19/02/21 01:11:02.99 UBLlAL+T.net
可逆過程であるためには、変化の途中において、系内および系と周囲との間で熱平衡、力学的平衡、化学的平衡が保たれていることが必要であり、このような理想化した状態変化を準静的過程と言う。
可逆過程は常に準静的だが、準静的過程であっても可逆でないものは存在する.[1]。
たとえばピストンとシリンダーの間に摩擦が存在する状況下で気体を準静的に圧縮する過程は準静的だが可逆ではない[2]。
他の形のエネルギーが摩擦や抵抗により熱エネルギーに変わる現象は、常に非可逆となる。
ただし文献によって用語の混乱があり、可逆過程と準静的過程を同義に使う文献[3]もある。