熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレat WILD
熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ - 暇つぶし2ch130:名無虫さん
12/03/04 03:17:17.69 .net
パラゴムノキは高温多雨の地域でないと大きくは育たず、従ってサバナ気候に属する地域では栽培されない、というのが定説であった
実際、年間雨量が2000mmであっても、乾季が3ヶ月ほどあると、従来の品種では乾季に葉を落としてしまう

だが近年、耐乾性の強い品種が誕生した。
従来のものより葉が分厚く、葉の裏に生える毛が従来のものより長く、乾燥に耐えられるのだ
これは年間雨量1000mm、乾季が6ヶ月という地域でも、土壌の塩分が多過ぎなどの地域でもなければ
問題なく育つ。乾季でも、在来樹種の3割ほどが殆ど葉を落としているのに、パラゴムとマンゴーとベンガルボダイジュとタマリンドは
全くびくともしない

パラゴムは50cmほどの苗を植えた後、5年ほど、高さ5mもならないうちからラテックスが収穫可能になる
だが乾季には収穫量が大幅に減ってしまう
植栽後に30年くらいになると樹液の量が減り、これは軽軟な材として利用する。軽いとは言っても、
学習机や簡易な本棚であれば問題なく使える
植栽後に10年も過ぎると、林内は昼も暗いほどであり、蒸発量も少なくなる

だがそれゆえに他の植生を一切許さない樹種である。下草が無いので、土壌流出が懸念される
雨緑樹林の地域では本来は乾季には明るくなり、それを生かして繁茂する低木も多いのだが
それらが一切育たない。生物多様性の観点からもこれでは戴けない

この耐乾性パラゴムは、焼畑などで樹木が失われた土地に植えて、とりあえず樹林地にしてしまえる樹木としては
山火事を起こすユーカリに比べると遥かに優れている。ただしあまりにも成長が早いため、他の植生を一切シャットダウンしてしまうのだけが
問題なのだ

もしこの耐乾パラゴムを使って多様性もある森林を回復させたかったら、5×5の25本を綺麗に正方形に植え、10年経ったら真ん中の1本を伐採して
そこに乾燥フタバガキ樹種を植えるか、鳥の好きな果樹をつける樹種、たとえばナンヨウザクラなどを植え、
更に10年経ったら中心近くの樹木8本のうち4本を切り、そこにベンガルボダイジュを植えて、徐々に残ったゴムノキを絞め殺させてもっと明るい林にして
鳥による糞散布も使って自然林に近付け、残存するパラゴムから樹液を採ったり、材木として利用する、という事になるか
だが、傾斜地ならもっと根を深く張る樹種が良い

131:名無虫さん
12/03/04 03:21:10.02 .net
パラゴムの植林地で中が暗いほどに成長した地域では、乾季の終わり近くで外気温35℃の時でも
そのパラゴム植林地ではずっとひんやりとしていた
むしろ在来植生の落葉樹林の方が暑いくらいであった

このひんやり具合を、全体の本数のうち何本に1本切っても維持できるか?あるいは1本だけ落葉樹に置き換えても維持できるか?
と考えて、その置き換え可能な本数分だけ別の樹種に徐々に置き換える、と考えていくことになる

132:名無虫さん
12/03/05 04:21:08.64 .net
某島の空港のある地点の年間雨量が2300mm、でもここは空港のためもあり多くの樹木が切り払われている
潮風が吹き付ける海近くの平地で乾いた感じ

ここから島の中部に行くと、その山の斜面は40mクラスのフタバガキ科+パラゴムノキが生えている
パラゴムノキは旧来の品種で、2000mmクラスの雨量があっても葉を落とすようなものだが、山中で湿度が高いところでは
乾季でも葉を落としていない
また木が大きくなり過ぎ(樹高25m、胸高直径30~50cm)でラテックス量が減って作業されず放置されているので、
下層植生も10~15mになってジャングルに戻りつつあるw
あるいは下層植生に、何故か巨大なクワズイモ類ばかりが生えている所もあった

そして南端の岬では、乾燥+潮風のため、再び樹木が殆ど無くてパルミラヤシくらいしか目立つ樹木は生えていなかった

一方雨量2/3の同国首都では、耐乾品種のパラゴムノキが緑化樹として植えられているところもあった次第
将来は新聞記者に「首都の空港はジャングルに覆われ」とか書かれて、乾季の弱い地域か?とか勘違いする人が増えるのであろう

133:名無虫さん
12/03/05 22:18:02.15 .net
顔に葉のような突起が密集するカグラコウモリの新種がベトナムで確認された。

 新種「グリフィンズ・リーフノーズド・バット(Griffin's leaf-nosed bat、学名:Hipposideros griffini)」
は2008年、チュー・モン・レイ国立公園(Chu Mom Ray National Park)で発見。首都ハノイにあるベトナム
科学技術アカデミーのブ・ディン・トン(Vu Dinh Thong)氏によれば、既知のグレート・リーフノーズド・バット
(Great leaf-nosed bat)と間違えるほどよく似ていたという。

 しかし、同氏のチームは新種の可能性があると考え、網で何匹か捕獲。コウモリたちはおとなしく、
簡単に確保できた。

 ブ・ディン氏は、「体の大きさは近いが、グレート・リーフノーズド・バットなどは捕まると怒りを
あらわにする」と電子メールでコメントしている。「一方、グリフィンズ・リーフノーズド・バットはかなり
穏やかな性格のようだ」。

 ただし、別の厄介な生き物との戦いが待っていた。雨期のチュー・モン・レイ国立公園は、信じられないほどの
数のヒルに占拠されるという。「コウモリをわなに掛けようとしている間、ヒルが猛烈に襲ってきた」
と同氏は振り返る。「幸い、何とか乗り切れたが」。

◆まだ謎は多い

 ブ・ディン氏らは捕獲したコウモリが出す音波の周波数を記録し、数匹から組織も採取した。周波数は
グレート・リーフノーズド・バットとは異なり、新種の可能性を示唆。遺伝子分析の結果は、
ブ・ディン氏の予感通りだった。

「このコウモリの詳細はほとんどわかっていない」と同氏は話す。ほかのカグラコウモリと同様、鼻にある
葉のような奇妙な突起で、反響定位(エコロケーション)の精度を上げているようだ。反響定位とは、
音波を発してエサなどの物体からの反響を受信する方法である。

134:名無虫さん
12/03/05 22:23:52.67 .net
 グリフィンズ・リーフノーズド・バットは2つの国立公園でしか確認されていない。ただし、今後の調査で
新たな生息地が見つかるかもしれないとブ・ディン氏は考えている。

「今回の発見は、ベトナムに極めて多様なコウモリが生息しており、一部はいまだ発見されていない
可能性を示している」。

 研究の詳細は「Journal of Mammalogy」誌で発表された。

Photograph courtesy Vu Dinh Thong

▽画像 新種のカグラコウモリは、鼻の突起で反響定位の精度を上げている可能性がある。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽記事引用元 National Geographic News(February 27, 2012)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽Journal of Mammalogy
「A new species of Hipposideros (Chiroptera: Hipposideridae) from Vietnam」
URLリンク(www.asmjournals.org)

Chu Mom Ray National Park
URLリンク(en.wikipedia.org)
この国立公園があるKon Tum省は、隣がラオスとカンボジアの国境くらいの位置
同じ緯度の沿岸部はクイニョンだから乾燥地だが、国立公園のある山奥だと記事通りのヒルだらけの多湿地となる
コントゥムの省都でもまだかなり乾燥している

135:名無虫さん
12/03/06 01:31:37.57 .net
タイ南部からバンコクへと飛行機で乾季に北上する時は
スラータニー県のカオソック国立公園のダム湖周辺までがジャングルで
それより北東は一気に乾燥林、という感じに見えた

だが飛行機の右側座席からしか見ていない
つまり、南西季節風の影響を受ける斜面の側は良く見えるのだが
反対に北東季節風の影響を受ける斜面は見えなかった
その斜面を見ていない限り、熱帯雨林はスラーターニーのカオソックより南だけなんて
安易な判断はできない

136:名無虫さん
12/03/06 21:33:39.27 .net
>>10>>17耐乾パラゴムノキ園の樹木が若いうちは地面の光量がたっぷりあるから
樹間にパイナップルを植えている
パイナップルは、葉先が鋭くて南米の原産地では毒付き吹き矢の先端に使われた程である
また原種やかつての品種は葉の周り全体に棘があり、リュウゼツランと実質同じだった

パラゴムノキを植えて8年後に樹冠が鬱閉するともう何も植えられなくなってしまうがw

137:名無虫さん
12/03/07 04:29:46.88 .net
グーグルマップに従えば
東斜面は2~4月にも青々しているね

138:名無虫さん
12/03/20 09:45:37.88 .net
モア、ドードー、リョコウバトなど、数多くの動物が絶滅していますが、
生き残った個体がいて再発見されるのは、さかなクンが関わったクニマスの
事例のようにわずかです。

そんな貴重な事例の1つが、オーストラリアの孤島、ボールズ・ピラミッドでの
ロードハウナナフシ再発見です。
オーストラリアの本土から東に600km離れたところにロード・ハウ島があります。
このあたりの島々にはサンゴ礁や海水の浸食によってできた険しい山があり、
独特の生態系もあることからユネスコ世界遺産(自然遺産)「ロード・ハウ島群」
として登録されています。
20世紀初頭まで、ロード・ハウ島には「ロードハウナナフシ」という、体長が12cm
ぐらいある巨大なナナフシが生息していました。ヨーロッパからの来訪者が驚いて
「木のロブスター」と呼んだこの虫を、地元の漁師は釣りエサとしても使用していました。

1918年、イギリスの補給船Makamboがロード・ハウ島近海で座礁。1人の乗客が溺れ、
その他の乗客は船が直るまでの9日間をロード・ハウ島で過ごしました。このとき、
船にいたクマネズミが島に上陸、ナナフシはよいエサとして捕食され、1920年には
もはや見かけることはなくなってしまいました。1960年代になって、ロード・ハウ島の
南東にあるボールズ・ピラミッドへとロッククライミングに出かけた一団がありました。
ボールズ・ピラミッドはGoogleマップで見ても大きな影が南側にできているほど険しい島で、
まるで岩山の先端が海の上に付き出しているかのような形をしています。

クライマーたちは絶滅したはずのロードハウナナフシの死骸、それも最近死んだものが
転がっているのを見つけました。しかし、ナナフシは夜行性ということもあって、夜にこんな
険しい島に虫探しに来ようという物好きはおらず、長らく生きた個体は見つかりませんでした。
オーストラリアの科学者、David Priddel氏とNicholas Carlile氏が2人のアシスタントとともに
ボールズ・ピラミッドを訪れたのは2001年早くのこと。海から島を見上げた彼らは、ナナフシが
生息できそうな植物群が点在しているのを確認し、島に上陸しました。上陸自体にも非常に
難航し、のちにCarlile氏は「泳いだ方が早かったと思うけれど、たくさんのサメがいたからね」
と振り返っています。

139:名無虫さん
12/03/20 09:46:35.76 .net
500フィート(約150m)にわたって垂直な崖をのぼった彼らが見つけたのはコオロギでした。
特別なものを何も発見できなかった彼らは仕方がなく崖を下ってきましたが、その途中で
フトモモ科のMelaleucaという植物が生えているのを見つけ、その真下に巨大な昆虫が最近
したフンを発見しました。これがどこから来たのかと興味を持った科学者たちは、夜間の
観察を決行。ついに、巨大な黒光りする昆虫を見つけました。
彼らが見つけたナナフシは合計で24匹。最初にこの光景を見たとき、Carlile氏は「まるで、
昆虫が世界を支配するジュラ紀に戻ったみたいだった」と感じたそうです。のちに、これらは
Dryococelus australis(ロードハウナナフシ)だと確認されました。この翌日、そして2年後と
調査を重ねた結果、これらはもはやボールズ・ピラミッドにしか生息していないということが
確認されました。いったいどうやってロードハウナナフシが海を渡ってボールズ・ピラミッドへと
移り住んだのか、鳥が運んだのか、漁師が運んだのか、なんらかの植物に乗っていたのかは
特定に至っていません。

オーストラリア政府はロードハウナナフシの保護を決定。2003年2月に2組のつがいを捕獲し、
1組はナナフシに詳しいシドニーの昆虫ブリーダーに、1組はメルボルン動物園に運ばれました。
昆虫ブリーダーに渡された2匹は2週間ほどで死んでしまったものの、メルボルン動物園に
渡された「アダム」と「イブ」はPatrick Honan氏による賢明の努力によって産卵に成功。
2008年には700匹のナナフシと1万1376個の卵にまで増やすことができました。
今後、このロードハウナナフシをロード・ハウ島へ戻すかどうかは決まっていませんが、もし戻す
のであれば天敵であるネズミの徹底的な駆除と、島の人々の協力が必要となってきます。
絶滅を食い止めてめでたしめでたし、ではなく、ここから先、元の環境へ戻すにはどうするのか、
戻したときに再び絶滅しないように何をしていくのか、まだまだ課題は尽きません。

URLリンク(gigazine.net)
URLリンク(gigazine.jp)
こちらはロードハウナナフシが孵化する様子を撮影したムービー。
URLリンク(vimeo.com)

140:名無虫さん
12/03/23 01:23:30.67 .net
 植物の種類が豊富な場所といえば、まず熱帯雨林が思い浮かぶ。ところが、ごく小さな面積に限った場合、
草原の方が植物の種類が多いことがわかった。
 最新研究は、多様な植物生態系に関する世界中の調査結果を網羅した上で、「50平方メートル未満の範囲なら、
植物種が最も多いのは草原」と結論付けている。

 研究チームの一員でアメリカにあるノースカロライナ大学チャペルヒル校の植物生態学者ロバート・ピート氏は、
「植物相が豊かな場所イコール熱帯雨林という考えは、面積を限定しなければ間違っていない」と話す。

「ところが、先行研究とデータベースを詳しく分析したところ、草原の多様性について驚くべき事実が判明した。
ある程度は予想されていたが、熱帯雨林を超えるレベルだとは思わなかった」。

 しかも、あまり肥沃でない刈り取られた牧草地などの方が多くの種類に恵まれていることも明らかになった。

◆植物が多様な草原

 ピート氏の研究チームは、入手可能な生物目録をすべて集めてデータを分析し、面積あたりの植物多様性を算出した。

 単位面積が大きい場合には、やはり熱帯雨林の豊かさが突出している。例えば、1ヘクタール(1万平方メートル)
あたりの世界記録はエクアドルの熱帯雨林で、942種の植物が確認されている。100平方メートル部門では、
コスタリカの熱帯雨林が233種でトップだった。

 熱帯雨林の場合、林冠(森の上層)の高さが林床(地表面)から50メートル以上に達する場合が多く、
この空間でさまざまな生物が育まれる。

141:名無虫さん
12/03/23 01:24:08.97 .net
 しかし、維管束植物の生物多様性に関する限り、高さは重要ではない。維管束植物には、シダ類やヒカゲノカズラ、
顕花植物、針葉樹などさまざまなタイプが含まれる。

(本文>>2以降に続く)

▽画像 ルーマニアのクルージュ・ナポカ近郊にある草原。0.1平方メートルの範囲に生息する植物種の数が世界で最も多い。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽記事引用元 
National Geographic News(March 21, 2012)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽Journal of Vegetation Science
「Plant species richness: the world records」
URLリンク(onlinelibrary.wiley.com)

◆ヨーロッパやアルゼンチンの草原が勝利

 維管束植物に着目すると、東ヨーロッパやアルゼンチンの草原が最上位に君臨する。

 チェコの草原では、49平方メートルの範囲に131種が生息しており、世界最高記録となった。1平方メートル
部門では、89種が生息するアルゼンチンの草原に座を譲る。0.1平方メートルに限定すると、ルーマニアの
草原の43種が1番となった。

「多くの種類がこんな小さな範囲に詰め込まれているとは驚きだ」とピート氏は語る。「草原の草が刈り取られると、
光を求める競争が始まるらしい。さらに、低い成長率と肥沃でない土壌という条件が組み合わさって、
多数の植物種が小さな範囲に密集するのだろう」。

 なお、十分に肥料が施された芝地は植物多様性のホットスポットにはならないという。豊かな栄養分を
わずかな植物種が独占し、ほかの種を締め出すからだ。

142:名無虫さん
12/03/24 08:11:49.61 .net
◆謎に満ちた草原の植物多様性

 熱帯雨林と草原という2種類の生態系だけがなぜ優れた植物多様性を誇るのか。今回の発見により、新たな
研究活動が刺激されるだろう。

 研究チームでは、さまざまな地域や生態系を対象に、平均的な植物種の数を把握する包括的な調査を進める
予定だという。「われわれが発見した傾向は、どの地域でも当てはまるのではないだろうか」とピート氏は
述べている。

 研究の詳細は、「Journal of Vegetation Science」誌オンライン版に3月16日付けで掲載された。

Photograph courtesy Jurgen Dengler

(以上本文引用ここまで)

143:名無虫さん
12/03/25 21:01:13.15 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)

インド南西部ケララ州南端近い、ティルヴアナンタプラム(トリバンドラム)市の月ごと及び年間雨量

22.7
24.4
40.4
117.4
230.4
320.8
226.8
138.1
174.6
281.7
184.5
65.9
年間1,827.7 (mm)

wikiにある通りのAwとAmの境界近いAm気候
定義上の乾季も3ヶ月だけだ
雨の多過ぎる月も無く、乾季も20mm程度の雨が降る、つまり月に2回くらいは雨が降るか
インドの低地としては一番安定している方の気候だろう

144:名無虫さん
12/03/25 21:50:02.37 .net
URLリンク(repository.kulib.kyoto-u.ac.jp)

1963-64年の知見

原文の47ページにタイのパラゴムについて述べられている
当時はカンボジアのゴム園が世界一と言われていたらしいが、その後ポルポトの時代を経て今はどんな品種を植えているのだろうか?
そしてタイでパラゴムを栽培しやすいマレー半島のチュンポンや南東部のチャンタブリでなく、マレー半島のもっと北や、ラヨーンでゴム栽培を始めたことについて
適地で無いから将来性は無いだろう、と書かれている

だがその後、耐乾品種が出回ったことで状況が大きく変わってしまったのだ
今では東北タイのあちこちにゴム園が出来ている
2000年から急増を始めていて、石油価格の上昇、自動車需要の増大に伴うタイヤ需要の増大などにより天然ゴムもどんどん価格が上がった

1980年代半ばにはアブラヤシの方が収益性が高いので、マレー半島多雨地ではパラゴムを切ってアブラヤシを植える動きが盛んであった
だがゴムの値上がりにより、再びゴムを植える例が増えているという

一方で、
・アブラヤシの油も足りないので、マレー半島ではやっぱり収益性の高いアブラヤシへの転換を続ける
・最新のパラゴム耐乾品種は東北タイにも耐えるが、アブラヤシは耐えられない。だから東北タイではパラゴムノキを植える

という動きも見られる

ただ、去年のタイの洪水による自動車生産の落ち込みが、タイの天然ゴム生産そのものに降り掛かってしまったという
更にギリシャ危機による世界的な不況の影響で天然ゴムの価格が最盛期の半分に落ちてしまい、このパラゴムブームも
どうなるか分からない、という

なお、1年半前までは、どうやっても天然ゴムが足りない状況が2014年までは続く、と予想されていたとの事

また、アブラヤシが足りないとはいっても、チャオプラヤー下流域でココヤシを植えまくった時期が10年ほど前にあり
ココヤシの油は大量に生産される訳で、それでどこまで代替出来るか?も分からんな

145:名無虫さん
12/03/29 11:38:32.81 .net
インドネシアのスラウェシ島で、ある新種のスズメバチが発見された。しかしこのスズメバチ、
そんじょそこらのスズメバチとはわけが違う。体がはちゃめちゃに大きいのだ。その大きさなんと6.35センチ!
URLリンク(news.searchina.ne.jp)

これを発見したのは、カリフォルニア大学デービス校で昆虫学を研究しているリン・キムシー教授。彼女は
今回のスズメバチの大きさと凶暴性を見て、「まるでスズメバチ界のコモドドラゴンだ」と話している。

またこのスズメバチのあごは異常に大きく、オスの場合、開くと前脚より長くなるという。ここまであごが
大きい理由としては、敵から巣を守るため、そして交尾中にメスを抑えるためだと考えられている。

ちなみにキムシー教授は、インドネシアの国章となっている神鳥にちなんで、このスズメバチを「ガルーダ」と名づけるつもりらしい。

身の毛もよだつような恐ろしい見た目を持つ今回の巨大モンスターバチ。このスズメバチの生態は、スラウェシ島の南西部に生息していると
いうことぐらいしか分かっておらず、これからさらなる研究が進められることだろう。一体どんな発見がなされるのか、楽しみなような、楽しみじゃないような……。
(文=田代大一朗)

参照元:Daily Mail(英文)
URLリンク(www.dailymail.co.uk)

サーチナ 2012/03/27 URLリンク(news.searchina.ne.jp)

参考画像 ▼あごが前脚より長く、キムシー教授は「どうしたらこれで歩けるのかが不明」と話している
URLリンク(sociorocketnews.files.wordpress.com)

▼こんなのと遭遇したら、悲鳴も出ないくらいビビってしまうだろう
URLリンク(sociorocketnews.files.wordpress.com)
______________________________________

だが2.5inchと原文にあるが、実際には2.5cmだったという
まあ面白い大顎の、ベッコウバチ類であるのは事実だ

146:名無虫さん
12/03/30 20:50:34.29 .net
∞山火事と開発でインドネシアのオランウータンが危機に

【ジャカルタ28日ロイター時事】環境保護団体などが28日、明らかにしたところによると、インドネシア・
スマトラ島の北部では、山火事とパーム油生産のためのプランテーション開発でオランウータンが生息
地を奪われており、今後数週間で約200頭が死ぬ恐れがある。
 これらのオランウータンは、スマトラ島北端のアチェ州のラワ・トリパと呼ばれる森林・泥炭地に住んで
いるもので、同島全体では約6600頭が生息している。環境保護団体「トリパを守る同盟」によると、アチェ
州のジャングルの3分の2以上はパーム油生産のために開発されている。
 パーム油はアブラヤシの実で作る植物油で、食用油やバイオディーゼル、ビスケット、石けんなどの
原料として使われている。インドネシアは世界一のパーム油生産・輸出国だ。
 「トリパを守る同盟」のメンバー、グラハム・アッシャーさんは、衛星画像では先週からトリパで山火事
が続いており、これが続けば、残された森林に追いやられているオランウータンが全て死んでしまう恐れ
があると指摘した。アッシャーさんは「乾燥状態がさらに続けば-その公算が大きいのだが-森林とその
中にいるオランウータンやマレーグマ、トラなど全ての生き物が数週間のうちに永遠に失われる可能性
が高い」と語った。
 森林破壊は、スマトラトラやジャワサイなどの動物にとって脅威であると同時に二酸化炭素(CO2)の
排出増加にもつながる。バリトラとジャワトラは過去70年間に消滅した。
 インドネシアでは昨年、新規プランテーション開発の認可を2年間凍結する措置が取られたが、環境
保護団体「ワルヒ」によると、アチェ州では実施から数日で違反行為が見られたという。同州での最後の
認可は前州知事がカリスタ・アラム社に昨年8月に与えたもので、ワルヒはこれが無効だとして前知事
を相手取って裁判を起こした。評決は来週出る予定だ。[時事通信社](2012/03/29-10:56)


ソース:時事ドットコム 2012/03/29-10:56
URLリンク(www.jiji.com)
画像:
URLリンク(www.jiji.com)

147:名無虫さん
12/04/22 14:08:31.80 .net
Bach Ma National Park

ベトナムのフエの内陸方面にある
低地ですら3000mmの雨量のフエの山岳地域
URLリンク(www.vietnamspirittravel.com)

8000mmというのは東南アジアでこれまで知られている限りでは最多かなあ
だが山岳の多雨地域ではどこでもこの程度の雨量が期待できる

148:名無虫さん
12/07/19 00:40:48.35 .net
カンボジア密林で新種のヘビ、深紅色のうろこに白黒の輪
2012年07月18日 08:58 発信地:プノンペン/カンボジア

【7月18日 AFP】カンボジアの熱帯雨林でこのほど、
鮮やかな紅色のうろこに白黒の輪状模様のついた新種のヘビが発見された。

国際環境保護団体フォーナ・フローラ・インターナショナル(Fauna and Flora International、FFI)が
16日発表したところによると、「カンボジアン・ククリ(Cambodian Kukri)」と命名されたこの新種は、
野生生物の生息地が失われつつある南西部カルダモン山脈(Cardamom Mountains)で見つかった。

卵に穴を空けるため弧状に発達した後牙がネパールの短刀「ククリ」の形に似ているため
「ククリヘビ」と呼ばれる仲間の一種だという。

発見者の1人の爬虫(はちゅう)類学者、ニアン・タイ(Neang Thy)氏は、
「ククリの大半は地味な色をしているが、この新種は深紅色に白黒の輪があり、美しい」と話している。(c)AFP
_____________

▽記事引用元 AFPBBNews
URLリンク(www.afpbb.com)

▽関連リンク
*Fauna and Flora International
Scarlet snake discovered in Cambodia
URLリンク(www.fauna-flora.org)
URLリンク(www.fauna-flora.org)

149:名無虫さん
12/07/19 00:48:48.68 .net
カルダモン山脈は今まで先進国の研究者が入れなかったカンボジアだが
実は旅行しやすい、というわけで今は新種発見のホットスポットだなあ

カンボジアで最多雨地域で熱帯雨林が広がっているからとにかく森に入る

どっかのサイトで、ここで何種類植物を見つけられたか分からん、と書いていた人もいたな
マレーシアより多様性が高いという

150:名無虫さん
12/07/21 03:41:31.31 .net
チョンブリーの山からアンルーナイ~カオチャマオ~チャンタブリー~カルダモン山脈~エレファント山脈~カンポート~フーコック島まで

ベトナムのバンメトート、ダラット、バオロクあたりは別のレンジなのかな

151:名無虫さん
12/08/25 09:19:43.46 .net
前:白夜φ ★[] 投稿日:2012/08/24(金) 00:37:06.78 ID:???
<フィリピンでフクロウの新種10種を発見、鳴き声が決め手>
2012年08月23日 19:05 発信地:マニラ/フィリピン

【8月20日 AFP】フィリピンでフクロウの新種10種が見つかった。
フィリピン生物多様性保護プログラム(Philippines Biodiversity Conservation Programme)の
Lisa Paguntalanフィールドディレクターによると10種のうち8種は別の種の亜種と考えられていたもので、
残る2種は全くの新種。

米ミシガン州立大学(Michigan State University)の鳥類学者と野鳥観察家、
国際環境NGOバードライフ・インターナショナル(BirdLife International)などが、
博物館所蔵の剥製や高精細写真、鳴き声の録音を分析して新種であることを確認した。

外見はほとんど変わらず、鳴き声の違いが判断の決め手だったという。
調査ではフクロウの鳴き声を捉える最新の録音システムが活用された。

いずれの種も小さな孤立した島や森のごく限られた場所にしか生息していないため絶滅の危険にさらされている恐れがあるという。
研究には10年かかり、各団体間の調整を経て発表された。(c)AFP
______________

▽記事引用元 AFPBBNews
URLリンク(www.afpbb.com)

▽関連
Michigan State University
Two new owls discovered in the Philippines
URLリンク(news.msu.edu)
URLリンク(news.msu.edu)

152:名無虫さん
12/09/08 17:34:02.47 .net
>>63最近また別の資料があった
「地球の歩き方」だがw

北部はやや雨量大目、アンナン山脈のベトナム側は全般としてはむしろ雨量は少ない
南部はチャンパーサックもアッタプーも雨が多く2500~3000mm、となっている

夏の季節風が完全シャットアウトの盆地に入ってしまうと、アンナン山脈側は乾燥してしまうと
だがもっとベトナム寄りだとやっぱり湿潤気候だったなんて説明も某サイトで読んでいる

153:名無虫さん
12/09/17 12:01:47.86 .net
コンゴで新種のサル発見、大きな目と黄金色の毛が特徴
2012.09.13 Thu posted at 11:46 JST

ケニア・ナイロビ(CNN) 米国の研究チームがアフリカのコンゴ(旧ザイール)で新種のサルを発見したとして、
12日の米科学誌プロスワンに論文を発表した。サルの新種は過去28年で2種類しか確認されていないという。

見つかったのはコンゴ中部ロマミ盆地の森林に生息するオナガザルの一種で、大きな目とピンク色の顔、
ふさふさした黄金色の毛を持つ。
体型や大きさは東部に生息するフクロウのような顔のオナガザル「フクロウグエノン」に似ているが、外見に大きな違いがあるという。

発見のきっかけは、コンゴの森林を調べていた調査団が、
近隣の集落で見たことのないサルが民家につながれているのを見つけたことだった。
森で母ザルがハンターに殺された子ザルを、地元の少女が引き取り、ペットとして飼っていたという。
少女の父親によれば、このサルは地元の人たちの間で「レスラ」と呼ばれ、ハンターにはよく知られた存在だという。

研究チームは鳴き声の録音や組織採集、生態観察などの現地調査と並行して、
遺伝学、人類学的な検証や、頭がい骨の形状の比較などを実施し、3年がかりの研究を経て新種と断定した。

レスラが生息している森林はこれまでほとんど学術調査の対象になったことがなく、今後も科学的に重要な発見が期待できるという。
しかし伐採や狩猟によって原生林が脅かされているのが現状で、研究チームはレスラを象徴として、
この地域の森林保護を訴えていきたい意向だ。

CNN
URLリンク(www.cnn.co.jp)

154:名無虫さん
12/09/29 08:31:23.26 .net
>>86最近、コロンビア太平洋岸で新たに、12000mmの年間雨量の地域が見つかったらしい
どちらかと言うとコロンビアでも北寄りとの話

年平均気温、乾季が無い事、なども含めて考えると、これが多分最高クラスの熱帯雨林気候だろうな
この辺はどこも新種の宝庫で、生えている植物の2/3がいまだ学会に報告されていない、などという

もっともサトイモ科の着生植物ばっかりだがw
更にゲリラの活動地域なので、下手に入ったら誘拐され、殺される可能性の方が高い

155:名無虫さん
12/10/12 18:01:59.41 .net
青いキノコ、ボルネオ島で大量の新種
October 9, 2012

 新種と見られるイッポンシメジ属のキノコ。ボルネオ島、マレーシア領北部のキナバル山の標高
約2000メートル地点で、詳細な調査を目的として採取された。

 2週間に及ぶ生物多様性調査では、約300種の菌類を収集。うち100ほどは新種と考えられている。
調査チームによると、今回得られたDNAサンプルをはじめとする各種データから、キナバル山に
生息する菌類の大まかな数が初めて判明するという。

▽ナショナルジオグラフィック
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
英語原文
URLリンク(news.nationalgeographic.com)

▽画像
URLリンク(images.nationalgeographic.com)

156:名無虫さん
12/10/12 18:54:11.38 .net
>>147wikiにベトナム中部海岸地帯の都市の雨量グラフが大量に掲載されているようだ

157:名無虫さん
12/10/12 23:19:00.22 .net
ベトナム中部最北の都市ヴィン
URLリンク(en.wikipedia.org)
やや冬雨型。イネの生育期が乾季気味、収穫期が雨季というか土砂降り
乾季というか18℃ギリギリで、まあ冬だな

ゲアン省は「夏暑く冬寒く、台風も来る。ベトナムで最も気候が厳しい」などと称される地域だとの事
昆虫マニアならゴクリと唾を飲みそうな、上手く乾季の少雨を低温で打ち消しているような気候に見えるかも知れんが
ここで暮らすのは大変だ

158:名無虫さん
12/10/12 23:31:53.38 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)
ドンホイも同じような気候だが冬に1.5℃くらい暖かい
雨量は1300~4000mmとあるが、この地域は台風が来ないと旱魃になるか

URLリンク(en.wikipedia.org)
フエは年間雨量3000mm前後、この辺だと1月まで強い雨が続く
一応熱帯雨林ということになるが、冬季は20℃ギリギリ、乾季?は60mmの雨量で、底冷えもするとの事で
亜熱帯寄り、という事になるか

URLリンク(en.wikipedia.org)
南に隣接するダナンは冬でも最高25℃ちかくとさわやかな暑さになる
雨量は減って熱帯モンスーンに戻るが雨林は一応成立するレベル
フエとダナンの間の峠で、雲が切れ、寒さが和らぎ乾燥する、などという

URLリンク(en.wikipedia.org)
その南のクアンガイ
完全に東向きの海岸だからか、雨量がもうちょっと平均化する

159:名無虫さん
12/10/12 23:39:24.47 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)
クイニョンまで来るとサバンナ気候という事になる
年間1700mmにまで減り、乾季もそこそこ厳しい

URLリンク(en.wikipedia.org)
ニャチャンでは年間1300mm台、乾季が実質8ヶ月という乾燥気候になってしまう
だがこの辺までは台風に影響される
その南のファンランでは、年間雨量600mm台のところもある

その南ではメコンデルタになるが、ホーチミン市の1800mmというのはメコンデルタでは最も多いくらいで、
川の中央に近づくほど少雨になる
そしてもっと南下してカマウ半島になって、2000mmに戻る

160:名無虫さん
12/10/13 22:07:50.78 .net
ベトナム中部はその山奥にサオラがいるので面白い

世界遺産のあるホイアンのデータも
URLリンク(stw-vietnam.com)

乾季そのものは3ヶ月と短いのだが、準乾季というべき100mm程度かそれ未満の月も合わせると8ヶ月
これが中部ベトナムの標準で、またそれゆえに一度森林が無くなると回復が難しい
そして北半球の夏に当たる時期がずっと、この雨が少なめの時期に当たっている

161:名無虫さん
12/11/12 22:12:44.73 .net
気候変動でアラビカ種コーヒーが絶滅?
Amanda Fiegl   
for National Geographic News  
November 9, 2012

世界中の人々が愛飲するコーヒーは、1日に16億杯が消費されている。しかし、イギリスの王立植物園キューガーデンが
このほど発表した研究結果によると、一番飲まれている野生のアラビカ種が2080年までに絶滅する恐れがあるという。
気候変動が原因だ。

野生種に限った話なので深刻な状況とは思えないかもしれないが、市場に出回るコーヒー豆はその野生種を基にした
栽培種から収穫されている。野生種が絶滅すると、栽培種も遺伝子的な面からさまざまな脅威に弱くなる危険性がある。
その結果、やがては私たちの口に入るコーヒーの品質が低下し、価格が上昇するかもしれない。

「元来アラビカ種は病気や害虫に弱く、生産性の面で問題が多い。生産者は、常に野生種を利用して遺伝的多様性を維持している」と、
キューガーデンによる今回の調査プロジェクトを主導したアーロン・デイビス(Aaron Davis)氏は話す。

栽培種のコーヒーは、大きく分けてアラビカ種(野生種の「Coffea arabica」由来)と、
ロブスタ種(「Coffea canephora」由来)の2種に限られる。
しかし、コーヒーの木を15年間調査してきたデイビス氏によると野生種は125以上あり、しかも未確認の種がさらにあるという。

「調査し始めて最初に驚いたのはその点だ。非常に重要度の高い作物だが、いまだに全種の解明には至っていない。
そして、そうした野生種の中に有効な遺伝子を持つ種がある」。

162:名無虫さん
12/11/12 22:13:43.95 .net
▽記事引用元 National Geographic
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽関連 
PLOS ONE
The Impact of Climate Change on Indigenous Arabica Coffee (Coffea arabica): Predicting Future Trends and Identifying Priorities
URLリンク(www.plosone.org)

◆アラビカ種の危機

国際コーヒー機関によると、アラビカ種は世界の生産量の7割を占めており、コーヒー産業の中核を成しているという。
しかし、その大部分の先祖は17~18世紀にエチオピアで採取されたごく少数の原木に溯る。
遺伝子プールが狭く(遺伝子の多様性が低く)、「それがひ弱さにつながっている」とデイビス氏は指摘する。

今回の研究では、フィールド調査とコンピューター・モデリングを組み合わせ、さまざまな気候条件下で、
野生のアラビカ種にどのような影響が出るかシミュレートされた。
栽培種の原産地でアフリカ最大のコーヒー生産地エチオピアと、南スーダンの一部の地域に焦点が当てられている。

その結果は「非常に深刻」なものだった。最良の気候条件下でも、2080年までにアラビカ種に適した生育地の66%が消失。
最悪の条件下に至っては、ほぼ全滅する恐れがあるという。
しかもこの想定には気候変動だけが条件として取り入れられており、森林破壊は考慮されていない。

163:名無虫さん
12/11/12 22:14:51.65 .net
デイビス氏のチームは4月、南スーダンのボマ高原(Boma Plateau)を訪れた。
当初はコーヒー生産の可能性を探るための調査だったが、深刻な野生アラビカ種の状況に気付いたという。

「現地の森林を調査してから、救済措置を探る方に目的が変わった」と同氏は言う。
研究では、ボマ・プラトーの標本をできるだけ早く種子バンクに保管する必要性を提唱している。2020年までに絶滅するおそれがあるためだ。

アメリカ、ミズーリ植物園の植物学者ピーター・レイブン(Peter Raven)氏は今回の研究には関係していないが、
「アラビカ種は通常、熱帯地域の高地の植生で生育する。既に生態系の中で危機的な状況に追い込まれているため、
気温が上昇すると行き場を失ってしまう」と話す。

国連開発計画(UNDP)がまとめたレポートによると、アラビカ種コーヒー生産世界第3位のエチオピアでは、1960年以降、
年間平均気温が1.3度上昇しているという。

「生育に適した気温の幅はごく狭く、野生種も栽培種も気候変動には弱い」とデイビス氏は語る。
「アラビカ種が気候変動の進行に脅かされていることは、単純なシミュレーションでもすぐにわかる。
このまま放っておけば、やがてはコーヒー生産に悪影響が出るのは間違いない」。

今回の研究結果は、「PLOS ONE」誌に11月7日付けで掲載されている。

164:名無虫さん
12/11/13 03:59:13.61 .net
ボマ高原について調べたが、スーダンは内戦が激しかったのであまりデータは無い
だがエチオピアに近い部分に関してはデータがあるらしく、そこでは年間雨量1300~1800mmとある

物凄い多雨地帯というわけではない。だが、アフリカとしては十分すぎる雨量だ

コーヒーベルトと昆虫の多い地域が重なっているのは興味深い
かつては自然破壊の代表のようだったプランテーション農業も、近年では有機栽培作物が
高値で扱われるなどで親自然な作業や構造へと向かっている部分も多い

165:名無虫さん
12/12/11 02:45:23.36 .net
URLリンク(www.youtube.com)

Moringaつまりワサノビキとかキャベツノキと呼ばれる熱帯の有用樹種
アブラナ科に近縁で、樹木になり乾燥に強く、野菜として葉を食べることが出来、
またビタミンやミネラル豊富、カラシ成分で滋養にも良い

植物図鑑で知っていたが、注目されているなあ
乾燥にもかなり強い植物だからサバナ気候向け
葉が野菜になる有用植物だから材を過剰伐採する人もいないし、土地を裸地にしないで済む
現地では青汁のようにして生薬として使ったりしている

ワサビノキの成分で水を浄化、細菌を殺し鹸濁物を沈下させるともあるね
いい事ずくめだがあくまでもビジネスwww

モリンガという音の響きが良いんだよなあ
アフリカっぽくて
実際にはインド原産とあったがw
モリンガはあくまでもラテン語の属名だ

だが、アフリカの陽気なハーブ「モリンガ」青汁登場!
滋養に良くて健康に!とかの売り文句で日本でも使えるかいな?って訳だw

166:名無虫さん
12/12/25 16:33:19.52 .net
URLリンク(www.afpbb.com)

ゾウのふんから集めた超高級コーヒー豆、タイのホテルが発売

【10月26日 AFP】香りの強いコーヒーが好きなら、次の旅行先にタイはうってつけの場所かも─。タイの高級ホテルチェーンが、
ゾウのふんから集めたコーヒー豆の販売を始めたからだ。

「ブラック・アイボリー(Black Ivory)」と名付けられた新ブレンドは、ゾウが消化して排せつしたコーヒー豆を使用しており、
なめらかな口当たりと強い香りが特徴とされている。

 販売元のアナンタラ・ホテルズ(Anantara Hotels)が「自然なプロセスで洗練された」と形容するこのブレンド。
値段はなんと1キロ当たり1100ドル(約8万8000円)、カップ2杯分が約50ドル(約4000円)で、世界最高級ブレンドの1つだ。

 アナンタラは25日、AFPに送った声明で次のように説明している。「研究の結果、コーヒーに含まれるたんぱく質がゾウの消化酵素により
分解されることが分かっています。たんぱく質はコーヒーの苦味の主な原因の1つとされているので、これが減ることにより苦味がほとんどなくなります」

 ゾウの体から排出されたコーヒー豆は、ゾウ使いによってふんの中から回収され、日干しされる。製造場所はアナンタラが
タイ北部に持つゾウ保護センターで、ここには30頭のゾウがゾウ使いとその家族と共に暮らしているという。

 コーヒー市場では近年、「ブラック・アイボリー」のほかにも高級ブレンドが登場している。フィリピンやベトナム、インドネシアに
生息する樹上性哺乳類ジャコウネコのふんから集められるコーヒー豆も、同価格帯で販売されている。ジャコウネココーヒーは
米ニューヨーク(New York)のあるコーヒー店では1キロ748ドル(約6万円)で売られている。(c)AFP/Sebastian Smith

シベットコーヒーより高値とは強気だなあ!
熱帯のコーヒー産地は雨量が一定レベルある地域だ
他方で、もっと売れる産品が良いとコーヒー栽培を諦める人たちも多い

ゾウやウマのように、反芻せずに盲腸の微生物が発酵させる生物である事が大事だな

167:名無虫さん
12/12/25 16:39:29.02 .net
他に果実食の良い動物はいないかなあ?

南米ならテンの仲間のタイラというのが有望かな
アライグマの仲間のコーヒーも良さそうだが、あいつら手が器用だから
果肉を指先で摺り剥がしたりしそうだな

バクあたりも良いかなあ

サルは手が器用過ぎるかな

アフリカにはアフリカゾウがいるが、アフリカ人はゾウを飼い慣らす文化を持っていない
インド人のゾウ使いに言わせれば「アジアゾウより易しいぞ?」との事だが、一般的には
より強暴だとされている

ゾウでもう1つ考えたくなるのは、ゾウにコーヒーの収穫まで任せられるか?という事だ
枝葉もみんな食ってしまうだろうし、コーヒーの実は同時にみんな熟すわけじゃないし
深い茂みの枝の中にまとめて実ってる感じだからゾウの鼻先じゃつまみ切れんぞと
否定されそうだが

また排泄されたゾウ糞から掘り出すわけだが、折角粉々にした糞を放置したら勿体無い
糞にワラや赤土を混ぜて1年放置してからコーヒー農園に施肥したいね

168:名無虫さん
12/12/25 17:01:17.12 .net
パンダがコーヒー豆食ってくれたらベストなんだがなあwww

あいつらは消化管に留める時間が短過ぎるのが欠点だ
ブランド価値だとこれがベスト

ウマも消化管に留める時間が短いね
青草を食ったら、葉緑素が残った状態で長さ2cm以上の繊維だけで出来た糞が出て来る始末
表面に消化酵素の影響を受けた薄膜すら無い

169:名無虫さん
13/01/17 23:51:37.48 .net
年間雨量だけで言えばインド洋のレユニオン島もなかなか多く、低地の東海岸で3000mm台、
その山岳地で6250mmとかに達する

ただしレユニオン島はサイクロンが来るかどうか雨量が全く違う

なおこの島は絶滅したソリエールはともかく、昆虫でも飛べない生物がいたりしてなかなか面白い

170:名無虫さん
13/01/17 23:58:22.56 .net
レユニオンドードー だったすまん

ゾウガメもいたらしい

171:名無虫さん
13/01/24 23:12:08.73 .net
ホーチミン市近郊で新種のトビガエルを発見
2013/01/22 12:34 JST配信
(C)AFP, Nguoi Lao Dong
URLリンク(www.viet-jo.com)
URLリンク(www.viet-jo.com)
 オーストラリアの研究者が、ホーチミン市近郊の平地林で、新種のトビガエルを発見した。
15日付グオイラオドン紙(電子版)などが報じた。

 発見したのは、シドニー市にあるオーストラリア博物館の両生類生物学者
ジョディ・ローリー氏。ホーチミン市近郊をハイキング中に、大きな緑色のカエルが切り株に
座っているのを見つけ、調べてみると新種のトビガエルと判明した。ローリー氏はこの新種の
カエルに母の名ヘレンにちなんで「ヘレントビガエル」(英名:Helen’s flying frog、
学名:Rhacophorus helenae)と命名した。

 トビガエルは木から木へと飛び移り、滑空するのに適応して進化した水かきがついているのが
特徴。ヘレントビガエルは体長9センチほどで、80種類ほどいるトビガエルの中でも良く飛ぶ
部類だという。

 現在研究者たちは、絶滅の脅威がないか生息地の環境を調査しているが、平地林は人間が
簡単に立ち入ることができるため、伐採や開発の対象とされやすく、既に危機的な状況に
あるという。ヘレントビガエルは現在東南部のビントゥアン省とドンナイ省での平地林のみで
生息が確認されている。

ソース
URLリンク(www.viet-jo.com)

172:名無虫さん
13/02/10 16:34:10.74 .net
>>147>>156-160
ハイヴァン峠 の雨量が知りたいね
標高は470m程度だから物凄くは多くは無いだろうが、
3000mmのフエのさらに斜面だから5000mm近くになりそうだなあ

173:名無虫さん
13/02/10 20:40:40.22 .net
>>172
ダナン近郊のバーナー高原bana hillsで1400m、雨量2500mm
ただし標高1000m付近は更に雲が多くいつも雨が降っている、とある

Back Maに関しては、山頂で7900mm以上とはっきり明記されるようになった

174:名無虫さん
13/02/11 10:47:44.64 .net
>>60のデータが観光地ばっかりになっている

一方で
URLリンク(www.tmd.go.th)
ここは見方に慣れると面白い
トンパープン郡なんて初めて見たぞ

175:名無虫さん
13/02/11 11:39:12.03 .net
スラタニーって気象台があるのはちょっとだけ海に突き出したところで多雨
一方で都市は雨量が少なく乾季が激しい
サムイ島は雨量が多過ぎない程度

プーケットも空港周辺より、一見乾いている筈のプーケット市内の方が多雨、など
ソンクラーもソンクラー市やハジャイの大学構内は雨量が2000mmオーバーだが
何故か空港は非常に乾いている
多分その南のダンノックも乾燥しているのだろう

ちょっと丘があってその陰になったり風上になったりで雨量が倍以上違う事もある
これが熱帯の気候の厳しさか

176:名無虫さん
13/02/11 18:30:29.78 .net
ハジャイ大学とハジャイ空港の間は10km未満しか離れておらず、その間に山などがある訳でもないのだがなあ

177:名無虫さん
13/02/24 23:31:57.15 .net
ガーナのクマシ

URLリンク(worldweather.wmo.int)

年間雨量1400mm、最少雨月15mmというのは確かに湿潤サバンナだが
60mm未満を乾季とするなら、2ヶ月しか乾季がない
そんな気候なのでちょっと頑張ればカカオ栽培が可能というわけだ
海岸から160kmも内陸だが、この辺りには上手く雨が降る

ガーナ国内ではこのような地域を熱帯雨林地域と称しているようで、
そういった地域で昔からカカオ栽培がされていたと考えるべきか
アクラだけ見てこんな700mm台でどうやってカカオを?と考えてはいけない

178:名無虫さん
13/04/25 00:20:19.95 .net
ベトナム中部の昆虫相は2005年くらいからクワガタマニアが手を出して発見が相次いだ模様

179:名無虫さん
13/05/01 08:21:10.12 .net
URLリンク(homepage2.nifty.com)
カンボジアの気候

シェムリアップとシハヌークビルをグラフ内で混同しているのは愛嬌としてw、

まあラタナキリとコッコンとシハヌークビルで年間雨量が多い
コッコンはこのグラフの限りでは3800mmクラス、シハヌークビルは3100mmクラス、というところか

これとは別に、タイ東部チャンタブリーからのパイリンのグラフも見つけたが2700mmクラス
近年国境周辺という事で、また山地が近く注目したい地域だが
まだ安全面でちょっとどうか?

180:名無虫さん
13/06/03 11:09:31.27 .net
タイの昆虫の産地を見ると
ドイ・プイというのがよく出てくるが
ドイ・ステープ、ドイ・インタノン、ドイ・チェンダオの3つは観光本や昆虫本でよく出てくるが
ドイ・プイってどこだ?って、行った事の無い人は思ってしまう

URLリンク(www.thaismile.jp)

ドイ・ステープの1つ奥の山、などと紹介されたこともあるが、

一番ぶっちゃけて言えば、モン族に会える観光村って訳ですw

ドイ・ステープは標高1000mクラス、ドイ・プイは1600mクラス
年間雨量は2000mm程度
麓ののチェンマイ市の1.6倍にも達する

ただしこの山にはクワガタはあまりいないかも?と言われた事がある
でもテナガコガネが多いとの事だが、外国人が採集したら逮捕だな

181:名無虫さん
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
ミャンマーのチャイティーヨー・パゴダは今にも落ちそうな岩の上にあるので有名だが
場所はヤンゴンから直線距離150km、曲がって180km、トラックに揺られて5時間と決して遠くは無いものの
モン州の北端あたりにある
本当に山際だ

このロケーションだがやや湾内だから雨量はどうか?と思ったら

URLリンク(www.travelmyanmarasia.com)
Area - 38606 acres.

Climate - Warm and humid
Annual rainfall - 145 inches
Average temperature 28 0C

Type of forest - Tropical rainforest .

ミャンマーの多雨林でマレー半島の影響のある地域をを知る入門場所として結構良いのではないかなあ?
エーヤワディー管区の山はそれらとは区切られているので影響が弱いだろうね

182:名無虫さん
13/07/17 NY:AN:NY.AN .net
URLリンク(www.amazon.co.jp)
ミャンマー動物紀行 大西信吾 著
ここに「ミャンマー北部の冬季に冷え込む地域では、乾季の水分の失われ方が少ないため
フタバガキ科の常緑の大木が茂る森になっている」と興味深い事が書かれている
確か雲南のシーサンパンナも同じ条件だったな
一方、北緯25度もあるので、ココヤシは生えないという

183:名無虫さん
13/07/17 NY:AN:NY.AN .net
その本を見たら
いわゆる常緑熱帯雨林はミャンマーでは4500mmくらいないと分布しない、みたいな書かれ方をしているなあ
ミャンマーは乾季が6ヶ月と長いところが多いから、雨の量だけで喜んでいたら季節林でしたって
事になる

カレン州のパアン周辺も雨量4000mmだが、林冠は鬱閉していないタイプの森林だという

また、海に面している山の西斜面ばかり見てしまうが、東斜面がむしろ重要だと書いてある
朝の気温が低く霧が発生している時間に日差しが照らして乾季に地面の乾燥が抑えられるのが東斜面で、
こういう所は午後は日陰になって蒸発が抑えられる
西斜面は、霧の無い暑い時間帯に日光が当たって乾いてしまう、との事

海はほぼ西向き?と思えるミャンマーだが、ごく一部の地域で少しでも北東季節風に湿度を与えうるところでは
冬季にも急にまとまった雨が降るらしい

184:名無虫さん
13/07/18 NY:AN:NY.AN .net
>>182冬季に雨が降る日もあり湿度が失われないのはカチン州とかサガイン州だという

ベトナム中部やタイ南部のように、1月になった方がむしろ雨の量が増える、とかとは違うらしい

185:名無虫さん
13/07/25 NY:AN:NY.AN .net
ビルマの竪琴の舞台のモデルとなったムドン収容所は、
モウラミャインの更に南30kmにある

小説や映画にも、雨季に酷い雨が降りっぱなしの描写がある

186:名無虫さん
13/07/25 NY:AN:NY.AN .net
ミャンマー南部ダウェーの年間降水量は約5,000ミリ。これは東京やバンコクの3倍に相当する。
しかも降雨のほとんどが6~8月に集中するためか、市中心部の市場には至る所に傘が売られていた。

日中でも1時間ぐらいの間に、土砂降りの通り雨が2度ほど駆け抜ける。あっというまに去っていくと今度は強烈な日差しが戻る。
傘は雨だけでなく日差しよけでも大活躍。この時期のダウェーの市民に、傘は必携品の一つだ。

ダウェーを含むミャンマー南部の海岸で6~8月に雨が多いのはタイとの国境にある山脈に南西季節風の雨雲がぶつかるためだ。
国境を越えてタイ側に入ると快晴。似たような経験はやはり国境に山脈があり多雨のラオスからベトナム中部高原へ抜ける時にも経験した。
キャベツなどラオス産高原野菜がタイでは増えているが、今後はミャンマー産も、物流の発達でお目見えすることだろう。

URLリンク(news.nna.jp)

187:名無虫さん
13/07/25 NY:AN:NY.AN .net
>>86ジャマイカの低地で雨が多い熱帯雨林気候なのは
島の北東海岸に面した地域、例えばポート・アントニオなどである

北なら何でも良いかと北西岸に行ってモンテゴベイだと
乾季はキングストンよりやや湿度が高いものの地面を湿らせ切るに至らず
雨季は毎月100~150mmと熱帯としては少ない、という具合なので注意

188:名無虫さん
13/07/28 NY:AN:NY.AN .net
URLリンク(www.currentresults.com)

Rainfall
Average total precipitation in a year Days Place Inches Millimetres
93 Kingston        32.0 813
113 Montego Bay 43.7 1110
? Morant Point 121.3 3082
? Port Antonio 64.3 1634
142 Cinchona Gardens 91.9 2335

189:名無虫さん
13/07/28 NY:AN:NY.AN .net
Average total precipitation in a year Days Place Inches Millimetres
93                         Kingston  32.0    813
113                        Montego Bay 43.7  1110
?                          Morant Point 121.3  3082
?                          Port Antonio  64.3  1634
142                      Cinchona Gardens 91.9  2335

Cinchona Gardensの場所
URLリンク(www.limetreefarm.com)
ブルーマウンテン中腹のむしろ南斜面だなあ

URLリンク(en.wikipedia.org)
ジャマイカのまさに東端

ポートアントニオについて、年間雨量1000mmと書いた資料も多く
ただその中で1ヶ月300mmオーバーがあり、乾季もあるが月に20~30mm程度雨が降って
またジャマイカは冬季に28℃程度までしか気温が上がらず、蒸発がある程度抑えられて
森林性になる?みたいな書き方であった
一方、この資料では年間で1600mmオーバーになっている
ポートアントニオの乾季は、3ヶ月間だけ30mm前後が続いて、何故か80mmオーバーの月が来て
もう1ヶ月30mm程度、というものであるらしく
こういう場合は乾季は実質3ヶ月って事に近くなる
といっても作物栽培や苗木の植え付けなんかには障害になるが

1600mm台で乾季にも30mm程度、なら、そこそこの森林になるだろうなあと
まあポートアントニオの画像を見たらかなり森林の密度は高いかなと

190:名無虫さん
13/07/29 NY:AN:NY.AN .net
URLリンク(www.guidetocaribbeanvacations.com)

The wettest part of Jamaica is the John Crow Mountains,
which absorb the full brunt of the moisture-laden air coming off the Caribbean.

This region reportedly receives as much as 300 inches of rain annually.

The name John Crow is the local term for the turkey vulture (buzzard),
the bald, red-headed scavengers that often make their nests in cliff hollows and on ledges.

ヒメコンドル山脈、あるいはジョンクロウ山脈
年間雨量7500mmオーバー
ブルーマウンテンよりこっちの方が多かったか
しかも標高は1100mまでで、あまり気温も下がらん

URLリンク(en.wikipedia.org)
ホメルスアゲハ情報
ブルーマウンテン、ジョンクローマウンテンにはまだいるだろうけど多くなく、
西部のコクピットカントリーに50頭だけ!

URLリンク(www.cockpitcountry.com)
The highest rainfall totals in the Cockpit Country occur in the central core, which receives 250-380cm annually.
Rainfall diminishes along the periphery to 175-250cm.

ジャマイカ西部でもなかなか雨量の多い地域はある
ここは標高も低め
URLリンク(en.wikipedia.org)

現地の動画はみんなレゲエ風味www

191:名無虫さん
13/08/14 NY:AN:NY.AN .net
プロ市民(国籍不問w)ガチ推しの飛翔体キムチ太郎当選で未来はピカドン明るいね

URLリンク(www.hoshusokuhou.com)

192:名無虫さん
13/08/26 NY:AN:NY.AN .net
【8月16日 AFP】(写真追加)テディベアとアライグマを掛け合わせたような見た目の新種の小動物を、
南米アンデス山脈の高地で発見したと、米スミソニアン協会国立自然史博物館
(Smithsonian Institution National Museum of Natural History)のチームが15日、 国際動物学誌ズーキーズ(ZooKeys)に発表した。
西半球で肉食哺乳類の新種が見つかったのは35年ぶりという。

 膝の上に乗るサイズのこの小動物は、研究チームによると実は長年各地の動物園や博物館で展示され、
エクアドルやコロンビアの森林にも生息していたものの、やや大型のアライグマ科の動物「オリンゴ」と同一種だと
勘違いされていた。しかし、オリンゴとは繁殖行動を一切せず、何かがおかしいとみて研究を進めた結果、
アライグマや中南米産の小動物キンカジュー、オリンゴと同じアライグマ科の最小の種だと判明したという。

「オリンギト」(小さなオリンゴの意)と呼ばれるこの新種動物には、「Bassaricyon neblina」との学名が付けられた。
大きな丸い目と小さなかぎ爪を持ち、枝を伝って木から木へと飛び移ることができるオリンギトは、主に果実を餌としているが、
昆虫も食べるという。体重は約1キログラム。夜行性で、木の上で生活することを好み、1回の出産で1匹の子しか産まないという。

 研究チームは約10年かけ、博物館にあるオリンギトの標本が採取された場所が、オリンゴの生息地よりも高
い海抜1500~2700メートルの高地だったことを突き止めた。DNA分析でも、オリンギトとオリンゴが別の種だとの結果が得られた。

 オリンギトは、オリンゴよりも体が小さく、頭部と歯の形状も異なる。また、オレンジがかった茶色の体毛は
オリンゴより長く、密集して生えている。

 研究チームは、野性のオリンギトが今も生息しているかどうか確かめるために南米を訪れ、西アンデス山系の
雲がかった高地の森に多数のオリンギトを発見した。

193:名無虫さん
13/08/26 NY:AN:NY.AN .net
 ただ、研究チームによるとオリンギトの従来の生息地は、既に42%が農地か住宅地として開発されてしまっているという。
研究チームのクリストファー・ヘルゲン(Kristofer Helgen)氏は、「アンデスの高地森林帯は危機に瀕した生物が数多く暮らす
唯一無二の世界だ。オリンギトが大使となって、エクアドルとコロンビアの高地森林帯に世界が関心を持つようになればうれしい」
と話している。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

▽画像 米スミソニアン協会(SmithsonianInstitution)が公開した新種のアライグマ科の小動物オリンギトの写真(撮影日不明)。
(c)AFP/MarkGurneyforSmithsonianviaGettyImages
URLリンク(img.afpbb.com)
他の写真は記事引用元をご覧ください。

▽記事引用元 AFPBB News( 2013年08月16日 11:05)
URLリンク(www.afpbb.com)


▽ZooKeys
「Taxonomic revision of the olingos (Bassaricyon), with description of a new species, the Olinguito」
URLリンク(www.pensoft.net)

194:名無虫さん
13/08/26 NY:AN:NY.AN .net
絶滅危機のトキ、カンボジアで新たな生息地を確認 WWF
2013年08月21日 12:00 発信地:プノンペン/カンボジア

【8月21日 AFP】絶滅の危機にあるオニアカアシトキ(学名:Thaumatibis gigantea)の巣が、
カンボジア北東部のこれまで生息が確認されていなかった場所で見つかり、野生生物保護活動家らは種の生き残りに期待を膨らませている。

羽毛のない頭部と長いくちばしが特徴のオニアカアシトキは、生息地の減少と密猟により絶滅の危機に追いやられている。
野性のオニアカアシトキの生息数は約345匹にとどまり、その9割がカンボジアで確認されている。

世界自然保護基金(World Wildlife Fund for Nature、WWF)の声明によると、カンボジア・ストゥントレン(Stung Treng)州の
メコン川流域の生物多様性に富む森林地帯で7月、地元の農民がオニアカアシトキの巣を発見した。
その後、WWFの調査チームが現地調査を行い、巣の中で卵2つを温めるオニアカアシトキの成鳥を確認している。

WWFとともに地域の鳥の巣保護プロジェクトを運営している現地森林当局のある当局者は、
「メコン川流域でのオニアカアシトキの巣の発見は、種の生き残りに希望をもたらすため、非常に大きな意味を持つ」と話す。

オニアカアシトキは1994年、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)のレッドリストに「近絶滅種(CR)」として登録された。
生息地はカンボジア、ラオス、ベトナムに限られている。(c)AFP
__________

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日12:00配信記事
URLリンク(www.afpbb.com)

もともとこの鳥はインドシナ半島に広く分布していたが、今では殆どカンボジアしかいない
体長105cmにもなる巨大なトキ、というか、アオサギよりでかいなw
日本のトキは76cmで体重が1.4~最大2kgにもなるというが、単純計算だ4kgオーバー?本当かよ
流域の国の農薬使用量が増えているから、そんな重い鳥だと卵が割れるのも仕方ないのかなあ

195:名無虫さん
13/08/26 NY:AN:NY.AN .net
日陰を求めて飛び跳ねるガの幼虫、ベトナムに生息
2013年08月21日 10:27 発信地:パリ/フランス

【8月21日 AFP】ベトナムに生息するガの一種の幼虫は、木の葉を巻いて作った「乗り物」を飛び跳ねさせるというユニークな方法で
日陰に移動するというカナダの研究チームの論文が21日、英国王立協会(British Royal Society)の
専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に掲載された。

ガの一種「Calindoea trifascialis」の幼虫は、卵からかえって2週間ほどすると体の周りに木の葉でミノムシのみのの
ようなものを作って地面に落ち、飛び跳ねて移動し始めるという。
カナダ・ロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum)のキム・ハンフリーズ(Kim Humphreys)氏によると、
飛び跳ねる頻度は1秒に1回ほどで、1回のジャンプで移動する距離は4分の3センチほど。
通常は3日間ほど主に日中に移動を続け、約2週間後に羽化する。

幼虫にとって太陽光による乾燥は地上の天敵であるアリより大きな脅威だとみられるため、日陰を求めるためにこのような生態を獲得したのだと研究チームは考えている。
幼虫がこのような曲芸をする昆虫はほかにも存在するが、「乗り物」を自ら作ってそれを独創的な方法で動かす点で、このガは珍しいという。
また、他の昆虫はランダムに移動するのに対し、このガは特定の方向に移動することができる。

■飛び跳ねる幼虫の動画へのリンクはこちら
URLリンク(youtu.be) URLリンク(youtu.be)
(c)AFP
___________

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日10:27配信記事
URLリンク(www.afpbb.com)

▽関連リンク
・Biology Letters
Not looking where you are leaping: a novel method of oriented travel in the caterpillar Calindoea trifascialis (Moore) (Lepidoptera: Thyrididae)
URLリンク(rsbl.royalsocietypublishing.org)
・Royal Ontario Museum
Discovery of jumping behaviour in a caterpillar, Calindoea trifascialis, in Vietnam
URLリンク(www.rom.on.ca)

196:名無虫さん
13/08/26 NY:AN:NY.AN .net
これってベトナムのどこなのかなあとリンク先を
URLリンク(www.rom.on.ca)

This caterpillar lives in the hot, dry open forests of southern Vietnam and feeds on the leaves of dipterocarp trees.
南ベトナムの乾燥林のフタバガキ科の森としか書いてないw
ベトナムは全体的に南の方が乾燥する傾向にあるのは分かるが

科学+ではアリより乾燥が怖いと書いているがまあシアンを含んでいて有毒なのか
それでアリも食わないと

197:名無虫さん
13/09/11 03:18:35.05 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)

ホーチミンのすぐ東のドンナイ省
Climate

??ng Nai lies in the monsoon tropical zone and is affected by the north-east and south-west monsoon.
It is also put under the influence of Pacific Ocean tropic atmosphere between April and October.
Climate is cloven in two distinct seasons. The rainy season lasts from March or April to November and
the dry season from December to March or April of the following year. Average temperature goes between 23.9-29.0C,
much lower than standard level of the tropical regions (26-30C). Its rainfall is quite high with 1,500 - 2,700mm.

On average, the weather is sunny for 4 - 9.5 hours a day and does not exceed 11.5 hours per day, even on the
hottest and sunniest days. Total rainy days within a year are between 120?170 days (standard level of tropical
region is 150?160 days) with total rainfall of some 1,500 - 2,750mm. The average humidity is around 80 - 82% and h
umidity in the dry season is 10 - 12% lower than that of the rainy season. The humidity is inconsiderably differential among the areas.

??ng Nai Province's weather with regular sunshine, rain and high humidity equally found in the localities
facilitates agricultural production and development of industry and cultural and tourism activities.

ここにトリアン湖??というダム湖がある

ベトナムからはコーカサスオオカブトも発見済み

198:名無虫さん
13/11/18 05:39:06.33 .net
URLリンク(www.afpbb.com)
絶滅危惧種サオラ、ベトナムで15年ぶりに撮影 WWF
【11月14日 AFP】2本の角を持つ絶滅危惧種の動物、サオラ(Saola)がベトナムで15年ぶりに見つかり、
この動物の復活の希望が高まった。自然保護活動家らが13日発表した。

?サオラはレイヨウに似た動物で、捕獲が極端に難しいため「アジアの一角獣」と呼ばれることもある。
世界自然保護基金(WWF)とベトナム政府がベトナム中央部のアンナン山脈(Annamite Mountains)に仕掛けていたカメラが、9月にその姿を捉えた。

?WWFベトナムのバン・ゴク・ティン(Van Ngoc Thinh)カントリー・ディレクターは、「私たちのチームが最初に
写真を見た時は目を疑った。サオラは東南アジアの自然保護活動家にとっては貴重なものであり、大変な興奮だった」と語った。

?サオラは1992年に発見されたばかりの動物で、先がとがった2本の角がある。角の長さは50センチメートルにも達する。

?野生のサオラが確認されたのは、ラオスでカメラに捉えられた1999年以来のこと。ダン・ディン・グエン(Dang Dinh Nguyen)
クアンナム省森林保護局(Quang Nam Forest Protection Department)次長によると、サオラがベトナムで前回確認されたのは1998年だった。

?自然保護活動家らは、野生のサオラは数十頭~数百頭しか生息していないとみている。

URLリンク(ja.wikipedia.org)

海岸が北向きなら年間雨量1800mmオーバーで乾季が弱く
クイニョンのある東向きのビンディン省から1660mmと減ってくるわけだ

199:名無虫さん
13/11/23 15:11:46.28 .net
URLリンク(www.worldweatheronline.com)

プラチュアップキーリーカン県のバーンサパンノイ
年間雨量1760mm、2月のみ乾季で月間雨量40mmとまさに首の皮1枚でAm気候

-averages を地名-weather の後で付けると年間データが出る
こういうサイトってもう10年くらいサービスやってるから合計雨量とか独自集計しちゃえるねw

URLリンク(www.worldweatheronline.com)

ところが僅かに北のバーンサパンヤイは年間雨量1170mm程度とプラツヤップキーリーカン県全土とほぼ同じ雨量しか
観測されていない
乾季は20mmの雨

URLリンク(www.worldweatheronline.com)
と思ったら、県庁所在地と同じ雨量データで誤魔化してあるようであったwww

タップサケーなんかも同じデータだなあ
そのうち細かいデータが出来ればいいんだが

200:名無虫さん
13/11/23 16:45:58.43 .net
あちこちで調べたが、どうも複数個所のデータをまとめて使いまわしている感じだなあ

カンボジアでカンポットが2200mmとか、コッコンで4000mmとか出て来たが
シアヌークヴィルも2200mmでもうちょっと多いだろ?って感じだった

201:名無虫さん
13/11/23 16:57:11.58 .net
で、ミャンマーを調べたらあちこちでデータがメッチャクチャになっていた

202:名無虫さん
13/11/23 17:36:22.63 .net
マレーシアはそこそこ良いがラオスがめちゃめちゃだ
ベトナムもあんまり正確ではないな

やっぱり雨量データって難しいなあ
このサイトなんて毎時間の雨量を表示してるんだし
この足し算でどうにかなるでしょ!って思うんだが
そういうデータベースと連動してる訳ではないみたいだな

203:名無虫さん
13/11/27 17:01:28.73 .net
タイ国ペッチャプリー県ゲーンクラチャン国立公園のパーラウー滝周辺
URLリンク(www.stickmanbangkok.com)
Even though it was officially the dry season, I could see there was still regular rainfall in the area;
there was lush, green vegetation crowding both sides of the road.

低地はタイでも一番雨が少ないくらいの地域なんだが、標高が上がると微妙に地形の関係で
乾季にも雨季にも湿度を保持できるくらいの雨量になる
しかし以前集めた情報だと年間雨量では1500mmくらいという話だったが、低地より毎月1.5倍多いという事なのかどうか?

204:名無虫さん
13/11/27 17:19:36.30 .net
バリ島の観光地ブドゥグルの気候
URLリンク(en.climate-data.org)
本当に涼しい。イチゴの産地
年間平均気温18.5℃、年間雨量2261mmだが
乾季相当の月が4~5ヶ月くらいある

205:名無虫さん
13/12/10 10:14:37.84 .net
URLリンク(www.malaeng.com)
We have recently discovered that the largest male found from
Khao Khieo, Chon Buri, the new champion , the longest body in Thailand, with its body length of about 123 mm.

飼育品の方が14ヶ月かけてこのサイズなのは世話の仕方によるものかどうかはまた別としてだ、

Khao Khieo, Chon BuriってURLリンク(peakery.com)
山頂ですら700m程度の山。Khao Khiaoと書く場合もあるがタイ文字をどうアルファベットにするかなんて自由
どんどん飛行して拡散し30km圏内に適度な湿度の低山地があればどんどん生息域を広げるのであろう
しかしこの山に関しては生息地が10km^2未満だなw
この地域は低地だとガチガチのサバンナでとてもこんな虫は生息不能である

206:名無虫さん
13/12/11 03:46:40.53 .net
チョンブリーのカオキァオは動物園があったり50mの木々に渡したケーブルに安全ベルトとフックをつけて
空中をスリリングに移動する「フライトオブギボン」が楽しめるアトラクションなどがある

207:名無虫さん
13/12/14 18:11:37.37 .net
URLリンク(www.meti.go.jp)

野生生物とはあまり関係ないがミャンマーのダウェー開発の事業可能性を
パシフィックコンサルタント社が調査した結果

国境からの地形なんかは出てる
年間雨量とか森林とかは分からん

それにしても物凄い計画だねw
第二の泰緬鉄道なんていう人もいるけどそれ以上だよ

しかし、線路のゲージ幅も違う、ミャンマー側は舗装もまだで傾斜は物凄いでどうすんだ

昔はチョンブリーやラヨーンだって貧しかったけどレムチャバンやマプタプートの開発で
14年で収入が4倍近くになった例なんかが載ってるね
ダウェーでも同じような社会の大変化が起こるだろうと

一方で、タイでは製鉄所の高炉が環境アセスに引っかかって作れないので
自動車産業を主力とするタイとしては隣国に是非とも製鉄施設が欲しいというのも述べられている

5000mmの雨量も構わず、製鉄所を作ってタイに鉄道輸送したい訳か

タイ側は「ここは日本経済にとっても生命線」とまで説明しているが、とりあえず日本側は
現時点ではティラワ工業団地までしか大規模には支援していない
2015年が転換点になると報告書にも述べられている

208:名無虫さん
13/12/17 15:27:09.42 .net
ラオス南部のベトナム国境側の雨量など
URLリンク(jma-net.go.jp)
pdf上の29ページに1998~2010のデータ
パクセーは1900mmと有名だがサラワンとアッタプーのデータも分かる

2000mm=71mm

saravann
51+96+101+75+87+71+75+81+71+78+56+81+50
/13 で2217mm

attapeu
48+75+78+93+85+95+67+90+96+79+69+78+41
/13 で2333mm

しかし乾季もどうせ5ヶ月くらいあって熱帯雨林にはならないような地域なのだろう
更に台風の外れ年だと雨量が6割に激減する

でも南に隣接するカンボジアのラタナキリと同じ気候では?といわれると弱いなw

209:名無虫さん
13/12/17 16:02:26.43 .net
URLリンク(doewrea.site40.net)
pdf上で19ページ書類上で13ページにアッタプーの月ごとの雨量が記されているが
5ヶ月間の乾季がある

チャンパーサックの気候
URLリンク(en.climate-data.org)
パクソンの気候
URLリンク(en.climate-data.org)
アッタプーの気候
URLリンク(en.climate-data.org)

このサイト面白いな

210:名無虫さん
13/12/17 16:04:53.76 .net
URLリンク(en.climate-data.org)
カオチャマオ低地 1759mm
URLリンク(en.climate-data.org)
クレーン郡 1836mm
僅かに乾季が厳しいが3ヶ月ほど。

211:名無虫さん
13/12/17 16:25:51.99 .net
URLリンク(en.climate-data.org)
The climate is tropical in Bang Saphan Yai. In most months of the year, there is significant rainfall
in Bang Saphan Yai. There is only a short dry season and it is not very effective. According to Koppen and
Geiger climate is classified as Am. The average annual temperature in Bang Saphan Yai is 27 °C.
About 1859 mm of precipitation falls annually.

一番雨が少なくても50mm近くで年間1860mmじゃあ余裕でAmになってしまう
ただし最多雨月263mmと極度の多雨でもない
12月は60mm未満でもう乾季になる

noiの方は12月もまだ雨季だろうな

URLリンク(en.climate-data.org) Ban Pak Nam Chumphon 熱帯雨林気候w
URLリンク(en.climate-data.org)

たった4mmの雨量差でAfとAmを分ける意義があるのか?
この地峡地域は季節風次第でどうにでもなるという訳だ
クラ地峡というが本家のクラブリは南西季節風が強い

URLリンク(en.climate-data.org)
プラチュアプをもっと北に行ってホワイヤーン
この地名は多いぞw
1462mmで一番乾燥しても12月の35mmとこっちはAs気候寄り
URLリンク(en.climate-data.org)
タップサケー。年間1586mmで12月に39mmと本当にギリギリギリギリのAm気候。248mmの雨量も本当に絶妙

もっと北に行くと1100mmとかになってしまい完全に乾燥するのだが
まあこの間辺りで、サバンナが熱帯雨林に変わる、という事になるのか?

212:名無虫さん
13/12/17 16:56:54.59 .net
URLリンク(en.wikipedia.org)
ナラティワート内陸のシーサコン郡
URLリンク(en.climate-data.org)
タイでは最も最少雨量で余裕のある熱帯雨林気候
65mm「も」雨が降る

ヤラーですら1ヶ月は60mm未満の雨量の月がある

213:名無虫さん
13/12/17 17:25:51.73 .net
URLリンク(en.climate-data.org)

と思ったら、ベートンで2月が76mmの最少雨量月だった
山だから全般に涼しい

URLリンク(en.climate-data.org)
トンパープンの年間雨量2657mmって書いてあるがトンパープンも東西に広いんだよなあ
URLリンク(en.climate-data.org)
サイヨーク1828mmというがここも広いし地形で雨量が変わるんだよ

サンクラブリーの僅かに西のフワイマライ村が2500mm
URLリンク(en.climate-data.org)
ここって舗装道路が無くて車で行けなくなったって所だっけ
URLリンク(en.climate-data.org)
普通にサンクラブリもあった

URLリンク(en.climate-data.org)
ティライパーという所は2000mmとある
URLリンク(www.ourweb.info)
まあ冒険も大変だよ

214:名無虫さん
13/12/17 17:35:43.64 .net
URLリンク(www.youtube.com)
Ban Sanepong
URLリンク(en.climate-data.org)
同じ作者かね

北のターク~ミャンマーを見よう
URLリンク(en.climate-data.org)
メーソット1540mm
URLリンク(en.climate-data.org)
ミャワディー1771mm

215:名無虫さん
13/12/17 17:45:20.23 .net
URLリンク(en.climate-data.org) トラート3200mm
URLリンク(en.climate-data.org) ハートレーク4000mm
URLリンク(en.climate-data.org) クロンヤイ4400mm
URLリンク(en.climate-data.org) コッコン4000mm

一部で4600mm説とかあるけどその辺はまた後でw

216:名無虫さん
13/12/17 19:32:25.17 .net
URLリンク(en.climate-data.org)
チョンブリー県内陸平地のコチャン郡で1500mmか

URLリンク(en.climate-data.org)
シアヌークビルのデータをやっと見つけたが3500mm

URLリンク(en.climate-data.org)
このサイトはカンポットを2366mmと書き
URLリンク(en.climate-data.org)
ケップを2188mmと書いているが、
まあ15~20%水増しの傾向があるな
一方でミャンマーの多雨地はなかなか5000mmになっていなかったりw

URLリンク(en.climate-data.org)
Cham Ka Beiは1900mmでAw気候

URLリンク(en.wikipedia.org)
こんな海沿いで1800mmで、
URLリンク(en.climate-data.org)
Aw扱い

カンボジアは内陸に行くとあっという間に雨量が減るので
海沿いに変化を見るしかない
そうなるとベトナム方面へと動かないと、
AmとAwの境界を見つけることは出来ない

URLリンク(en.climate-data.org)
Pra Moyはトラートの細い部分から内陸へと行きカンボジア側らしいが
年間雨量2200mm。周囲には1600mの山などもある
カンボジアのポーサット州西部
URLリンク(en.climate-data.org)
チャンタブリ内陸のソイダオ低地部は1600mm

217:名無虫さん
13/12/17 21:02:12.06 .net
URLリンク(en.climate-data.org)
Su-ngai Padi
国境のスンガイコーロクの北隣のスンガイパディは西に1000mの山があるため
最少雨量の2月にも78mmの雨が降り、年間でも2660mmの雨が降る

タイでケッペンの定義するAf気候を探すのは本当に大変だが、南部に数箇所あるのは分かった
しかし微々たるものだし、周辺画像を調べても別に50mの木々が生い茂ってるわけでもなく
普通にちょっと乾き気味の普通のタイだw

218:名無虫さん
13/12/18 14:17:21.05 .net
カンボジア、ラオス、ミャンマーにはその定義での熱帯雨林気候は存在しないんだろうな

ベトナムではフエがそれに当たる
URLリンク(en.climate-data.org)
このC?u ??nh キューディン?どうも漢字だと九鼎と書くようだ
はフエ市内の阮朝王宮にある、大きな鼎が並ぶ施設だな
フエも色々あってもっと乾燥の厳しい所もある

219:名無虫さん
13/12/18 14:29:11.26 .net
URLリンク(en.climate-data.org)
ハノイの南のナムディンなニンビンの更に南の沿岸部が
一応熱帯雨林か

C?m Xuyen
URLリンク(en.climate-data.org)
ヴィンのちょっと南
この周辺にも熱帯雨林らしい所がある
南の300mの山のお陰かね

220:名無虫さん
13/12/20 03:36:52.70 .net
URLリンク(en.climate-data.org)
ドン・レ?のあるTuyen Hoa Districtも熱帯雨林という事になる

この辺は6月に暑いのか
涼しい季節に比べて年較差で10℃と熱帯にしては差が大きい

221:名無虫さん
13/12/20 03:39:59.17 .net
URLリンク(en.climate-data.org)
ここはハティン省らしい

まあ熱帯気候ギリギリの北端あたりに、最少雨量月でも60~80mmの地域があちこちにあるわけだ

222:名無虫さん
14/01/09 16:03:50.08 .net
URLリンク(www.agoda.com)
&cko=050214&asq=RB2yhAmutiJF9YKJvWeVbVxrPmy5c63%2fmxba1IdlsW%2fcbr01
Ej3zcjmpskQrbFqOWIrfIfye3Ewo8i4x0wG6MItTT9z5Tzqg4EH7qC4YtFKG0A91Sp1rfd21AD%2fvUigtg9nMR8MJN9tFIhq9kVtlpg%3d%3d

223:名無虫さん
14/01/09 16:10:49.83 .net
The Natural Garden Resort Khao Soi Dao

ポンナムロン郡
URLリンク(en.climate-data.org)
低地は山影であり決して年間雨量がずば抜けて多いわけではない

224:名無虫さん
14/02/05 20:33:41.32 .net
ナマケモノとガ、切っても切れない共生関係 研究で判明
2014年01月23日 21:54 発信地:パリ/フランス

【1月23日 AFP】ものぐさの度が過ぎて、自分の毛に生えるコケを食べ、まともに動くのは週一度の排泄の時だけ─。
そんな動物はナマケモノしかいない。

そのの生態を詳細にわたって観察し、名前負けしない見事な「怠けっぷり」を明らかした調査結果が、
英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された。

生物学者らの研究チームが行った調査によると、ミツユビナマケモノは、被毛に寄生するする蛾(ガ)と協力することで怠けるの奥義を極めたという。

熱帯雨林の樹上で主に樹木の葉を食べて暮らすナマケモノは、週に1度だけ、排便のために木から地上に降りる。
この際、ナマケモノは肉食動物にとっての格好の餌食となりやすく、非常に高いリスクが伴う。

だが研究者らは、ナマケモノが地面に降りて排便する際、このガが宿主の糞に卵を産み付けていることに気が付いた。
幼虫は糞の中で孵化し、成虫になった後で再び樹上のナマケモノの被毛へと向かう。

ナマケモノに寄生するガは被毛内の窒素量を増やし、また少量ながら排便もする。
これらが肥料の役目を果たし、被毛の小さな刻みにたまった雨水に藻が繁殖する。
そしてこの藻は、普段は樹木の葉しか食べないナマケモノにとって貴重な栄養源になるという。

発表された研究論文は、「この共生関係はナマケモノの生態の根幹をなす要素であり、
そのおかげでナマケモノがより怠けるようになったのかもしれない」と述べている。(c)AFP
____________

▽記事引用元 AFPBBNews 2014年01月23日 21:54配信記事
URLリンク(www.afpbb.com)

▽関連リンク
Proceedings of the Royal Society B
A syndrome of mutualism reinforces the lifestyle of a sloth
URLリンク(rspb.royalsocietypublishing.org)

225:名無虫さん
14/02/05 20:35:18.35 .net
蛍光放つ魚類、180種以上=熱帯サンゴ礁などで米博物館発見

熱帯のサンゴ礁などに生息する180種以上の魚類が緑や赤、オレンジの蛍光を放つことを発見したと、
米自然史博物館などの研究チームが9日、米科学誌プロスワンに発表した。
仲間を識別したり、天敵から身を隠したりするのに使っているとみられ、蛍光を放つ魚類は予想以上に多いという。
 
蛍光を発する海の動物はこれまで、主にクラゲやイソギンチャク、サンゴが知られていた。
下村脩博士がオワンクラゲから発見した緑色蛍光たんぱく質は遺伝子研究に幅広く使われ、ノーベル化学賞受賞につながった。
しかし、魚類はあまり知られておらず、理化学研究所が昨年、ニホンウナギから緑色蛍光たんぱく質を見つけたと発表し、世界的な反響を呼んだ。
 
研究チームは2011年から昨年にかけ、大西洋のバハマ諸島やカリブ海のケイマン諸島、南太平洋のソロモン諸島で調査。
カメラによる撮影法を工夫し、カサゴ類やニザダイ類、トラザメ類、エイ類など50科105属の180種以上が蛍光を放つことを確認した。
今後、医学や生物学の研究に役立つ新たな蛍光たんぱく質が見つかると期待される。(2014/01/09-14:50)
_____________

▽記事引用元 時事ドットコム 2014/01/09-14:50配信記事
URLリンク(www.jiji.com)
緑色の蛍光を放つトラザメ類、エイ類、赤い蛍光のカサゴ類など。
米自然史博物館チームは180種以上の魚類が蛍光を放つことを発見した(米プロスワン誌提供)
URLリンク(www.jiji.com)

▽関連リンク
PLOS ONE
Published: January 08, 2014 DOI: 10.1371/journal.pone.0083259
The Covert World of Fish Biofluorescence: A Phylogenetically Widespread and Phenotypically Variable Phenomenon
URLリンク(www.plosone.org)

226:名無虫さん
14/02/05 20:39:01.35 .net
南米のアルゼンチンで、川に水遊びにきていた人たちが突然、肉食魚の
群れに襲われ、子どもを含む70人以上が手足をかまれたり、指をかみ
ちぎられたりする被害に遭いました。

アルゼンチン中部のパラナ川で25日、夏の暑さをしのごうと水遊びを
楽しんでいた市民が突然現れたピラニアのような肉食魚の群れに手や足などを
次々とかまれました。
けが人は70人以上に上り、このうち、7歳の女の子がかまれた手の指を
切断するなど、指を失った子どもも複数いるということです。
人を襲ったのはピラニアの仲間の「パロメタ」と呼ばれる、どう猛で鋭い
歯を持った肉食魚だとみられています。

地元の人は当時の状況について「川のあちらこちらで被害が出た。かまれた
人たちは数センチに及ぶ深い傷を負っていた」と話しています。
この川では、これまでにも人が肉食魚にかみつかれることが何度かあった
ものの、これほどの規模で襲われた例はないということです。

現場は首都ブエノスアイレスから北西におよそ300キロ離れた都市
ロサリオにある市民に人気の川遊びの場所で、当時、数千人がクリスマスの
休暇を利用して遊びに訪れていたということです。

肉食魚に70人以上が襲われる 南米 NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)

パロメタはURLリンク(trouttimes.exp.jp) Pygocentrus palometa
Palometa Brava、ちょっとカワイイ名前の響きではありますが、その素性は世界最大のピラニア。白く輝く歯がステキです。

しかしスペイン語で調べると
どうも日本で言えば~ダイと名付けられるような縦に薄い魚の多くを、パロメタと呼んでいるらしい

227:名無虫さん
14/02/05 20:42:33.13 .net
ブラジルの野生生物保護当局は27日、大西洋熱帯雨林「大西洋岸森林」に生息する
ジャガーの絶滅が差し迫っているとする研究を発表した。
研究者たちによると、ジャガーの個体数の減少は、縮みゆく熱帯雨林自体にとっても脅威だという。
捕食動物保護の研究機関Cenapがまとめた報告書によると、大西洋沿岸森林の
ジャガーの成体数は過去15年間で80%減少し、250頭になった恐れがある。
さらに生殖年齢にある成体数はその5分の1に過ぎないという。

■熱帯雨林の9割が開発で消失
マタ・アトランティカとの別名をもつこの熱帯雨林には多彩な動植物が生息し、
とりわけ固有種の宝庫となっている。
かつては国土の15%に当たる120万平方キロ以上の面積を持ち、アマゾンの
熱帯雨林の25%を占めていたが、乱伐や牧場開発、都市化の進行の結果、
ここ数世紀の間に90%以上もの面積が消失した。
ブラジルの環境NGO「SOSマタ・アトランティカ基金」によると、現在の面積は
わずか2万8600平方キロほどだという。

ジャガーにとっては生息地の減少によって、エサの探索と狩りの双方に悪影響を被る。
生物学者のペドロ・ガレッティ氏は一例として、ジャガーが家畜の牛を捕食した場合、
農場労働者たちはジャガーを殺すことをためらわないというケースを、
地元紙「フォリャ・ジ・サンパウロ」紙に語っている。

Cenapのディレクター、ロナウド・モラト氏は、この地域の食物連鎖の頂点に立つ
ジャガーの減少が、多様性を誇る熱帯雨林の生態系にとって明らかな脅威だと警告している。
Cenapは来週から、残存するジャガーを観測衛星で追跡する新プロジェクトに乗り出す。
URLリンク(www.afpbb.com) 

ブラジル大西洋岸の森林にまだジャガーが残っていたなんて奇跡だな

228:名無虫さん
14/03/27 23:43:29.69 .net
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
ナナフシは白亜紀から植物に擬態
 最初の鳥が飛び始めるのとほぼ同じころ、ナナフシは植物に変装することを覚えていたらしい。
顕花植物の出現以前、およそ1億2千万年前から、ナナフシは植物の葉に扮していたという研究結果が発表された。

 モンゴルで発見された化石は、小枝を真似るナナフシの最も初期の事例を表している。
ナナフシ目は現在、3000種以上が記載されており、ナナフシをペットとする愛好家もいる。

“古代の黒筋ナナフシ”を意味するクレトファスモミマ・メラノグラマ(Cretophasmomima melanogramma)と
学名が付けられたナナフシの化石の発見は、北京にある首都師範大学のマオミン・ワン(Maomin Wang)氏が率いるチームによって報告された。

「われわれの祖先は、1億2千万年も前から、既に枝や葉を擬態した昆虫によって騙されていた」と、
この研究の共著者でパリ、ソルボンヌ大学のオリビエ・ベソー(Olivier Bethoux)氏は語る。「この発見により、
顕花植物の出現以前から、ナナフシを含む様々な昆虫による植物擬態が行われてきたことが明らかとなった」。

◆新しい葉

 恐竜の時代、視覚的に昆虫を捕食する初期の鳥類や哺乳類の到来は、進化の過程で急速に植物擬態と
いう術を昆虫に与えたとベソー氏は述べる。

「この発見は、初期の昆虫と植物の共進化に関するより興味深い証拠である」と、研究には参加していない
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の古生物学者サム・ヘッズ(Sam Heads)氏は語る。昆虫は化石記録に
良い状態で保存されていないことが多いため、今回の新しい標本は特に研究者たちを喜ばせるだろうと同氏は付け加えた。

 古代のナナフシは、尾から触角の先端まで約7センチあった。その3つの化石(メス1匹とオス2匹)は、モンゴルの
化石発掘現場で見つかった。しかし、今回の研究者たちが実際に発見したのは、フランスと中国で長い
間調査されないまま保管されていたコレクションの中だった。

 ナナフシの化石には、どれも羽に沿って平行した黒い線が走っている。その線は、ナナフシが誕生した
中国とモンゴルにまたがる熱河生物群(Jehol biota)で化石となったイチョウの葉に似ている。

229:名無虫さん
14/03/27 23:44:28.20 .net
◆隠れ上手

 顕花植物が最初に広く多様化し、樹皮や枝を急速に成長させた1億年前の“大被子植物分化
(great angiosperm radiation)”と呼ばれる時期に、ナナフシは植物を擬態するようになったと研究者たちは考えてきた。

 ほかのナナフシの近縁種は、さらに古い地層から発掘されたが、「どれも植物擬態能力を
表すような特徴を示していない」と、ベソー氏は述べる。

 しかし、今回のようなナナフシに関する発見はまだどこかに隠れている可能性があると、
イリノイ大学の州自然史調査所で昆虫キュレーターを務めるクリス・ディートリッヒ(Chris Dietrich)氏は話す。

 化石昆虫の専門家が少ないため、「論文に記載されたものを含め多くの化石は、
だれかに調査されるまで数十年も博物館の中で待ち続けている」という。

 研究結果は、「PLOS ONE」誌オンライン版に3月19日付で発表された。

Dan Vergano, National Geographic News

230:名無虫さん
14/03/27 23:46:07.62 .net
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
キノカワカマキリの新種、19種発見
 中米から南米に生息する動きの非常に素早いカマキリが、新たに19種見つかったとする研究結果が発表された。

 今回、科学誌「ZooKeys」に研究成果を発表したクリーブランド自然史博物館の無脊椎動物学キュレーター、
ギャビン・スベンソン(Gavin Svenson)氏は、「キノカワカマキリは頭の細いゴキブリにそっくりだ」と言う。

 新たに発見された種のうちいくつかには、ユニークな学名が与えられた。例えばLiturgusa algoreiは、元副大統領で
環境活動家のアル・ゴア氏に敬意を払って命名された。Liturgusa krattorumは、アメリカのテレビで人気の2つの
子ども向け動物番組で司会者を務めるマーティン&クリス・クラット(Martin and Chris Kratt)氏にちなむ。また、
スベンソン氏は2種のキノカワカマキリに、娘達の名前であるテッサとゾーイを使っている。

 これまでに知られていたキノカワカマキリはわずか10種で、この新しい研究によってキノカワカマキリの生物多様性は一挙に3倍近くに高まったことになる。

「この論文はこれから長きに渡り、キノカワカマキリに関する権威ある研究となるだろう」と、ノースカロライナ自然科学博物館で
調査・採集を担当する副館長、ジェイソン・クライアン(Jason Cryan)氏は述べる。クライアン氏は研究には参加していない。

◆すばやい、隠れたハンター

 スベンソン氏は、北米、南米及びヨーロッパの博物館が所有する500点以上のキノカワカマキリ標本を調査し、中南米の8つの国で採集を行った。

 キノカワカマキリのほとんどは、樹皮や地衣類に隠蔽擬態する。木の幹や枝の上で生活し、そこから下を見下ろして小さい昆虫を捕まえる。

 カマキリは獲物をひっそりと待ち伏せして捕らえると考えられがちだが、スベンソン氏によると、キノカワカマキリは活発に獲物を探し
追いかけて捕獲する。「キノカワカマキリはとても素早い」と同氏は言う。

 擬態が巧みで動きが速いため、キノカワカマキリを捕まえるのは難しい。スベンソン氏は、長くて曲がった棒を使って木の幹の裏を叩くという方法を考え出した。

231:名無虫さん
14/03/27 23:46:56.01 .net
「カマキリがいることにこちらが気づくより先に、カマキリの方がこちらに気づいて、木の裏側へサッと入り込んで
しまうことがほとんど。棒で木の裏側を叩けばカマキリは木のまわりを回って前へ出て来るので、そこを網で囲い込むか、手の平を被せて捕まえる」。

また、夜、暗闇の中でカマキリの目に眩しいスポットライトを当て、カマキリの目を一瞬眩ませて捕まえる方法も取ったという。

◆予測できない運命

 今回の論文に記載された種の多くには標本がわずかしかなく、50年から100年前に採集されたもので、採集場所の中には現在、
農地や都市になっている場所もある。

 キノカワカマキリの中に絶滅の危機に瀕した種、またはすでに絶滅した種がいるのかどうかはわかっていない。
今回の研究でこの不思議な生き物についてより多くのことが明らかになればよいとスベンソン氏は語っている。

232:名無虫さん
14/04/10 02:40:45.14 .net
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
トゲだらけの新種アマガエル、ベトナム

April 8, 2014
 ベトナムの人里離れた山岳地帯で、ピンクと黄色の体表一面がするどい突起で覆われた新種のカエルが発見された。
 東南アジアに生息する両生類の研究が専門のジョディ・ローリー(Jodi Rowley)氏と彼女の同僚達は、
こん なトゲだらけのカエルは見たことがないと口を揃えて言う。

 なぜなら、体表がトゲで覆われたこの新種のアマガエル(学名:Gracixalus lumarius)、
生息地がベトナム 中部のゴクリン山とその周辺の標高1800メートル以上の山に限られるためだ。

「木を注意して見ると、必ずと言っていいほどこのカエルがいた。どうやら、この辺りの山頂にだけ生息してい るようだ。
ベトナム中部の山岳地帯は、ほかでは見られない両生類が多く生息することで知られている」と、シ ドニーにあるオーストラリア博物館の生物学者、ローリー氏は話す。

◆タフな愛

 ローリー氏らのチームは、世界中で最も多様な両生類の生息地として知られるベトナムの山岳地帯を定期的に 訪れ、
調査を行っている。2013年には、ホー・チ・ミン市近郊に生息する、ピラピラした前足を持つ新種のヘレ ントビガエル(学名:Rhacophorus helenae)を発見した。

 ベトナム中部の山岳地帯には、両生類を探すのに適しているとは到底思えないような地形が広がっている。
険 しくゴツゴツとした山が連なり、カエルが生息できるような水場もほとんど見当たらない。しかし、
ローリー氏 らのチームは、ベトナムの山に生息するカエルが水の溜まった小さな木のうろを住処にしていることを突きとめ ていた。

 ローリー氏が体長5センチほどのトゲだらけのアマガエルを見つけたのも、やはりそういった木のうろの1つだ った。

233:名無虫さん
14/04/10 02:41:26.38 .net
 このカエルの最大の特徴は、オスの背中から頭部をくまなく覆っているトゲ状の突起だ。「触ると、紙やすり のように
ざらざらしている」とローリー氏は話す。ローリー氏らのチームは、ナショナル ジオグラフィック研 究・探査委員会(CRE)から
資金提供を受けてこの研究を行っている。突起は人間の爪やサイの角にも含まれる ケラチンというタンパク質でできている。

 このカエルの生態系と自然史についてはまだほとんど分かっていない。しかし、突起は繁殖期に大きくなる
ことから、メスがオスを探す際の目印になっているのではないかとローリー氏は考えている。

◆不透明な未来

 しかし、カエルの未来をおびやかす数々の脅威の前では、このような感動的な愛も無力なようだ。

 東南アジアは世界で最も急速に森林破壊が進んでいる地域だ。このカエルの生息地はいくつかの山に限られ、
また山頂では気候の急速な変動も危惧されていることから、生息地の消失と気候変動の影響は深刻なものになる だろう。

「今回、新種のカエルの存在が明らかになった。このカエルが今後も確実に生き延びられることを願っている」 とローリー氏は語っている。

 今回の研究結果は、「Zootaxa」誌オンライン版に4月2日付けで発表された。
新種のアマガエル
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

234:名無虫さん
14/05/02 22:27:57.52 .net
URLリンク(jp.wsj.com)
2014年 4月 29日 09:18 JST 世界の資源は枯渇せず―有限説はエコロジストの杞憂
 人間が世界の資源を「使い尽くしている」とか、石油が「枯渇しつつある」とか、汚染に対応する大気の能力が
「限界に達している」とか、これ以上人口が増えれば土地の食糧生産能力に「余力がなくなる」という言葉を
何度聞いたことがあるだろう。こうした言葉が出てくるのは、金属や石油、きれいな空気、土地といった資源は有限であり、
人間が消費することで資源を使い尽くす恐れがあるという前提があるからだ。

 世界自然保護基金(WWF)インターナショナルのジム・リープ事務局長は「私たちは地球が持続的に生産できる
量より資源を50%多く消費している。方向転換を図らない限り、この数字は急速に増えるだろう。2030年には
地球が2つあっても足りなくなる」と話す。

 しかし、人類の歴史には奇妙な特徴がある。それは、人間がそのような限界を何度もぶちやぶってきたというものだ。
結局のところ、サウジアラビアの石油相がかつて言ったように、石器時代は石がなくなったから終わったわけではない。
生態学者はこれを「ニッチ構築」と呼ぶ。ニッチ構築とは、人間(実は人間以外の一部の動物もそうなのだが)は何らかの
方法で自分たちの生息環境の生産性を高め、新たな機会を作り出すことを指す。農業はその典型だ。私たちは自然の
恵みに頼ることをやめる代わりに、さらに大きな恵みを人工的に作り出した。

 これと同じ現象を経済学者はイノベーションと呼んでいる。経済学者が生態学者の何にいら立っているかと言えば、
生態学者が限界が静的なものであることを前提に物を考えるからだ。鯨油が枯渇し始めたころ石油が発見されたことや、
農場の収穫高が横ばいになったときに化学肥料が登場したこと、ガラス繊維が発明されると銅の需要が落ち込んだことを
生態学者は理解できないようだ。

 生態学者も同じように経済学者に不満を感じている。経済学者は成長に限界があるという現実に向き合わなくても済むように
「市場」や「価格」という迷信のような魔法を信じている、と生態学者は感じている。生態学者の会議で拍手喝采を浴びたければ、
経済学者を侮辱する冗談を言えばいい。


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