21/09/26 23:17:48.00 YPKipWSR.net
中国製鶏肉の品質問題に続き、商品代金の取り過ぎまで発覚して消費者の信頼を大きく失墜させてしまった日本マクドナルド。
来店客数が直近14か月連続で前年比マイナスを
続けていることは当サイトでも報じた通りだが、このまま加速する“客離れ”を食い止められなければ同社の業績回復は望めない。
しかし、客数減にさらなる追い打ちをかけてしまいそうな懸念材料もある。
8月1日から国内すべての店舗(3135店)で実施している「全席禁煙化」だ。
これまで店内喫煙に関するマックのスタンスは、分煙化の推進だった。
<それぞれの店舗では、店舗をご利用されるお客様のニーズを踏まえて、
禁煙や時間帯あるいは曜日によっての分煙を実施いたしております>(以前の同社HPより)
喫煙スペースはタバコの煙が漏れないよう、天井から床まで四方を仕切った席を設ける店舗が多く、
愛煙家のビジネスマンやシニア層の“憩いの場”となっていた側面もある。事実、こんな声が聞かれた。
「毎朝、散歩がてらにスポーツ新聞を買い、マックで一服しながらコーヒーを飲むのが定年後の日課になっていました。
コーヒーの味も数年前のリニューアルで深みが増して気に入っていたのに……。7月に突如タバコが吸えなくなってからは、
駅前のコーヒーチェーンに行っています」(千葉県在住・60代男性)
同社は全席禁煙を決めた理由について、<お子様連れを含むすべてのお客様に、
よりきれいな空気と健康に配慮した環境のなかでお食事をお楽しみいただけるよう配慮してまいります>とコメントしている。
確かに今期の業績テコ入れ策として、キッズ・ファミリー客をターゲットに店舗改装や
子供向けセットメニューの拡充を図ってきた同社にとって、全席禁煙はイメージ戦略上も必須だったのかもしれない。