21/04/21 15:39:26.27 2fSRjcY4.net
両親の年齢と子どもの発達
浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター 土屋 賢治
(共同研究者)
浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター 教授 武井 教使
浜松医科大学 周産母子センター 臨床教授 伊東 宏晃
浜松母と子の出生コホートデータを用いて、両親の挙児年齢と、児の身体発達、神経発達、自閉症スペクトラム障害(ASD)発症リスクとの間の関連を多面的に解析した。
児の身体発達、神経発達は、両親がともに 40歳以上のグループにのみ遅延する傾向がみられたが、chance findingの可能性があり、慎重な解釈が求められた。
一方、児の ASD発症リスクについては、父親・母親の年齢がそれぞれ単独に ASD発症リスクを高める効果があるものの、父親・母親がともに高年齢であると発症リスクが下がる交互作用が認められ、高年齢の父親と若年の母
親、あるいは若年の父親と高年齢の母親の組み合わせにリスクが集積する可能性が示唆された。
ここに、両親の挙児年齢と児の発達予後をさらに詳細に調査するための仮説形成の余地が見出された。
URLリンク(www.congre.co.jp)