15/06/02 11:07:41.87 KDlCFu0Y.net
(>>682 FAQ回答の続き)
Q3) 摂取した脂肪酸がケトン体になるのと、体脂肪がケトン体になるのはどっちが先行?
A3) 食餌由来の脂肪酸が体脂肪β酸化亢進のスイッチを入れるので
食餌由来の脂肪酸消費と内臓脂肪の消費は、並行して行われる。
内臓脂肪や肝細胞内の脂肪酸は、優先的に消費され、ケトン体に変換される。
他臓器が脂肪酸β酸化で産生したアセチルCoAは、体循環を介して肝臓に到達し、ケトン体に変換される。
皮下脂肪からケトン体産生されるための前段階として、肝貯蔵グリコーゲンを減らし
皮下脂肪から血中に遊離脂肪酸を放出させ
諸臓器で脂肪酸β酸化を行わせてアセチルCoAを作らせる必要がある。
そのために、相応の絶食時間を設けるか、有酸素運動負荷を加える。
Q4) ケトン体はどんなペースで消費されるの?
A4) ケトン体1分子は、アセチルCoA 1分子と同等の速度で、クエン酸回路内で消費される。
Q5) ケトン体に飽和という概念は無し?
A5) ある。揮発性のアセトンとアセト酢酸は、飽和度を超えれば呼気から揮発する。
不揮発性のβヒドロキシ酪酸は、治療的ケトン食水準でも飽和することはなく
血中濃度10000μmol/dlを超え、余剰は尿中に捨てられる。
Q6) 脳が必要なブドウ糖は120g/dayって言われてるけど、代替のケトン体だとどんな量?
A6) 血中βヒドロキシ酪酸濃度5000μmol/L前後で、血糖値40-60mg/dl程度かつ意識清明維持が可能。
中鎖脂肪酸摂取で、βヒドロキシ酪酸濃度高水準維持と糖新生抑制状態を人為的に作り出せる。
高濃度ケトーシス併用で意識清明維持できる血糖値下限は、35mg/dl程度。
以上。
さらなる詳細を知りたければ、生化学の成書や脂質代謝関連の総説を読まれたし。