氏はこのニュースを受け、「ジャングル・ジェダイ」発見の喜びをツイートしている。
「スカイウォーカー」が発見された森林では、これまでにも2種類のフーロックテナガザルが生息していることが確認されている。
これら2種類のフーロックテナガザルはミャンマーのチンドウィン川(Chindwin River)で西と東に地理的に隔離され、それぞれ「ニシフーロックテナガザル」と「ヒガシフーロックテナガザル」として区別されていた。
しかし、研究者らはエーヤワディー川(Irawaddy River)とNマイ・カー川(Nmai Hka River)の東に生息する集団が第3の種ではないかと信じていたという。
そこで研究者らは野生の個体や博物館の標本を調べ、遺伝的に異なることを立証した。
実際には、毛色パターンおよび歯の形態が異なる。
中国に生息する「スカイウォーカー」は約200匹で、ミャンマーに生息する個体数は不明となっており、発見と同時に絶滅の危機に瀕している。
ソース元:ミャンマーニュース
URLリンク(www.myanmar-news.asia)
373:名無虫さん
17/01/19 09:39:03.45 rp/BeuUU.net
373
374:名無虫さん
17/01/19 22:30:20.45 8iJtucF1.net
375
375:名無虫さん
17/05/18 21:43:12.12 .net
キューバには熱帯雨林気候はない、というのが話題になる事がある
元はといえば昔の図鑑でキューバをヘラクレスオオカブトの産地と記していたのが
今ではいないという説の方が多くなりそもそもキューバはサトウキビの産地でどこも乾燥してないか?という話であった
首都ハバナは乾季でも40mmくらいの雨量はあるが1200mmの年間雨量でサバナになっている
しかし年間雨量及び最乾月雨量の両面で見るとキューバの平地としては多い方か
URLリンク(en.climate-data.org)
Baracoaという所。北海岸の斜面だな
年間雨量2700㎜で最乾月雨量70mm
376:名無虫さん
17/05/18 21:55:19.46 .net
>>86
ジャマイカは北側斜面だけでなく南側斜面でも特に西端や東端に近い所で
いくつか年間雨量の多いところがある
URLリンク(www.youtube.com)
ジャマイカの山地の湿潤林が分かりやすいMVを見つけた
Jimmy Cliff - I Can See Clearly Now
有名曲ですな
377:名無虫さん
17/05/31 17:08:31.11 .net
2017年05月31日 16時48分
お腹の中がまる見えの透明カエル(Jaime Culebras ,Ross Maynard)
クラゲやオキアミなど、海の中では透明な体を持つ生物の存在が知られているが、南米大陸のエクアドルでこのほど、
心臓の動きがはっきり見える皮膚が透明の新種のカエルが見つかった。
このカエルを発見したのは、首都キトにあるサンフランシスコ大学の生物学者ホアン・グアヤサミン教授。
アンデス山脈東側に位置するアマゾン川上流の熱帯雨林でフィールドワーク中、卵の孵化を見守るオスガエルを発見。このカエルは、
木の葉の裏に産み付けられた卵が孵化して、おたまじゃくしが川面に落ちてくるまでそばにいて、外敵から卵を守っていたという。
大きさは2センチ前後と日本のアマガエルくらいで、背中側は青リンゴ色をしている。ひっくり返すと腹側の皮膚は透明で、心臓自体が白く、赤い血液が流れていないというからオドロキだ。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
URLリンク(www.hazardlab.jp)
378:名無虫さん
17/06/10 22:40:47.16 .net
URLリンク(www.photomacrography.net)
マレーシアで地元のマドボタル近縁種Lamprigera spの幼虫が外来種のアフリカマイマイを捕食する画像複数
2014年に撮影されていたのか
379:名無虫さん
17/06/18 18:58:56.63 .net
URLリンク(krishikosh.egranth.ac.in)
サンヨウマドボタルがアフリカマイマイを捕食するので個体数コントロールが出来るか調査した論文
PDFビューア上で95~96ページにアフリカマイマイの個体数密度とサンヨウマドボタルの個体数密度とを色々変えて
捕食率を調べてある
380:名無虫さん
17/07/22 14:37:52.33 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)
Shorea smithiana
フタバガキ科はとしては樹高が高い82.3m
熱帯林で背の高い木はなかなか育たないなあ
水分子が活性化して道管壁との水素結合が外れるからだって説もあったか
381:名無虫さん
17/07/28 09:37:45.02 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)
最大クラスのフトカミキリであるマルモラヒゲナガカミキリ
It feeds on Quercus griffithii.
クェルクス・グリフィティとは何ぞやと
URLリンク(oaks.of.the.world.free.fr)
Range India, S.W. China, Laos, Vietnam, Myanmar, Sikkim, North Thailand, Buthan, Tibet; 1000 m to 3200 m;
Growth habit usually 4-8 m, but reaches 15-20 m;
ブナ科のアジア南部の種類で個別の情報って本当に貴重なんだよなあ
別の情報だと落葉樹だとある
382:名無虫さん
17/09/03 20:46:44.11 .net
奇妙な新種カエルを発見、ブタ鼻で地中暮らし
オタマジャクシは激流で岩に吸いつき生活、希少なインドハナガエルの仲間
2017.08.29
インドの西ガーツ山脈で、珍しいカエルの新種が見つかった。光沢のあるうす茶色の皮膚、淡い青色で縁取られた目、そして、ブタのようなとがった鼻を持つ。
科学者たちはこの新種をブパティ・インドハナガエル(Nasikabatrachus bhupathi)と名付けた。尊敬を集めた爬虫両生類学者であり、2014年に
西ガーツ山脈で命を落とした研究仲間、スブラマニアム・ブパティ博士に敬意を表した命名だ。新種として記載した論文は、
学術誌「Alytes」の最新号に発表された。(参考記事:「【動画】超ミニ新種カエル7種を発見、鳴き声も」)
新たに仲間入りした両生類は奇妙な姿に見えるかもしれないが、風変わりな解剖学的構造の1つ1つが、気の遠くなるような
年月をかけた進化の結果だ。小さな目、長い鼻、硬いシャベルを先端に付けたような短い足のおかげで、一生のほとんどを地中で過ごせる。
実のところ、このカエルは物を食べるときさえも地上に出てこない。米国自然史博物館の爬虫両生類学者で、
この新種を記述した論文の共著者、エリザベス・プレンディニ氏によると、溝がついた長い舌で土の中のアリやシロアリを吸い込むという。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---
▽引用元:National Geographic 日本版 2017.08.29
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
新発見のブパティ・インドハナガエルは、成体になってからほとんどの期間を地中で過ごす。一方、オタマジャクシは滝の裏側で岩に吸い付いて4カ月間生きる。(PHOTOGRAPH BY JEGATH JANANI)
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
とがった鼻、小さな目、ずんぐりした四肢。いずれの特徴も、一生の大半にわたる地下生活への適応に役立っている。(PHOTOGRAPH BY JEGATH JANANI)
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
383:名無虫さん
17/09/16 19:39:43.82 d08caURK.net
NHK教育を見て53565倍賢くジャガー(c)2ch.net
スレリンク(liveetv板)
384:名無虫さん
17/10/12 18:17:06.33 .net
URLリンク(www2m.biglobe.ne.jp)
このサイトは定期的にデータが変わる訳で
URLリンク(www2m.biglobe.ne.jp)
ナコンシータマラートが熱帯雨林になりました
おめでとうございます
といっても、2月に物凄い洪水がたまたま発生して平均値が上がっただけのように思う(去年とかも2月くらいに雨が多かった)
だが最近、タイ南部で1月過ぎにも雨量が多いという状況が南シナ海側だけでなく
インド洋側ですら発生する事がある
どうも熱帯性低気圧が以前より多く発生し、基本は乾季なのに
気まぐれに豪雨をもたらしてしまう模様
385:名無虫さん
17/12/14 18:31:41.92 .net
初の手がかりは毛皮だった。
生物学者のフラビア・ミランダ氏がヒメアリクイを研究していたとき、
「アマゾンと大西洋岸森林では、生息するアリクイの色が違うことに気づき始めました」という。
当時知られていたのはヒメアリクイ(Cyclopes didactylus)という1種だけだった。
しかし彼女は、謎のベールに包まれたこの樹上で暮らす動物は2種に分けられるのかもしれないと疑い始めた。
ブラジルのミナス・ジェライス連邦大学に所属するミランダ氏は、同僚とともにヒメアリクイの研究を10年以上続けている。
その間に、ブラジルや南米スリナムで10回の実地調査を行ったほか、複数の自然史博物館からサンプルを集めた。
チームは最終的に、野生のヒメアリクイ33匹のDNAサンプルと、博物館で保管されていた約280の標本の解剖学的情報を収集できた。
ミランダ氏の最初の直観は正しかった。
詳しく調べたところ、色が違うヒメアリクイが異なる種だっただけでなく
、さらに、少なくとも7種に分けられることが明らかになった。
この研究結果は12月11日付けの学術誌「Zoological Journal of the Linnean Society」に発表された。
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
386:名無虫さん
17/12/14 18:36:10.71 .net
「詳しい研究がほとんど行われてこなかったごくありふれた動物に、はじめて最新技術を駆使して調査すると、
驚くべき結果が得られることがあります。今回の結果はその好例です。
今後の研究で、この美しい動物たちの中から見逃されていた種が見つかっても、さほど驚くことではないでしょう」。
オーストラリア、アデレード大学で哺乳類について研究しているクリストファー・ヘルゲン氏はそう述べる。
ミランダ氏がこの謎に満ちた哺乳類の研究をしようと思い立ったのは、2005年のこと。
きっかけは、大西洋岸熱帯雨林の北東部にまだヒメアリクイが生息しているかどうかすら、
科学者たちがまだ確証を得ていないと知ったことだった。
画像:これまでヒメアリクイは1種とされてきたが、少なくとも7種いることが明らかになった。
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
画像:野生のヒメアリクイから血液サンプルを採取する研究者たち。
今回の研究では、合計33匹の野生の個体からDNAサンプルを収集した。
387:名無虫さん
17/12/20 18:43:26.95 .net
【12月19日 AFP】
世界自然保護基金(WWF)は19日、
東南アジアのメコン(Mekong)川流域で昨年発見されたベトナムのワニトカゲや地元市場で売られていたタイのカメなど、
動植物115種が新種と確認されたと発表した。
チベット高原から南シナ海(South China Sea)へとメコン川が蛇行するタイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムなど東南アジア諸国は、
世界有数の生物多様性を誇り、同域で発見された新種生物が毎年多数発表されている。
WWFによると、昨年にも長期にわたる調査期間を経て、両生類11種、魚類2種、爬虫(はちゅう)類11種、植物88種、
哺乳類3種の計115種が新種と認められたという。
これには顔が蹄鉄(ていてつ)の形をしたコウモリや、タイ北東部の市場で売られているのを研究者らが見つけたという、
カタツムリを食べるカメなどが含まれている。
またベトナム南部の常緑樹林原産のワニトカゲは、既に2003年に発見されていたものの、
何年もかかってようやく在来種の別の亜種と認定されたという。(c)AFP
画像一覧
ベトナムで発見された新種のワニトカゲ
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
ベトナムで発見された新種のモグラ
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
タイ北部ウドンタニ県の市場で発見された新種のカメ
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
ベトナムの森林で発見された新種のカエル
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
AFP
URLリンク(www.afpbb.com)
388:名無虫さん
18/01/06 21:18:27.77 .net
ペッチャブリー県北部の山地のGuangzhou Waterfall
山奥の滝の周りに水上マーケットがある妙な市場か
他にもちょっと面白いものが見られるかどうか?
389:名無虫さん
18/01/21 18:23:52.47 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)
ロジンハイランド
州は別だがマレーシアの有名なキャメロンハイランドの東隣とされる
ラフレシア・アーノルディと世界一の花の大きさを争うラフレシア・ケリーで
これまでで2番目とされる、111㎝の個体はロジンハイランドで得られた
なおタイのカオソック国立公園では50㎝しかないものも時々見つかっている状況w
弱いながらも乾季があるためだが、その乾季に咲いた花が乾いたものを
タイの一部では民間薬として使っている
こういう使い方は一年中雨量の多いマレーシア半島部やスマトラでは、枯れると即腐ってしまうので難しい
390:名無虫さん
18/02/07 15:12:51.21 .net
_CI4Fs3CJB4
オスのドルーリーオオアゲハに発信機を付けて飛ばした!!!
メスで同じことが出来たらなあ
でもメスなんて捕まえるだけでもほぼ不可能
これはリベリアなのか
山の中腹は湿った森でも山頂は乾いてるから乾季かな
ITと環境学、野生生物学がより一体化した時、自然保護は次のフェイズに移行するのかどうか
社会学と政治のおもちゃになってる現状は打破したいね
391:名無虫さん
18/02/08 10:52:23.39 Tcf02bsH.net
知り合いから教えてもらった副業情報ドットコム
暇な人は見てみるといいかもしれません
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
A4PR8
392:名無虫さん
18/02/09 20:59:00.41 .net
URLリンク(www.afpbb.com)
タイの「建設王」、ヒョウを密猟した疑いで逮捕
2018年2月6日 23:09 発信地:バンコク/タイ
【2月6日 AFP】タイの警察当局は6日、同国で建設王の異名を取るプレムチャイ・カンナスート(Premchai Karnasuta)容疑者ら4人が、
野生動物保護区で密猟を行った疑いで逮捕されたと発表した。
プレムチャイ容疑者は首都バンコクを拠点とするイタリアンタイ・デベロップメント(Italian-Thai Development)の社長。同社はバンコクの
スワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi International Airport)や高架鉄道スカイトレイン(Skytrain)など、大規模な建設事業に関わっていた。
保護区の管理当局は4日、西部カンチャナブリ(Kanchanaburi)県のトゥンヤイ・ナレースワン(Thungyai Naresuan)野生生物保護区で4人を拘束し、
ライフル銃3丁と銃弾143発、狩猟道具その他を押収。また、プレムチャイ容疑者が警官に囲まれながらテントの前に座り、
動物の皮やクロヒョウなどの死骸、スコープ付きの狩猟用ライフルを一緒に撮影した写真を公開した。
国立公園当局は6日、声明で「4人は違法狩猟、保護動物の死骸の違法所持の容疑で訴追された」と発表した。(c)AFP
イタリアンタイ・デベロップメントってダウェー開発にも関わってたよなあ
タイの金持ちは何でこういう19世紀の娯楽みたいなのを大規模にやり出すんだと
彼らが銃を好むのは知っている
393:名無虫さん
18/02/11 11:44:31.01 .net
>>94
URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov)
Complex processing of prickly pear cactus (Opuntia sp.) by free-ranging long-tailed macaques: preliminary analysis for hierarchical organisation.
Complex food-processing techniques by gorillas, chimpanzees, and orangutans have allowed comparisons of complex hierarchical cognition
between great apes and humans. Here, we analyse preliminary observations of free-ranging long-tailed macaques (Macaca fascicularis) (n = 3)
in Thailand processing Opuntia sp. cactus fruits. From our observations, we suggest that there is potential to extend the analyses
of hierarchical cognition to Old World monkeys. We found that the macaques used six behavioural sequences to obtain Opuntia fruits,
remove irritant hairs from the skin of the fruits, and break open, and consume the fruits, each a unique combination of 17 action elements.
Removing irritant hairs involved abrading fruits on a sand or rock substrate, and washing fruit in water. The behavioural sequences
that macaques use to process Opuntia potentially show features of hierarchical organisation described in the leaf-processing behaviours of great apes.
Our observations highlight the need for closer study of complex food-processing behaviour in monkeys to better understand the organisational capacities involved.
KEYWORDS:
Hierarchically organised behaviour; Khao Sam Roi Yot National Park; Macaca fascicularis; Thailand
サムロイヨート国立公園でウチワサボテンの果実をカニクイザルが食べるための下処理か
実をとってきて、砂や石に擦り付けて果実表面のトゲを除き、洗い、割って食べる
これって幸島のイモを海水で洗うサルどころじゃねえくらいの凄い行動だな
研究したのはシンガポールの学者か
394:名無虫さん
18/02/26 12:07:03.43 .net
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
バイオ燃料生産と森林保護を両立
2011.06.23
インドネシアで樹木からバイオ燃料を生成するプロジェクトが進んでいる。主導するのは、熱帯雨林の研究者ウィリー・スミッツ氏。インドネシアで
熱心な環境保護活動に取り組む人物として知られ、30年以上、東南アジアの島々で生態系の研究に取り組んできた同氏の洞察力が産んだプロジェクトだ。
同氏は、ある植物を利用すればバイオ燃料の生成に加えて環境保護にもつながり、同時に地元住民の食料確保にも役立つと訴えている。
それはサトウヤシだ。
スミッツ氏は「タパジー(Tapergie)」という会社を自ら設立、サトウヤシの収穫および加工システムを独自に開発した。詳しく調査した専門家も、
二酸化炭素の排出量増加にはつながらないと太鼓判を押している。「ヤシの樹液は水と糖が主成分。必要なのは雨と日光と二酸化炭素だけで済む」とスミッツ氏は語る。
スミッツ氏がナショナル ジオグラフィックの資金援助を受けて立ち上げたこのプロジェクトは、持続可能燃料の新たな供給源を生み出すと同時に、
この地域が陥っている貧困と環境破壊の悪循環を解消する可能性も秘めている。
◆バイオ燃料が森林を脅かす
タパジー社のサトウヤシ加工施設はインドネシアの北スラウェシ州トモホンに建設され、2010年に操業を開始。さらにスミッツ氏は、
近隣の島々で「ビレッジハブ(Village Hubs)」という小規模施設を運営する計画だ。どちらも、熱帯雨林の破壊につながるアブラヤシを
原料としたバイオ燃料生産とはまったく異なる方式で運営される。
ここ10年間、東南アジアでは、アブラヤシの果肉や種子を原料とするヤシ油への需要が急激に高まっている。背景には、ヨーロッパ諸国が
石油燃料からバイオ燃料への転換を模索し始めた事情がある。二酸化炭素排出量を削減するために打ち出した政策で、遠いアジアがツケを払わされる
事態を生んでいる。アブラヤシの単作を拡大するため、広大な熱帯雨林が伐採され、泥炭地が焼き払われたからだ。熱帯雨林の破壊に伴う大気中の
二酸化炭素量増加により、インドネシアはエネルギーの大量消費国である中国やアメリカに次ぐ世界有数の温室効果ガス排出国になってしまった。
395:名無虫さん
18/02/26 12:07:34.09 .net
オランダ出身のスミッツ氏は、第2の故郷インドネシアでアブラヤシを原料とするバイオ燃料が大量生産され、
さまざまな弊害を生み出していると世界中に警鐘を鳴らしている。
◆「最も優れた樹木」
一方、サトウヤシは森林保護につながる利点を数多く備えているとスミッツ氏は説明する。まず地中深くに根を張るため、ほぼ垂直に切り立った
急斜面でも栽培可能で、土地の浸食を防いでくれる。また、水分をあまり必要としないサトウヤシは干ばつに強く、森林火災も起こりにくい。火山島で栽培するには
重要な特性である。さらに害虫や疫病に対しても抵抗力があり、肥料はまったく必要としない。それどころか、サトウヤシが育つ森林は土壌が肥えるという。
過去数十年間、すっかり破壊されてしまったインドネシアの熱帯雨林再生のカギとして、スミッツ氏がサトウヤシに目を付けたのも十分に納得できる。
アメリカ、コロラド州スノーマスにあるロッキーマウンテン研究所で所長兼主任研究員を務めるエネルギー専門家エイモリー・ロビンス氏は次のように語る。
「サトウヤシはアブラヤシとは対極的な存在だ。これほど優れた樹木には出会ったことがない」。ロビンス氏はスミッツ氏のアイデアを耳にして以来、
プロジェクトを積極的に後押ししている。
スミッツ氏によると、特殊な構造のサトウヤシの葉は、一年中生え変わるため光合成の効率が極めて高い。バイオ燃料の原料として世界中で使用されている
他の植物に比べて、エタノールの生産効率が非常に良いのだという。同氏の方法によれば、1ヘクタールあたり年間19トンのエタノールを生成できる。
アメリカ農務省が公表した最新の資料では、アメリカ国内のトウモロコシの場合、1ヘクタールあたり年間3.3トンに過ぎない。またアメリカ環境保護庁の分析では、
ブラジルのサトウキビは1ヘクタールあたり年間4.5トン。サトウヤシの持つ能力は驚愕に値することが分かるだろう。
ただサトウヤシにも問題点はある。雑多な植物が繁茂する森林で最もよく育つサトウヤシは、トウモロコシやサトウキビ、アブラヤシなどと違い、
農地一面に整然と植え付ける単作には向いていない。
396:名無虫さん
18/02/26 12:08:59.80 .net
また、栽培にも手間が掛かる。最適な成長のためには、雄花を付けた花柄(かへい)から1日2回必ず樹液を採取しなければならない。しかも、
1本ごとに花柄の先端から薄層を切り取るという熟練した技術が要求される。種子に貯えられるべきエネルギーを一部“搾取”して、サトウヤシの寿命を
延ばすための作業だ。採取した樹液は直ちにしかるべき環境下で保存しなければ、発酵が制御不能になる。スミッツ氏によると、樹液採取の機械化は不可能だという。
ロッキーマウンテン研究所のロビンス氏は次のように述べる。「アブラヤシから油を採取する場合に比べると、5~20倍の労働力が必要となる。
能率的な単一栽培が最善だと考えている人々からすれば、不経済きわまりないだろう。だがスミッツ氏は、これこそが人々の暮らしを助けることになると考えた」。
スミッツ氏が建設を計画しているのが、小規模なサトウヤシ加工施設「ビレッジハブ」のネットワークである。労働集約型で機動性が高いビレッジハブは、
周辺各地域にインフラや重要な経済機会を提供できるという。
◆森林保護と一体化した生産
トモホンの工場では持続可能エネルギーの導入にも配慮し、稼働に必要なエネルギー源として地熱(州のエネルギー会社から購入した廃熱)が利用されている。
従来は、膨大な量の樹木を伐採しそれを燃料にしてヤシの樹液を煮詰めるなど、環境をまったく無視した方法でヤシ糖を製造していた。しかし、工場の稼働を
きっかけにクリーンエネルギーへの転換が始まっている。サトウヤシから生成されたバイオ燃料は、バイクやカート、小型の機械や発電機などのほか、
特殊な料理用コンロにも燃料として使用されている。
シンガポールやボルネオ島では過去にも、繊維や砂糖を製造するためにサトウヤシを栽培する試みが行われたが、
いずれも失敗に終わった。だがスミッツ氏は勝算があると見ている。
サトウヤシは大きな可能性を秘めているが、それは生産活動と環境保護とが一体となって初めて実現されるとスミッツ氏は言う。ロビンス氏も、
「2つの要素は、スミッツ氏のシステムの中で不可分の関係にある。土地や森林そのものを保護するうえで不可欠だと思う」と語っている。
スミッツ氏は、稼働が始まるビレッジハブの成果を2012年に公表する予定である。
397:名無虫さん
18/02/26 12:16:47.19 .net
「ドローンによる樹液収穫」
これが出来たらヤシやパラゴムノキでぼろ儲けだが当面は難しいだろうw
398:名無虫さん
18/03/14 20:52:53.95 .net
URLリンク(gigazine.net)
2018年03月13日 07時00分00秒
コーヒーは周囲の生物多様性に良い影響を与えているという研究報告
多くの人が愛飲するコーヒーが果たして体にいいものかどうかは諸説分かれるところではありますが、コーヒーが環境に与える
影響もまた研究されている部分です。コーヒーの栽培は生態系に悪い影響を与えてはおらず、むしろ生物多様性にいい影響を
与えているという報告が、「鳥類と豆類:インドの西ガーツ山脈におけるアラビカ種・ロブスタ種農林での鳥類の豊富さと固有性の
比較」という以下の論文で、科学電子ジャーナルScientific Reportsにおいて発表されました。
そもそもがアフリカ原産であるコーヒーノキは、商品作物として熱帯地方を中心に世界各地で栽培されています。ほとんどの地域では
コーヒーが人間によって外部から持ち込まれているため、コーヒーの栽培が周辺の環境にどんな影響を与えるのかがこれまで懸念されてきました。
また、コーヒーの需要が世界的に高まり価格が上昇するにつれて、コーヒー農園が多く作られますが、農園は基本的に森林を切り開いて作ります。
さらに、農薬もたくさん使われることで、周辺の生態系を破壊してしまうのではないかと指摘されていました。特にそれまでの研究では、
病気に強く栽培がより容易なロブスタ種の拡大で、周辺の環境にもより多くの悪影響が与えられているという声もあったとのこと。
世界第6位のコーヒー産出国であるインドの西ガーツ山脈周辺では古来よりアラビカ種とロブスタ種の2品種のコーヒーが栽培されています。
また、西ガーツ山脈周辺では、開けた土地でコーヒーの木を1本ずつ大きく育たせる南米の栽培方法とは異なり、
大きな樹木の下に群生させるようにして日陰でコーヒーを栽培するという手法を採る農家が多いといわれています。
399:名無虫さん
18/03/14 21:00:34.51 .net
インドでは、1950年から2015年までロブスタ種の栽培面積は840%、アラビカ栽培面積は327%増加したとのことですが、西ガーツ山脈付近では
森を完全に切り開かず、農薬をあまり使わない栽培が行われているため、他の地域と比べてもコーヒー農園が周辺の森林に与える
悪影響はかなり少ないことが分かっています。
そこで、西ガーツ山脈付近のコーヒー農園周辺に生息する鳥類を調査したところ、インコやハトなど周辺地域の固有種を204種も確認できたとのこと。
また、アラビカ種とロブスタ種の農園を比較しても、生息している鳥類の種類に大きな差は見られないということが分かりました。また、ロブスタ種を
栽培する農家の19%が、アラビカ種を栽培する農家の75%が農薬を使用していることが確認できましたが、農薬の使用が農園の周辺に生息する
鳥類の多様性に大きな影響を与えていた様子は見られなかったそうです。
400:名無虫さん
18/03/14 21:30:41.90 .net
このことから、コーヒーの生育そのものが周辺の生態系に悪影響を与えるとは言いがたく、また、コーヒーの品種によって周辺の生物多様性に
与える影響が変化することはほとんどないといえます。西ガーツ山脈周辺のように森林への影響が少ない栽培方法であれば、コーヒーの豆を
餌とするような鳥が集まることで、むしろ豊かな生態系が形成されていることが分かりました。
ただし、この研究は鳥類に限ったものであり、他のハ虫類・虫・哺乳類に対してどのような影響があるかは報告されていません。生態学者の
James MacDonald氏は、インドにおける今回の研究報告はコーヒー農家にとっては前向きなニュースではあるが、生物多様性を維持しながら
コーヒーを栽培するためには、西ガーツ山脈で見られるような「素朴なコーヒー栽培方法」を優先的に行わなければならないと指摘しています。
401:名無虫さん
18/04/21 21:13:19.48 .net
【4月21日 AFP】
生物多様性の宝庫ボルネオ(Borneo)島北部に位置するブルネイ領のジャングルで、
外敵との戦いでコロニーを守るために「自爆」して粘着性の毒液をまき散らす働きアリが見つかった。
オーストリア・ウィーン工科大学(Vienna Technical University)の
イリーナ・ドルジニナ(Irina Druzhinina)氏率いる調査チームが20日、発表した。
オーストリア、タイ、ブルネイの研究者から成る調査チームによると、
「自爆アリ」「爆弾アリ」として知られる群れの存在は既に知られているが、
今回の調査の過程で複数の種を特定することができたという。
アリの学名は「Colobopsis explodens」。国際動物学誌ズーキーズ(ZooKeys)に掲載された研究論文によると、
このアリは他の昆虫に脅かされると、外殻を破裂させることができる。自らは死ぬが、
分泌腺から黄色の毒液を噴出し、外敵を道連れにしたり撃退したりすることができるという。
調査チームの一員でオーストリア・ウィーン自然史博物館(Vienna Natural History Museum)の研究者
アリス・ラシニー(Alice Laciny)氏によると、
このアリは体を収縮させることによって圧力をため込んで自分の外殻を破裂させ、毒性の分泌物を噴出する。
ラシニー氏はAFPの取材に対し、こうした現象は「自然界でも極めてまれ」で、
このような方法で自らを犠牲にするのはアリやハチのようなほんの一握りの「社会性昆虫」にしかみられないと語り、
「コロニーは超個体(社会的集団)のようなもので、
個体はそれぞれ特別な役割を持つ体の細胞のような役割を果たしている」と説明した。(c)AFP
画像:ブルネイで撮影された自爆アリ(奥)。
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
AFP
URLリンク(www.afpbb.com)
402:名無虫さん
18/04/21 22:13:44.70 .net
■小走りに半円描いて求愛。飾り羽を反り返り胸膨らませてダンス
「極楽鳥」として知られるフウチョウ科の鳥の一種、カタカケフウチョウの求愛はかなり変わっている。
オスが首のまわりの漆黒の飾り羽をいっぱいに広げると、鮮やかな青色をした胸元の飾り羽と、
青い目のような模様が現れる。そして求愛のダンスが始まる。
メスのまわりで小走りで半円を描き、求愛が受け入れられるまで踊り続けるのだ。
これまでカタカケフウチョウは、43種のフウチョウ科のなかで1種しかいないと考えられていた。
しかし、鳥類学者のエドウィン・スコールズ氏と写真家のティム・レイマン氏は、
「フォーゲルコップカタカケフウチョウ」を新種とする論文を科学誌『PeerJ』に発表した。
野外調査と博物館の標本の分析から、フォーゲルコップカタカケフウチョウが、
これまで知られていたカタカケフウチョウ(今はオオカタカケフウチョウと呼ばれる)とは遺伝的に異なるという結論が導き出された。
新種につけられた「フォーゲルコップ」という名前は、ドイツ語で「鳥の頭」の意味。
これは、この鳥が発見されたインドネシア領ニューギニア島のドベライ半島が、
地図で見ると鳥の頭のような形をしていて、かつてはドイツの植民地だったことに由来する。
■独特な鳴き声と求愛ダンス
オオカタカケフウチョウと同じく、フォーゲルコップも「地上で最も黒い」とされる漆黒の羽毛をもつ。
これは羽毛の表面の特殊な微細構造が、光をほぼ100パーセント吸収するからだ。
どちらの鳥も、オスがメスに求愛するときには、鮮やかな青い模様が浮かびあがる。
その様は、まるでマンガに登場するキャラクターのようにも見える。
オオカタカケフウチョウとの違いは、求愛ダンスにも見られる。
オオカタカケフウチョウはピョンピョン跳びはねるが、フォーゲルコップは左右に半円を描くように小走りする。
米コーネル大学鳥類学研究所のスコールズ氏は、
「滑らかな床の上に置いたゼンマイ式のおもちゃのように動くのです」と説明する。
鳴き声も違う。オオカタカケフウチョウがギャーギャー鳴くのに対し、フォーゲルコップの鳴き声は愛らしいものだ。
403:名無虫さん
18/04/21 22:15:18.25 .net
スコールズ氏とナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーであるレイマン氏が
フォーゲルコップの変わった鳴き声に初めて気づいたのは2009年のことだった。
その鳴き声は「私たちが親しんできたカタカケフウチョウの鳴き声とはまったく違っていたのです」とスコールズ氏は振り返る。
2016年、別の研究チームが博物館にあるカタカケフウチョウの標本を調べ、遺伝的な違いを見つける。
この発見は異なる種が存在することを示唆するものでもり、二人の確信は強まった。
スコールズ氏とレイマン氏は、さらに証拠を見つけるために野外調査を始めた。
研究チームは森の中のベースキャンプに何カ月も留まって観察を続け、
オオカタカケフウチョウとフォーゲルコップカタカケフウチョウの身体的な違いを記録した。
例えば、フォーゲルコップが飾り羽を広げたときの形はオオカタカケフウチョウとは違うことが判明した。
「はっきりとした違いが、決め手になりました」とスコールズ氏は語る。
■鳥の楽園に踏み入る人
ニューギニア奥地の森林は、まだ開発が及んでいないことから、生物多様性に富んでいる。
新種の極楽鳥がさらに発見されるのではないかと研究チームの期待は高まっている。
スコールズ氏によると、この10年で、極楽鳥観察は「夢のバードウォッチング」として注目され、
「責任あるエコツーリズム」も解禁された。
スコールズ氏は、極楽鳥のすむ地域が、これからも今のまま残されることを願っている。
「以前は、森で人を見かけるのは5年に一度くらい。しかも、たいてい怖いもの知らずのバックパッカーでした。
でも、今はグループで人々がやって来ては、野鳥観察に夢中になっています」。
2人は今後もニューギニアで極楽鳥の研究を続ける予定だ。
「ティムと私の仕事は長期戦ですから」とスコールズ氏は付け加えた。
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
404:名無虫さん
18/05/02 03:27:42.38 .net
インドネシアでジャコウネコが選ぶコーヒーは有名だが
南米版
URLリンク(elcarbon.jp)
URLリンク(www.keikoharada.com)
2016/09/06 投稿者: Keiko
ハナグマのフンから作るコーヒー豆 Cafe Misha
でも昨日のTV Peruでなんと、ペルーの“オトシモノ系”コーヒーが紹介されていたのだ!その名もCafe Misha (カフェ・ミーシャ)。その創造主はcoati (コアティ)、すなわちハナグマだ。
カフェ・ミーシャの故郷は、ペルー中央部フニン州のチャンチャマヨ郡。ここはペルー有数のコーヒー生産地である。以前ポスソ旅行の途中で立ち寄ったことがあるが、
真っ赤に熟れたコーヒーの果実が農園を染めるようすはなかなかのものだった。
チャンチャマヨのハナグマたちは、コーヒーの果実が大好物!しっかり熟れた食べごろの果実だけを選んで食べる。フルーツや野菜も食べるが、
これらが胃の中でコーヒー豆にさまざまな風味を加えるそうだ。彼らのオトシモノから生まれたソレは、米国では1キロ当たりおよそ1400ドルで販売される。
たった一杯のカプチーノに75ドルも払う客がいるなんて信じられないよ~!
腹で適度に消化されるから良いだろうって説ゆえゾウに食わせたコーヒーとか出来たが
こっちは「頭も良くて手のある程度器用な動物が種ごと食うから良い」説か
ハナグマならアライグマの上位互換だからなあ
チャンチャマヨ群
URLリンク(en.wikipedia.org)
アンデス東斜面の麓
どっかにペルー第2の湖フニン湖の巨大カエルの話もあったがフニン湖もこの郡だな
URLリンク(en.wikipedia.org)
ペルーのジャングルほど蒸し暑くなく、ペルーの乾燥高原ほど冷涼乾燥ではない
なるほどw
郡の中心都市ラ・マルセード
URLリンク(en.climate-data.org)
平均気温23℃年間雨量1800mm最小雨量70mmのケッペンで熱帯雨林、バイオームなら亜熱帯多雨林と雨緑樹林の中間
いい所だね
405:名無虫さん
18/05/05 04:43:48.46 .net
■生き物が異なる種との間に雑種を産み始めるのは、しばしば環境変化のしるしであるという。
このサルたちにいったい何が起こったのか
タンザニアのゴンベ国立公園に生息するサルのなかには、自分と種類が違うサルとでも交尾する者がいる。
アカオザル(上の写真)とブルーモンキー(下の写真)の間に、雑種が産まれていることがわかったのだ。
フロリダ・アトランティック大学(FAU)のケイト・ドワイラー教授(人類学)は144匹のサルの糞便を集め、DNAを分析した。
約15%がアカオザルとブルーモンキーの雑種だった。
さらに母方からのみ受け継がれるミトコンドリアDNAを調べたところ、すべてのサルが、アカオザルのメスのDNAを受け継いでいた。
霊長類に関する国際学術誌「International Journal of Primatology」に発表された研究のかなで、
ドワイラーは「種を越えた交尾が頻繁に行われている」と結論づけた。「アカオザルとブルーモンキーが交尾し、
生まれた雑種はどちらのサルとも交尾する」
雑種の形成には諸説あり、いつ、そしてなぜ動物が異なる種と交尾をするのか推測することは難しい。
環境の変化によって同種の相手を見つけにくなり、他の種の動物と交尾する可能性が高まることはある。
だがドワイラーが調査した雑種化したサルの場合は、同じ種の相手に不自由していなかった。
■異なる外見もお構いなし
場合によっては、異種との交尾によって、環境変化に適した子孫が産まれることもある。
406:名無虫さん
18/05/05 09:00:01.58 .net
たとえば、ハイイログマとホッキョクグマの雑種であるグロラークマは、
氷のない環境で暮らすハイイログマの特徴をいくつか持つが、同時にホッキョクグマ並みに大きく、毛色が薄い。
コヨーテとハイイロオオカミの雑種であるコイウルフも、両方の特徴を併せ持っている。
通常、動物は同じ種の動物と交尾する。異なる種と交尾をすると、繁殖に失敗する場合もあるからだ。
だからアカオザルやブルーモンキーのようなサルは、交尾相手を間違えないよう種によって特徴のある顔立ちをしていると思われてきた。
ところがこの2つの種は、繁殖力のある子孫を産むことができる上、外見の違いも気にしていない。
このサルたちの間で「乱交」が始まったのは、数百年前とも数千年前ともいう。
「異種間の交尾はしばしば、環境が変化するときに起こる。この先何が起こるのか興味深い」と、ドワイラーは言う。
関連ソース画像
ゴンベ国立公園で研究対象となったアカオザルとブルーモンキーの雑種「ジミー」
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
アカオザル(ウガンダ)
Red-Tailed_Monkey%2C_Uganda_%2815587657375%29.jpg
ブルーモンキー(ケニア)
Blue_monkey_%28Cercopithecus_mitis_stuhlmanni%29_pair.jpg
ニューズウィーク日本版
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
407:名無虫さん
18/05/17 18:21:19.58 .net
南太平洋に浮かぶニューギニアで、鮮やかなライムグリーン色の血液が流れるトカゲが見つかった!
なんと人間の致死量の40倍に相当する胆汁が含まれているのだという。
今月16日に米科学誌『サイエンス・アドバンシズ』に掲載された論文によると、
米ルイジアナ州立大学生物科学科のザカリー・ロドリゲス研究員らのチームは、
ニューギニア古来のトカゲ「プラジノハエマ(Prasinohaema)」に着目。
調査チームは、ニューギニアの低地に生息する51種類のトカゲ計119匹を捕まえて調査した。
このうち新種を含む6種類27匹は緑色の血液を持つトカゲで、残りの45種類92匹は通常の赤い血液だった。
遺伝子解析の結果、緑色の血液のトカゲには、4つの遺伝的系統があり、赤い血を持つ共通の祖先から進化を4回経て、
現在の体になった可能性があることがわかった。
ギリシャ語で「緑の血液」を意味する「プラジノハエマ」の血液には、肝臓の細胞で作られる胆汁が高濃度で含まれている。
この胆汁の色素が抗酸化物質として、病気の予防に役立っているのではないかと指摘する研究者もいるが、
実際にどのような機能を持っているかはいまだ解明されていない。
血液検査で肝機能の項目に登場する「ビリルビン(単位mg/dl)」をご存知だろうか?
役目を終えた赤血球から出されたビリルビンは、肝臓で処理されて胆汁に排出される成分で、
数値が高いと皮膚が黄色くなる黄疸の原因になることで知られている。
しかし、これまでの研究でビリルビンがマラリアの原因の寄生虫を殺す毒があることも明らかになっていることから、
ロドリゲスさんは、トカゲの緑の血液にも、有効な物質が含まれている可能性があるとして、
引き続き研究を続けていくと話している。
画像:ニューギニアに生息する血の色が緑のトカゲ(Chris Austin/LSU)
URLリンク(www.hazardlab.jp)
関連動画
The Mystery of Lime-Green Lizard Blood URLリンク(youtu.be)
ハザードラボ
URLリンク(www.hazardlab.jp)
408:名無虫さん
18/06/22 04:50:13.74 .net
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
原因不明、アフリカの古木バオバブに迫る危機
樹齢数千年というアフリカの巨木バオバブが次々と枯れている。原因は不明だ。
2018.06.13
南アフリカのリンポポ州にある巨大でたくましいバオバブの木。樹齢数千年と言われる幹には洞(ウロ)ができていた。
その空間は巨大で、周囲は45メートル。洞の内部にパブまで作られていた。
「サンランド・バオバブ」と呼ばれるこのパブは、20年間観光客にも人気で、木の中でお酒が酌み交わされた。ところが、
2016年8月、洞を支える巨大な壁(樹幹の一部)の1つが枯れて壊れ、その8カ月後には別の壁と次々枯れて壊れていった。
今では洞を支える壁は半分になってしまっている。
サンランドの木が枯れたのは、洞の中に人が入り込んだためと思う人は多いだろう、でも、実際は違う。同様のことが、
アフリカ全土のバオバブの木で起きているからだ。科学者グループが2018年6月11日に学術誌「Nature Plants」に発表した
内容によれば、アフリカでは、この12年間で、特に大きく古いバオバブの木が次々に枯れているという。
409:名無虫さん
18/06/22 04:51:43.94 .net
サンランドの木がたどった運命は、愛すべき変わった風貌のバオバブの将来を暗示しているのかもしれない。
バオバブが枯れた原因はまだわかっていないが、科学者たちは気候変動が原因ではないかと考えている。
研究の共著者であるルーマニア、バベス・ボヨイ大学のアドリアン・パトラット氏は、「1000年から2000年の樹齢でも
バオバブは元気で、見るたびに驚きます。でも、数年後に、その木が枯れて倒れてしまうかもしれないというのはもっと驚くべきことです」と話している。
「統計的に考えれば、こんな短期間で、ここまで多くの古いバオバブが同時に自然に枯れることなど、ありえません」
410:名無虫さん
18/06/22 04:54:14.15 .net
バオバブが枯れていく
バオバブの特徴は太い幹とまばらな枝だ。まるで木が逆さに植えられているようにも見えるほどだ。円状に樹幹が増えていくという成長の仕方から、
内部に大きな空洞ができることが知られている。空洞は、人が入れるほど大きくなることがある。
バオバブは種子植物としては最古の部類に入り、9つの種がある。さまざまな名前で呼ばれ、伝承や伝説にも数多く登場する。
アフリカからアラビア、オーストラリアに分布し、乾燥した落葉樹林、砂漠、サバンナでは貴重な存在だ。(参考記事:「監獄の木」の異名をもつオーストラリアのバオバブ)
パトラット氏は、2000年代初めからバオバブの研究を始め、ここ15年間の大半を費やして、特に大きく古い60本以上の木を特定し、
放射年代測定によって樹齢を計測した。というのも、セコイアやオークなどの木とは違い、バオバブは年輪から樹齢を判断できないからだ。
成長とともに年輪は消え、また古いバオバブほど内部に巨大な空洞ができているため、従来の方法で樹齢を調べるのが難しいのだ。
411:名無虫さん
18/06/22 04:55:34.61 .net
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
パトラット氏が注目したのは、Adansonia digitataという学名を持つアフリカのバオバブだ。
この種は、アフリカ大陸や近隣の島々のほぼ全域に分布している。
パトラット氏によると、アフリカでは、特に大きく古いバオバブは南部に集中している。しかし、2005年以降、
最古級の13本のうち8本が、そして最大級の樹高のバオバブ6本のうち5本が、部分的に枯れたり、枯死したりした。しかも、
この中には、パブとして使われた「サンランド・バオバブ」をはじめ、ジンバブエの「パンケ」という聖なるバオバブ、
「グルートブーム」と呼ばれるナミビアの大木、ボツワナにある「チャップマンのバオバブ」といった、世界的に知られるバオバブが含まれている。
研究データの母集団は小さいとはいえ、憂慮すべき兆候であることに変わりはない。「バオバブは人間の何世代にもわたるほど
長生きするのが普通です。この状況が続けば、私たちのほうがバオバブよりも長生きしてしまいそうです」とパトラット氏は話す。
412:名無虫さん
18/06/22 04:59:21.12 .net
タンザニアのダルエスサラーム大学の植物学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるヘンリー・ナダンガラシ氏も、
この発見に衝撃を受けた1人だ。ナダンガラシ氏は、「バオバブに問題など起きはしないと安心しきっていました」と述べている。
原因は気候変動か
パトラット氏のグループは、木が枯れる原因は病気ではなく、気候変動による温暖化と乾燥化の影響ではないかと考えている。
巨木として知られるバオバブばかりでなく、ほかのバオバブの木が枯れるペースが上がっていることもわかっている。
アフリカの中でも、温暖化が進んでいる地域では特にそれが顕著なのだ。
もちろん、気候変動とバオバブの大量枯死を結びつけるのは早計で、さらなる調査は必要だろう。ただ、学術誌「Biological Conservation」で
発表された別の研究で「絶滅の危機に瀕したマダガスカルの3種のバオバブのうち、2種が気候変動による被害を受けている」と
結論していることを看過すべきではない。
413:名無虫さん
18/06/22 05:06:35.78 .net
地球の温暖化で降雨量の変動が激しくなることで、バオバブの生育地は限られていくだろう。マダガスカル政府は、
今後の生育地としてふさわしい保護地域を決めきれずにいる。(参考記事:「新種のキツネザル、まんまる目玉でリスより小さい」)
中米コスタリカの熱帯雲霧林でも植物が被害を受けている。メキシコ国立生態学研究所の森林生態学者で、同じくナショナル
ジオグラフィックのエクスプローラーであるタリン・トレド・アセベス氏は、これも温暖化による可能性が高いと言う。(参考記事:本誌2015年6月号「消える北米の森」)
「残念ですが、バオバブの研究からわかったことは、驚くべきことではありません」とトレド・アセベス氏は話す。「アフリカ南部で起きている、
古いバオバブの大量枯死の理由はわかりません」
トレド・アセベス氏は、研究の対象となったバオバブの数が少ないことを指摘し、非常に考えにくいことだが、
古い個体の自然枯死である可能性もゼロではないとも述べている。
414:名無虫さん
18/06/22 06:29:10.31 .net
しかし、アセベス氏は続ける。「バオバブは、2000年以上生きるのが普通です。研究者は特に古い個体に注目していますが、
この短い期間で70%以上が枯れたということに、注目すべきです」。つまり、短期間に多くのバオバブが枯れていることを見れば、
やはり自然枯死とは考えにくいということだ。
「2005年から2017年まで、ほんの12年です。バオバブの長い寿命を考えれば、自然枯死と片付けることはできません」
415:名無虫さん
18/07/10 18:14:53.32 .net
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
動物
コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明
独特の尾で音をかく乱、錯覚めぐる進化の重要性を示唆
2018.07.10
アフリカ原産のヤママユガ、アフリカオナガミズアオ(Argema mimosae)が巨大な緑色の「翼」を広げると、卓球のラケットほどの大きさになる。
見た目が美しいだけでなく、腹をすかせたコウモリにとって、このガは大きな翅の間にジューシーで栄養たっぷりの体をもつ貴重なご馳走だ。
アフリカオナガミズアオの後翅からは、独特な形の一対の長い尾(尾状突起)が垂れ下がっている。いかにも捕まえやすそうに見えるかもしれないが、
すぐれた反響定位(エコーロケーション)の能力をもつコウモリがこのガをねらうと、たいてい捕まえ損なってしまう。いったい何が起こっているのだろうか。
(参考記事:「珍しい肉食コウモリ、大きな爪で獲物捕らえる」)
7月4日付けの科学誌「Science Advnces」に発表された研究によると、この尾は獲物を探すコウモリの反響定位の音波をそらすのに役立っているという。
「ガは1頭なのに、コウモリは2つの的をねらっているように見えました」と米ボイシ州立大学の感覚生態学者で、今回の論文の筆頭著者であるジュリエット・ルービン氏は言う。
それがどう有利に働くのか? コウモリの攻撃が、急所である体の中心部からそれるのだ。
ルービン氏らはこの仕組みを確認するため、オオクビワコウモリ(Eptesicus fuscus)とさまざまな大きさや形の尾状突起をもつ各種のガで実験を行った。
一部のガについては、人工的に尾状突起を短くしたり長くしたりした。その結果、非常に面白い傾向が明らかになった。
「後翅と尾状突起が長くなるほど、ガはコウモリから逃げのびやすくなるのです」とルービン氏は言う。なお、ルービン氏はナショナル
ジオグラフィック協会の支援を受けている。
416:名無虫さん
18/07/10 18:16:47.63 .net
生死を分けるほどの効果
尾状突起が数センチ長くなったぐらいでは、たいした恩恵はないように思えるかもしれない。実際、ガがコウモリから逃れるための巧妙な適応には、
ほかにもいろいろある。例えば、ハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)は、近づいてくるコウモリの声を聞き取れる高感度の聴覚を進化させた。また、
ボルネオ島のスズメガは生殖器を振動させて超音波を出し、天敵であるコウモリのレーダーを妨害できる。(参考記事:「小さな“声”で獲物に近づくコウモリ」)
しかし、ガの尾状突起が作り出す錯覚には、生死を分けるほどの効果があるのかもしれない。
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
尾状突起をそのまま残したアフリカオナガミズアオは、コウモリの攻撃を73%も逃げ延びられた。しかし、ガの尾状突起の一部を切除したところ、
攻撃を約45%しかかわせなくなった。さらに、尾状突起を完全に切除すると、飛翔能力には影響がないように見えたにもかかわらず、攻撃を逃れられたのは34%だった。
興味深いのは、尾状突起はガを完全に見失わせるものではなく、コウモリの攻撃が後翅や尾状突起に向かうように、錯覚を起こさせている点だ。
(参考記事:「【動画】「ニセのクモ」で鳥をだまして食べるヘビ」)
「コウモリが尾状突起を足でつかんで引き裂くことはめったにありませんでした」とルービン氏は言う。「たとえそうなっても、ガは首尾よく逃げられるようです」
忘れてはならないのは、このガが非常に大きいことです、とルービン氏。
ハグルマヤママユの仲間(Loepa megacore)。捕食者から逃れるために、ソナーを妨害する振動から目玉のような模様まで、
ガはさまざまな防御戦略を編み出してきた。(PHOTOGRAPH COURTESY UNIVERSITY OF FLORIDA)
417:名無虫さん
18/07/10 18:21:06.87 .net
永遠に続く「軍拡競争」
研究チームは、ガとコウモリの戦いを撮影するだけでなく、ヤママユガ科の詳細な系統樹も作成した。その結果、コウモリを欺くヤママユガの尾状突起は、
1つの共通の祖先から生じたものではなく、複数回にわたり別々に進化してきたことがわかった。このことは、捕食者であるコウモリの存在が、
ガの尾状突起を独特な形に向かわせたと同時に、錯覚をめぐる進化がこれまで考えられてきた以上に重要である可能性を示している。
(参考記事:「【動画】双頭のヘビに擬態するイモムシ、瞬きも」)
「私がいちばん驚いたのは、コウモリの反響定位を欺くさまざまな戦略があり、各種のガがその似たような戦略を独自に編み出したように思われることです」
と米ウェイクフォレスト大学でコウモリの反響定位を研究する生物学者のアーロン・コーコラン氏は言う。
コーコラン氏は、この研究のもう1つの知見にも注目している。コウモリは数カ月間、毎晩、長い尾状突起をもつガを追いかけていたのに、一向に狩りが上達しなかったのだ。
「コウモリが反響定位によって上手に世界を知覚していることを明らかにするのに、科学者たちは数十年を費やしてきました」と氏は言う。「今回の研究で、
コウモリたちが十分な時間を与えられたにもかかわらずガを捕まえる技術が上達しなかったという事実は、この盲点がコウモリの知覚に
生まれつき組み込まれていることを意味します」
もちろん、ヤママユガは、ある日突然、進化の軍拡競争に勝利したわけではない。
ガはコウモリのソナーを確実に欺く方法を見つけたのかもしれないが、コウモリが今後、ソナーより視覚に重きをおくように進化することもありえる。
その場合、ガの長く複雑な形の尾状突起は長所から短所に変わるかもしれない。
それが進化の美しさであり、怖さでもある。試合に勝ったと思った途端、ルールが変更になり、今日の勝者が明日のご馳走になるかもしれないのだ。
418:名無虫さん
18/07/13 18:46:05.06 .net
CNN) フィンランド・トゥルク大学の研究チームは12日までに、巨大な針を持つ新種のハチを発見したと発表した。
写真では、一見普通のハチの胴体から針が突き出ているのが見える。
トゥルク大学の生物多様性部門に所属する教授によれば、発見された新種はクリストピュガ属の寄生バチの一種。
ペルーで回収したサンプル群に含まれていた。
クリストピュガ属の針は刺すためだけでなく、ふ化の際の宿主となるクモを動けなくして殺す目的でも使われる。
針でクモを自らの網に包み込んだ上で、体内に卵を産みつける。
同教授はクリストピュガ属の産卵管について、宿主のクモに毒を注入する目的や、
クモの網を閉じ合わせる「フェルト針」としても使用されると指摘。新種が巨大な針を持っている理由に関しては、
仮説として、樹木の表面の穴などに差し込んで宿主のクモに届かせる一種の「バール」の役割も果たしているのではないかと推測する。
この種の行動を取る寄生バチは数多くいるが、新種はその針の大きさと太さで異彩を放っている。
同教授によれば、寄生バチの針が長いのは普通だが、先端が非常に太いのはまれ。
今回の新種が通常の人間の大きさだと仮定すると、身長の50%以上を針が占める計算になるという。
URLリンク(www.cnn.co.jp)
CNN
URLリンク(www.cnn.co.jp)
419:名無虫さん
18/07/31 17:01:46.81 .net
>>417
>コウモリが今後、ソナーより視覚に重きをおくように進化することもありえる
いや、そりゃちょっとねえだろw
少なくともココウモリ類は、そっちの進化に意味を見いだせないで5000万年近く経ってるし。
視覚では夜行性のヨタカなどの鳥に対し不利だからこそ、彼等は聴覚にかけることで、新たな生態地位を得た。
聴覚はガの対抗手段を差し引いてもお釣りがくるほどメリットがあるわけだ。
420:名無虫さん
18/08/01 17:20:56.97 .net
記事に従うと、オヒキヤママユだのオナガミズアオだのの尾はコウモリへの対抗策として出来た、なんて書いてあるが
ガと呼ばれる生き物の4~5割くらいが、尾がヒラヒラした翅を持つようになったらコウモリも超音波と耳だけでなく
目もある程度使うように選択され始めるかも知れんが
むしろ尾なんて削ぎ落した、どころか前翅よりずっと小さな後翅の種類が殆どだからなあ
周年、大量にマダガスカルオナガヤママユばかりが発生する森林とかだったらそんなコウモリが出来るかも知れんが
でも、そもそもヤママユガ科って飛ぶの下手だよなあ
421:名無虫さん
18/08/18 15:06:41.08 .net
URLリンク(www.afpbb.com)
希少な「タケネズミ」、マチュピチュの竹林で10年ぶり確認 初撮影
2018年8月17日 16:09 発信地:リマ/ペルー [ ペルー ボリビア 中南米 ]
南米ペルーのマチュピチュ遺跡周辺で、10年ぶりに確認された「タケネズミ」と呼ばれるげっ歯動物。ペルー国立自然保護区
管理事務局提供(2018年8月3日撮影、16日公開)。(c)AFP PHOTO-SERNANP
【8月17日 AFP】南米ペルーのマチュピチュ(Machu Picchu)遺跡周辺で、「タケネズミ」として知られる希少なげっ歯動物が
10年ぶりに確認され、このたび初めて写真撮影に成功した。
ペルー国立自然保護区管理事務局(SERNANP)によると、保護区に囲まれたインカ帝国の城塞都市マチュピチュの竹林で、
警備員が「Dactylomis peruanus」という学名のげっ歯動物を発見した。マチュピチュでは、2008年を最後に目撃例が途絶えていた。
ペルー当局によると、この「タケネズミ」は亜熱帯または熱帯雨林気候の地域に生息している。ボリビア北部のアンデス
(Andes)山脈中腹でも目撃例がある。ペルーでは極めて希少なために、その存在はほとんど知られていない。(c)AFP
普通のタケネズミは
ポケットゴファーに似たがんじょうなつくりの原始的な齧歯(げつし)類で,ネズミ科,タケネズミ亜科に属する。
中国中・南部からアッサム,マレー半島,スマトラにチュウゴクタケネズミRhizomys sinensisなど3種が分布する。体長23~48cm,尾長5~20cm,体重1~4kg。
全然別物だw
図鑑だとアフリカデバネズミの近くに載ってたな
422:名無虫さん
18/09/02 21:10:16.95 .net
ミャンマーの旧称マルタバン、現モッタマー市
タンルウィン川の北岸にあり、対岸がモウラミャイン
そしてミャンマーのタンルウィン川やシッタン川の流れ込むこの部分を
マルタバン湾と呼んできた
ポルトガルなどがここに拠点を作ったりもした
で、昆虫だとメンガタカブト、つまりTrichogomphus martabaniの種小名にその名が残っている
メンガタカブトって今までの図鑑でも何となく分布がミャンマー寄りであるような書かれ方をしてるんだよなあ
423:名無虫さん
18/09/10 18:04:27.72 .net
URLリンク(www.cnn.co.jp)
映画に登場の「青い鳥」、野生種の絶滅を確認 ブラジル原産
2018.09.10 Mon posted at 11:03 JST
(CNN) 米20世紀フォックスの映画「リオ(邦題:ブルー 初めての空へ)」で有名になったブラジル原産の青い鳥、
アオコンゴウインコ。映画の主人公「ブルー」は、自分たちの種を絶滅から救おうと、米国からブラジルを目指す旅に出る。
しかし保護団体のバードライフ・インターナショナルはこのほどまとめた報告書で、野生のアオコンゴウインコの絶滅を確認したと発表した。
同団体はアオコンゴウインコを含む8種の鳥類について、絶滅を確認または絶滅した疑いがあるとした。うち半分はブラジルに
生息する。主な原因として、森林伐採による生息地の喪失を挙げている。
報告書では、大陸に生息する種の絶滅のペースが、初めて島に生息する種の絶滅のペースを上回ったとも指摘した。
報告書をまとめた同団体の専門家は、「これまでの数世紀の間に絶滅した鳥類の90%は、島に生息する種だった」「だが、
増大する絶滅の波が大陸を覆いつつあることが、我々の調査で確認された。原因は主に、持続不可能な農業や伐採によって
生息地が失われたり破壊されたりしたことにある」と解説する。
映画が公開されたのは2011年。主人公のインコのブルーは、米ミネソタ州で飼育されていたが、最後に残った野生のメスと出会って
自分たちの種を救おうと、飼い主と一緒に旅に出る。
しかし映画は既に手遅れだった。調査の結果、最後のメスは2000年に死んでいたと思われることが分かったという。
ただし全ての希望がなくなったわけではない。報告書によると、野生の種は絶滅したが、飼育されているアオコンゴウインコはまだ60~80羽が存在している。
424:名無虫さん
18/10/02 20:24:08.44 .net
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
動物
眠っている鳥の涙を飲む蛾を発見、世界で3例目
わざわざ鳥の目から水分を補給するのはなぜか?
2018.10.01
ブラジル、アマゾンのジャングルで、眠っている鳥の涙を飲む「ガ」が見つかった。同国では初めての報告で、世界的に見ても、これが3例目だ。
ガやほかの動物の涙を飲む姿は、これまでにもたびたび目撃されてきた。これは、必須栄養素である塩分を得るためだと考えられている。
塩分は植物の蜜には含まれておらず、他の場所では見つけるのが難しいからだ。(参考記事:「ワニの涙をすするチョウとハチ」)
鳥の涙も、同じ理由で狙われたのかもしれない。しかし、今回目撃された地域では、近くの川が毎年はんらんし、多くの塩分が土壌から
水に溶け出している。つまり、塩分は簡単に手に入る。このため、9月17日付けで学術誌「エコロジー」にこの発見を発表した、
ブラジル、マナウスにある国立アマゾン研究所の生物学者レアンドロ・モラエス氏は困惑している。
「こうした環境にありながら、なぜこれらのガは鳥の涙を飲んで塩分を補給しているのか、非常に興味深い問題です」と同氏は話す。
めずらしい光景
モラエス氏は、夜中に両生類や爬虫類を探している時に、鳥の涙を飲むガを発見した。アマゾン、ソリモンエス川沿いの森の中で、ヤガ科に属するガ、G
orgone macareaが、クロアゴアリドリの首にとまっているのを見つけたのだ。眠っている鳥に出くわすことさえ珍しいと同氏は言う。
「しかし、一番驚いたのは、ガが鳥の目の中に口吻を差し込んでいることに気づいた時でした」
ガは、口の一部である長い管状の口吻を、ストローのように使って液体を吸う。以前マダガスカルで発見された、鳥の涙を飲む別のガの口吻には、
涙を飲む際に体を固定するのに役立つと思われる突起があるが、これがアマゾンで見つかったガの口吻にもあるかどうかは、まだわかっていない。
しかし、口吻は十分に長く、鳥が目を覚まさないよう、かなり離れた所からでも涙を飲める。(参考記事:「授粉にまつわる植物と動物の驚異の生態」)
425:名無虫さん
18/10/02 20:25:11.63 .net
通常は、ガがこの「ストロー」を使って動物から何かを吸うことはない。涙を飲むガが新たに発見された地域の熱帯雨林では、
チョウやガが川のはんらんで浸水した土壌の近くに集まり、口吻を使って塩分を含んだ水をすする。
しかし、水が引くと、塩分を含んだ水も他の場所へ流れてしまい、昆虫は塩分補給に困ってしまう。「ある時期にある地域で塩分の
供給源が不足することにより、ガは鳥の涙から塩分を得ようとするのかもしれません」とモラエス氏は話す。
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
あるいは、ガは別の種類の栄養を求めているのかもしれない。タンパク質だ。通常、ガは植物の蜜からタンパク質を摂取しているが、
涙にはアルブミンとグロブリンという2種類のタンパク質が含まれているため、これを吸うことで、サプリメントのように栄養を補っている
可能性がある。タンパク質の摂取量が増えると、より長く飛べるようになり、繁殖能力が向上し、寿命が延びると考えられる。
「脊椎動物の体液は、主要な代替タンパク質源です」と同氏は言う。たとえば吸血ガは、動物や人間の血をえさとする。
涙を飲まれた鳥に危険はないのか?
ガが涙を飲む目的が何であれ、涙を飲まれた鳥に影響があるのかどうかは、解明する必要がある。ガは鳥の睡眠中を狙っており、
鳥が不快感を示さないことから、涙を飲まれても気にしていないと考えられる。
「通常、眠っている鳥は、危険を感じるとすぐに目を覚まして逃げ出します」とモラエス氏。
しかし、涙を飲む行為自体が、鳥に危険をもたらす可能性はある。涙を飲むガは、ウシやスイギュウなどの家畜の目をつつく際に、
目の病気を媒介している疑いがある。(参考記事:「目から寄生虫が次々と、14匹を摘出、初の感染例」)
426:名無虫さん
18/10/02 20:27:04.40 .net
涙を飲む昆虫は、ガだけではない。昨年、スリランカで涙を飲むハリナシミツバチを初めて報告した米カンザス大学のマイケル・エンゲル氏によると、
さまざまな昆虫が涙を飲む、新たな報告例が増えているという。
しかしながら、世界最大の熱帯雨林で、約1300種の鳥や推定250万種にも及ぶ昆虫など、信じられないほど多様な動物が生息する
アマゾンのジャングルでの目撃報告は、めったにない。
涙を飲む行動のほとんどが、アフリカ、アジア、マダガスカルの熱帯地域で目撃されている。「涙を飲む行動は多様であると考えるべきですが、
今はまだほとんど知られていません。今回の発見により、その興味深い行動の生物地理学的な範囲が広がりました」とエンゲル氏は話す。
モラエス氏はアマゾンでのフィールドワークを続け、自分の周囲を注意深く観察するつもりだ。「今回の報告は、アマゾンに生息する
2種の動物が関わっている一例に過ぎませんが、このおかげで、他にも何千もの未知の生態学的な関係が存在することに、思いをはせるようになりました」
427:名無虫さん
18/10/25 02:51:29.71 .net
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
世界で昆虫が急速に減少していることがわかった─プエルトリコで約40年間で60分の1に
2018年10月23日(火)11時02分
松岡由希子
世界中で昆虫が減少している Ines Carrara-iStock
<プエルトリコの熱帯雨林の節足動物が約40年間で60分の1に減少し、ドイツでは27年間で76%減少していることがわかった>
プエルトリコの熱帯雨林で、60分の1に減少
カリブ海に浮かぶプエルトリコの熱帯雨林で、1970年代半ば以降、気温が2度上昇し、昆虫やヤスデ、ワラジムシなどの節足動物のバイオマス
(生物量)が1970年半ばに比べて60分の1に減少していることが明らかとなった。
米レンセラー工科大学のブラッドフォード・リスター博士は、1976年と1977年、プエルトリコ北東部のルキリョ熱帯雨林で、粘着テープと捕虫網を使って節足動物を採集し、
そのバイオマスを測定していた。そして、2013年と2014年にも同様の採集と測定を実施し、1976年および1977年の測定データと比較した結果を、科学誌「米国科学アカデミー紀要」で公開した。
変温動物は気候温暖化に弱い
この研究論文によると、2013年1月にルキリョ熱帯雨林の地表や林冠で粘着テープを使って採取された節足動物のバイオマスは、1976年7月に比べて60分の1に減少し、
地上の捕虫網で採取した節足動物のバイオマスも8分の1に減った。節足動物の減少に伴って、これらを食料とするトカゲ、カエル、鳥類も減少していることが確認されている。
熱帯雨林で生息する節足動物などの変温動物は、1年中、安定的な気温に順応していることから、気候温暖化に弱いとみられている。リスター博士を中心とする研究チームは、
1976年から2013年までの間に平均の最高気温が2度上昇している点にも注目し、気温の上昇に伴って節足動物が明らかに減少していることも突きとめた。
428:名無虫さん
18/10/25 02:53:09.77 .net
エルニーニョ現象が熱帯雨林の節足動物に影響している面もあるものの、研究チームでは「節足動物の減少をもたらしている主たる要因は気候温暖化である」と
結論づけたうえで「節足動物の減少によって、熱帯雨林の食物網を破壊するおそれがある」と指摘している。
欧州でも急速に昆虫が減少している
欧州でも、昆虫の数が急速に減少している。蘭ラドバウド大学のキャスパー・ホールマン博士らの研究チームが2017年10月に発表した研究論文によると、
ドイツの自然環境保全地域63カ所で飛翔性昆虫が1989年から2016年までに27年間で76%減少した。
リスター博士の研究成果は、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「地球全体の気温が2度上昇すると地球環境にとって深刻な脅威となる」との
見解を裏付けるものでもあり、プエルトリコの熱帯雨林から私たちに向けられた"警告"として重く受け止めるべきかもしれない。
429:名無虫さん
18/10/27 03:45:52.07 .net
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
アフリカでワニの新種が見つかる、80年ぶり
800万年前にできた火山に分断され、別々の進化を遂げていた
2018.10.26
アフリカの中央部で、新種のワニが発見された。ワニの新種が正式に記載されるのは、じつに80数年ぶりのことだ。(参考記事:「イヌ属で150年ぶりの新種見つかる」)
カメルーンからタンザニアにかけての広大な場所に生息するこのワニは、Mecistops leptorhynchusと名付けられ、10月24日付けの学術誌「Zootaxa」に論文が掲載された。
この種はこれまで、西アフリカに生息するアフリカクチナガワニ(学名:Mecistops cataphractus)と同じ種だと考えられてきた。アフリカクチナガワニの学名が変更
されることはない見込みだ。今回の新種記載によって、現在、近絶滅種(critically endangered)に分類されているアフリカクチナガワニの生息数はさらに減少することになる。
論文の筆頭著者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもある米フロリダ国際大学のマット・シャーリー氏は、現在のアフリカクチナガワニの野生での
生息数をわずか500匹と推定している。(参考記事:「凶暴なナイルワニが侵入、ルート不明、米フロリダ」)
800万年以上前に分断されていた
シャーリー氏によれば、アフリカクチナガワニのウロコは大きくて重く、皮膚も固いが、新種M. leptorhynchusの外見の印象はより柔らかくなめらかだ。
また、アフリカクチナガワニの頭部には骨が隆起している部分があるが、M. leptorhynchusにはそれがない。
だが、何より大きな違いは遺伝子にある。論文によると、2つの種の遺伝子が分かれたのは800万年以上前、現在のカメルーンにあたる場所に
火山群ができたころだ。火山活動によってこの一帯の往来を妨げる山ができ、それ以来遺伝子の交流が途絶えることとなった。
こうして地理的に隔てられたことで2種はそれぞれ独自の進化を遂げた。現在では、特定の重要な遺伝子の塩基対が5%以上も異なっているという。
430:名無虫さん
18/10/27 03:47:23.94 .net
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
失われていたタイプ標本
近年、ワニの分類を見直す動きはほかにもある。たとえば、米国自然史博物館のジョージ・アマート氏は、コビトワニは1種ではなく3つの種に
分かれることを示しているし、シャーリー氏とアマート氏のグループは、ナイルワニに2つの異なる種が存在することを見つけた。
しかし、シャーリー氏によると、正式な記載と命名の手続きが行われたのは、1935年以降でM. leptorhynchusが初めてだ。米アイオワ大学や
米フロリダ大学の助けを借り、世界中の博物館のたくさんの標本を選別するという作業も行われた。シャーリー氏自身も、アフリカ14カ国を
巡る徹底的な現地調査を実施した。
この作業は大変だった。西アフリカの種M. cataphractusについて、公式にこの種を定義する「タイプ標本」がどこにもなかったからだ。
責任はナチスにある。シャーリー氏によると、第二次世界大戦中、ドイツ軍の爆撃機が英ロンドン自然史博物館を攻撃した際、このワニのタイプ標本が
破壊されたらしいという。そのため、新しい標本を指定せざるをえなかった。さらに、M. leptorhynchusのタイプ標本が、種を判別しづらい
若い個体であるということも、作業を困難にした。(参考記事:「世界を変えた航空戦「バトル・オブ・ブリテン」」)
431:名無虫さん
18/10/27 03:49:13.46 .net
西アフリカの種は絶滅寸前
今回の研究は、既存種と新種のどちらのワニの保護活動にもつながるはずだが、特に対応が急がれるのが西アフリカのアフリカクチナガワニだ。
シャーリー氏らは、コートジボワール政府やガーナ政府、そしてさまざまなNGOと協力し、アフリカクチナガワニを飼育して野生に帰す活動を行っている。
もっとも大規模な取り組みが行われているコートジボワールの動物園では、現在30匹以上のワニが飼育されている。
生息地の喪失や密猟は、両方の種に影響を及ぼしている。残されたアフリカクチナガワニは少なく、とても見つけづらい。シャーリー氏は、
「何カ月も何年も」かけてこのワニを探してきたが、最終的にDNAのサンプルを採取できたのは、わずか15匹から20匹だった。
(参考記事:「ワニを殺してワニを守る、矛盾抱えるワニ猟に密着」)
状況は今までになく切迫している。シャーリー氏は、「絶滅の危機はすぐそこまで迫っています。いつ消えてしまっても不思議ではないのです」と
話している。(参考記事:「世界最大のオアシス、国境を隔てた水源を守れるか」)