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トラック運送業界の労働環境協議01月30日 07時06分URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
長時間労働や人手不足が深刻な問題となっているトラック運送業界の労働環境の改善について話し合う協議会が２９日、松山市で開かれました。
協議会は、トラック運送の現場で働くドライバーの労働環境の改善をはかろうと、四国運輸局や愛媛労働局が３年前から定期的に開いています。
２９日はまず労働局の担当者が、５年後の２０２４年４月からドライバーの時間外労働が年間９６０時間までと上限が設けられることなどについて説明しました。
これに対し運送事業者からは、「過重労働の是正やドライバーの健康管理は当然、大事だが、
地方では人手不足が深刻で他社との競争を考えると達成は非常に厳しい」などと実情を訴えました。
このあと、運送業界に詳しいシンクタンクの専門家らが労働環境の改善に向けた取り組みを紹介し、
取引先の協力を得て配送場所を１か所にまとめたり、高速道路を積極的に利用できるよう、運賃を見直したりすべきだなどと述べました。
参加した宇和島自動車運送の和田祥孝社長は「長時間労働の是正のため国の規制達成に向け努力し、
ドライバーを目指す若者を増やせるよう健康管理を重視するなど働きやすい環境を整えていきたい」と話していました。