21/03/09 20:47:34.34 FSGnGgKv.net
以前あった情報開示請求に関してガチなの見つけたので張っておく
某プロバイダに勤めてる者です。割と結構こういう事例多いので書かせてください。
基本的に企業や個人といった民事での開示請求は殆ど通りません。検察が扱うような刑事事件(詐欺や強盗等)の場合は開示する事が多いです。
※ 開示される事は殆どないにしろ、プレキルさんが仰る通りリスクは0でないのでネット上で第三者の目に触れる所で喧嘩するのは危険なのでやめましょう。
（以下は開示を拒否できる法的理由です。）
インターネット上における通信は、憲法で保証する通信の秘密(日本国憲法第21条第2項)に該当します。
従ってプロバイダ(以下ISP)は、顧客の個人情報を漏洩してはいけない事、また公権力による調査の対象になりません。
→ つまり開示請求をしないと、検察や国家であろうが裁判所で認められない限りは開示しないよという事になります。
また電気通信事業法に基づき、ISPは電気通信事業を行うものとされてます。
この電気通信事業法では個人情報の開示に関しても規定があり、第17条第1項では「本人又は第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがある場合」は開示しない、とあります。
名誉毀損など刑事裁判までの流れの中でまず2つハードルがあります。
- 1つ目の壁は、アプリ運営会社に通信ログの開示請求をしないといけない事。
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原告者
↓(開示請求) ↑IPなど
アプリ運営会社
- 2つ目の壁は、通信ログを元にプロバイダを特定して契約者情報の開示を請求する事。
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原告者
↓(開示請求) ↑(契約者情報)
プロバイダ
ここでやっと個人情報が割れるので通信ログを元に刑事裁判へと繋がります。
IPといった情報は場合によりますがそこそこ開示が通ります。しかしプロバイダは契約者の個人情報の扱いには神経を使っているので中々開示する事には消極的です。
原告の方がどこまで手続きをしているかは不明ですが、自宅に内容証明郵便などが届いてない限りは安心して良いかと思います。
長文失礼致しました。