09/02/14 06:51:27 .net
>>29続き
俺らは、個人の実力は女子より上だったが、
人数は女子の方が多く、どちらかと言うと不利だった。
でも、もしこれで負けてボールを女子にとられたら、
明日から他の男子にバカにされることになる。
だから必死だった。
しかし始まってみれば、ぜんぜん違った。
身体は女子の方が大きかったが、動きが遅く、
みんな当てられて、すぐに女子は一人になった。
ただ、一人残った子は勉強もできて、運動もできる子だった。
おまけに、身体が大きくて綺麗な顔をしてたので
ひそかに男子の人気があった。
男子はみんなその子に自分がボールを当てようと必死だった。
俺が中央の線の近くでボーっと見てると、その子がボールを受け止め
近くに居た俺を狙って投げた。
俺は、いつものように逃げずに受け止めた。
そして、いつも男子にやるように、至近距離から力いっぱい
その子の胸元にボールを投げた。