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>>165続き
警察への浸透を企図
創〇学〇には「水滸会遺戒置文二十六箇条」なる秘密文書がある。これは創〇学〇の原島嵩元教学部長によれば、昭和53年頃、池田紙が佐久間昇副教学部長に命じて、池田氏自身の「天下取り」構想を戸田城聖会長の言行録としてまとめたものだという。
その中には、「総理大臣」の位置付けや「総理大臣」ポスト奪取の構想をはじめ、「官庁」への浸透の必要性、「政治家対策」など、若い時分から「天下を取ろう」をキャッチフレーズにしていた池田氏の「天下取り」のための構想、青写真が述べられているが、その中に「警察権力」への浸透方法として、警部や警部補などの現場の指揮者を学〇員で占めていく構想が語られている。
民社党の元委員長で、非自民連立政権で厚生大臣などを務めるなどした大内啓吾氏は、平成7年に開催された「創〇学〇による被害者の会」の集会の席上、厚生大臣時代、警察関係者から警視庁には4000人もの学〇員の警察官がいると聞かされた旨、語った事実がある。いくら学〇員とはいえ現職警察官が、今回、書類送検された千葉南署の巡査長のように、創〇学〇・公〇党のために軽々に違法行為を犯すとは考えたくないが、「水滸会遺戒置文二十六箇条」などの存在もあるだけに、気になるところ。
いずれにせよ竹入元公〇党委員長や龍元都議会公〇党幹事長、そして山崎元創〇学〇顧問弁護士らが明らかにしているように、創〇学〇は公〇党の政治力を背景に、警察や検察を自家薬籠中の存在とし、学〇員らによる犯罪を隠蔽するとともに、その権力を対立する人物や団体を攻撃するための武器として利用している。
北海道警や福岡県警などで発覚した捜査費裏金問題を追及することも重要だが、同時に警察が創〇学〇によって汚染されていないかどうか、偏向していないかどうか、こうした点についても厳しい監視が必要である。
乙骨正生(おっこつ・まさお)フリージャーナリスト。1955年生まれ。創〇中学・創〇大学法学部卒。宗教・政治・社会分野などを取材、週刊誌・月刊誌を中心に執筆。著書に『怪死』(教育資料出版会)『公〇党=創〇学〇の野望』『公〇党=創〇学〇の真実』(かもがわ出版)など。