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レンタカーの回収業務に当たる運転手に、速度違反をしなければ不可能な指示を出したとして、
京都府警は２３日、大阪市浪速区のレンタカー回収会社「メビウス２１」と、社長の山本弘義容疑者
（６９）（奈良市）ら４人を道路交通法違反（速度違反の容認）の疑いで書類送検した。
山本容疑者は「速度違反は把握していたが、運転手とは雇用関係になく納得できない」と否認している。
発表では、山本容疑者らは２０１１年３月、金沢市の男性運転手（４２）が京都府八幡市内の国道を
制限速度の３５キロオーバーで走るのを容認した疑い。府警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
今年２月、この運転手が速度違反で逮捕され、「寝る間もなく回収指示が出て、速度違反をしないと
間に合わなかった」と供述。府警は３月に同社などを捜索し、約５年前から運転手らが年３０回程度、
速度超過で検挙されたのを同社が把握していることを確認した。