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格差論争 ピケティ教授が語る 10月17日 13時10分
Q:資本主義が問題なのですか?
ピケティ教授:
資本主義を否定しているわけではありません。格差そのものが問題だと言うつもりもありません。
経済成長のためには、ある程度の格差は必要です。ただ、限度があります。
格差が行きすぎると、共同体が維持できず、社会が成り立たなくなるおそれがあるのです。どの段階から行きすぎた格差かは、決まった数式があるわけではありません。だからこそ過去のデータを掘り起こして検証するしかないのです。
なぜ格差は広がったのか。
富を手に入れる方法を単純化すると、▽一般の人のように、働いて賃金やボーナスを受け取る方法と、
▽資産家のように、金融資産の利子や株式の配当などを受け取る方法があります。
ピケティ教授は、富裕層の資産が増えるスピードが一般の人の賃金などが増えるスピードを上回っていることが問題の根源だと強調。
つまり、働いて稼ぐよりも相続や結婚などを通じてお金を受け取るほうが手っ取り早いというのです。
そして、▽資産を持つ者がさらに資産を蓄積していく傾向がある、
▽格差は世襲を通じて拡大する
と結論づけました。
では、どうする?
それでは、いったいどう対応すればよいのか。
この論争で賛否が激しく分かれているのが「解決策」です。ピケティ教授は、富裕層に対する課税強化を訴えています。
格差を縮小するには、累進課税が重要で、富裕層に対する所得税、相続税の引き上げが欠かせません。
国境を越えて資金が簡単に動かせる今、課税逃れを防ぐために、国際的に協調してお金の流れを明らかにするなど、透明性のある金融システムを作ることが必要です。
ピケティ教授の本の日本語版は「21世紀の資本」として12月に発売される予定です。
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