21/09/28 03:02:36.27 YwEat2h2.net
後援会などの政治資金収支報告書をめぐる不明朗会計問題で、小渕優子経済産業相が二十日、
辞任に追い込まれた。小渕氏の父である故・小渕恵三元首相と小渕氏の秘書を計三十数年務めた
中之条町の折田謙一郎町長も、小渕氏の政治団体について「私がチェックし、政治資金収支報告書を
作成した」として、突然、辞表を提出。小渕氏の地元中之条町には衝撃と戸惑いが広がり、県民から
厳しい声が上がった。県政界にも波紋が広がった。 (山岸隆、伊藤弘喜、杉原麻央、大沢令)
「現職の町長がそんなことをしていたなんて、びっくりした」。中之条町の六十代の女性は役場前で
驚いた顔で話した。折田氏は報道陣に出したコメントで「町長になった後も生涯小渕の秘書として
お仕えする気持ちは変わりない」と心情を吐露。小渕氏の資金管理団体や関連する二つの政治団体の
収支報告書の作成を担っていたと説明した。
女性は「町は昔から『小渕王国』。町長も小渕さんの親類のような感覚で作成を引き受けていたのか。
二人の辞任はショックだ」。
小渕恵三元首相が生まれ育った中之条は、選挙区である群馬5区の中でも牙城。町議の一人は
「『父親と比べて優子さんは何もしない』とこぼす支持者も、選挙になれば応援し、圧倒的な票を集める。
支持は絶大」と話す。折田町長はその土地柄で二〇一二年、小渕優子氏の秘書から町長に無投票で当選。
隣町の東吾妻町の町議は「小渕氏をかばいたい一心だったのでは」と推測した。
一方、小渕氏は記者会見で、資金管理団体がネギやベビー用品などを購入していたことを「社交儀礼」
「公私の区別はつけている」と説明。東京・明治座での観劇会の支出が集めた参加費を大幅に上回った
理由を明確に答えられなかった。