13/08/18 NY:AN:NY.AN .net
しばらく経っても改めての報告のようなものはなく、ちょうど班員数名が同じ会に出る機会があったので、他の班員よりも早く着いた私は彼女に声をかけた。
場所を移して、「本人の口から班員たちに報告をして欲しい」「報告が遅れたとか、式云々の話はしなくていい」「さらっと結婚することになったということだけ伝えて」という依頼をした。
「本来であれば管理職が気をまわして連絡しても良いものだと思うが、新入社員であるあなたに気をつかわせてもうしわけない」という言葉も添えた。
結局、彼女はその日のうちに会に来た班員には報告をしたようなのだが、彼女からの結果報告も班員たちからの話も聞いてないので私は詳細を知らない。
その後、彼女から班あてに封筒が届き、先々週あたりに開封されると中身は披露宴の招待状。
封筒には、「先日の月例会で渡そうと思っていたが渡せなかった」という趣旨の手紙も同封されており、破ったノートに鉛筆書きだったのはちょっと気になった。
班員たちは嬉々と受け取っていたので、たぶん全員出席するのだろう。
学生時代からの付き合いがある社内結婚で、おそらく新郎側の部署も全員招待されているだろうから、欠席すると悪目立ちする。
でも私はなんか素直に出席の返事が出せず、じわじわと締切が近づいている。
だって私は彼女から披露宴に職場の人を呼ぶという話や打診は受けていないし、これまでの経緯を考えると、ひょっとしたら当初は数に入っていなかったんじゃないかとすら思っている。
確認や相談をしたら本人の耳に入って嫌なお局様になるので割り切って出席するのが無難なのはわかっているけど、なんかモヤモヤする。