21/09/30 01:00:37.65 nFhzSETu.net
新人アニメーターは時給120円 という現実
新人アニメーターを、せめて契約社員か固定給契約で採用して下さい。
新人アニメーターを、3万円で月250時間働かせるのはあまりにも酷です。いつもおなかを空かせていて、だんだんやせていく新人アニメーターを見ていると、もうなんといっていいかわからないほどつらい。悲しすぎる。
学校出たての新人が、いきなりプロ水準の仕事で食べていけるわけ、ないじゃありませんか。あまりに無茶な設定です。
3ヶ月程度たてば800枚描けて16万円くらい稼げるようになる、なんて書いてあるサイトもありますが、そんなのは20年前の話です。
現実とかけ離れすぎています。
どれほどキャリアのある優秀な動画検査でも、今風の絵柄の作品で、1ヶ月に動画を800枚描くことは不可能です。
動画の仕事は、昔と違い、とても繊細で丁寧な仕事に変わってきているんです。品質水準の要求が、年を追うごとに、どんどん高くなってきているんです。
能力の高い人が、睡眠時間を削り、休日なしで最大限働いても、1ヶ月に500枚の動画を描くのがやっとです。
せめて固定給10万円以上で、新人アニメーターを採用してあげてもらえませんか。
彼女ら彼らは9時~5時以上に働くはずです。
不採算なのはわかっています。でも不採算になる原因は、あり得ない予算配分と単価設定のためであり、新人アニメーターの働きが悪いためではありません。
採用試験を受け続け、あんなにも大好きだったアニメの仕事に就き、念願のアニメーターになった新人が、食べるものにも事欠き、やめていくしかない現状を見続けるのはつらい。
アニメーター職種の中で、中核を構成すべき、確実に信頼できる仕事をあげてきてくれる多くのアニメーターたちがいなければ、作画の水準を保つことなんて出来ないです。
精一杯の努力をしてくれている会社もありますし、固定給採用を実現させた会社もあります。でもそれは極めて少数です。
新人アニメーターが食べて行かれる賃金を、ぜひおねがいします。
※東京都の最低賃金は時給888円、25日働けば15万円以上です。
URLリンク(yaneurablog.blogspot.jp)