24/04/07 19:21:26.74 neu/Zdwj0.net
双極性障害:フィンランドの研究では、50歳以上の父親と30~34歳の父親で比較したところ、子供が双極性障害と診断される可能性は2.84倍でした。
統合失調症:2000年から2020年の間に発表された最近のレビュー23件によると、父親の高年齢化と子供の統合失調症のリスクとの間に強固な関連があります。統合失調症を発症すると予測される子供の割合は、父親の年齢が25歳未満では141人に1人、30~35歳では99人に1人、50歳以上では47人に1人と推定されています。
自閉症:400万人の子供を対象とした集団ベースのコホート研究では、母親の年齢を調整した後、45歳以上の父親の子供が自閉症と診断される可能性は2.27倍でした。
注意欠陥多動性障害(ADHD):CDCによると、アメリカの3歳~17歳の9.8%がADHDとのことです。1973年から2001年の間にスウェーデンで生まれたすべての人(約262万人)を対象とした研究では、20~24歳の父親の子供と比較すると、45歳以上の父親の子供がADHDと診断される確率は約13倍でした。
子供の知能:いくつかの大規模な研究では、高齢の父親の子供は男女ともに認知能力が低いことが報告されており、最も若い父親と最も高齢の父親グループの子供は知能スコアが低いという、逆U字型の関係が確認されています。
その他、高齢の父親の場合には小児期に父親の死を経験する可能性が高くなり、早期の死別に伴う心理的・発達的な影響が出てくる可能性が高くなるというリスクなどが挙げられています。また、育児行動が優れているというエビデンスは得られなかったという結果も記載されていました。
男性が40代または50代で子供を持つことは、その子供の神経発達障害や精神疾患のリスクが高まることにつながりますが、それらの多くは発生率が低いため、高齢の父親のほとんどは健康を享受できるとしばしば論じられているものの、発症率が高いADHDにおいては当てはまるとは言えないようです。